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2017年1月11日水曜日

映画:ゴーン・ガール

2014年公開のアメリカ映画。
原作は2012年に発表されたギリアン・フリンによる同名の小説。
監督はデヴィッド・フィンチャーで、「セブン」「ファイト・クラブ」「パニック・ルーム」「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」「ドラゴン・タトゥーの女」を手がけてる、といえばその独特の手触りを思いだす人も多いんじゃないでしょうか。

この「ゴーン・ガール」は公開時にかなり話題になったんですが、私は未見でした。
じつはおなじギリアン・フリンの原作をもとに作られた「ダーク・プレイス」が2015年に公開されていて、なぜか私はこれが「ゴーン・ガール」の続編だと思いこんでいたんですね。
で、「ダーク・プレイス」は主演がシャーリーズ・セロンなので、「これは見なければ」と思っていたわけなんですが、続編からではなく、先に公開された「ゴーン・ガール」をまず見なければと思い、見たわけです。
実際には別の映画です。

妻が失踪します。
殺人事件かもしれない証拠がいろいろと出てきます。
マスコミがわんさか介入してきて、ベン・アフレック演じる主人公のニックは悪者に仕立てあげられていきます。
ニックは実際にかなりろくでもない男なのです。

謎解き要素が多い前半ですが、後半になると映画の要素は一変します。
意外な展開です。
意外すぎて、破綻ぎりぎりです。
いや、これ、映画作品として構造は破綻しているでしょう。
意外な展開なんだけど、ある意味、典型的な展開ともいえます。
あ、やっぱりね、という展開でもあります。

妻役のロザムンド・パイクがなかなか鬼気迫る演技を見せています。
(鬼気迫りすぎてオトコとしてはツラい)

この映画の世評として、「恋人同士で観に行ってはいけない」というものが多かったそうです。
さもありなん。
「親密な関係」をきちんとつながりの修復していかないとこうなるよ、という警告でもありますね。

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