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2016年10月3日月曜日

国立《くにたち》散歩

音読療法と朗読の活動をともにしている野々宮卯妙の娘が国立に遊びに来たので、国立散策に付き合いました。
なんでもなかしましほさんという有名なお菓子作りの人の店〈フードムード〉に行ってみたいということなのでした。

フードムードは国立駅から西南西に向けてまっすぐにのびる富士見通りのほぼどんつきにある店で、私が住んでいる国立東からは歩いて20分くらいかかります。
まあ、散歩にはちょうどいい距離です。
あいにく涼しい空気でしたし。

富士見通りはすでに何度かあるいたことがありますが、なかなかおもしろい店がたくさんあって、毎回発見があります。
駅から東南東にのびている反対側の旭通りという商店街もあるんですが、こちらは富士見通りとはなんとなく雰囲気がちがう。

富士見通りにはチェーン店ではないカフェや食べ物屋、雑貨屋、美容室、その他さまざまな店がならんでいます。
途中、「アゲハの幼虫をとらないでください」と注意書きが出ている家があって、よく見ると植え込みの柚子の低木にたしかにアゲハの幼虫や蛹が何匹かくっついています。
羽根木の家の庭でもよく見かけました。

フードムードは行列ができるほどの人気店で、お菓子のテイクアウトと、そこでお茶が飲めるカフェになっています。
そこでシフォンケーキをいただきながら、紅茶を一杯。
お客さんは若い女性が多い。
そのすぐ近所にも行列ができている店があって、なんだろうとのぞいてみたら〈甘味ゆい〉とありました。
けっこう駅から遠い立地なのに、よほど評判の店なんでしょう。

フードムードの上に、移転してあらたに開店したばかりの網かごの店〈アミカゴドリ〉があって、そちらものぞいてみました。
日本国内はもちろんのこと、世界中の網かごが売られていて、こちらも私にとっては興味しんしんです。
私はかご編みはしませんが、編み物はするので、編んだものには目がないのです。

素材や編み方、技術、仕上げの質など、さまざまなものがあって、おもしろかったです。
質の高い鑑賞にも耐えるようなものが多くならんでいて、もちろんそういうものは価格も高いので、ひょいと買えるようなものではありませんが。

駅にむかってぶらぶら歩いてもどる途中に、前から気になっていたけれどなんとなくはいるのをためらっていた店がありました。
連れがいたのを幸い、思いきってはいってみました。
〈アブサラクリコ〉という編み物の店です。

お店の人がやさしく対応してくれて、この店ではどんなものをあつかっているのか、またニットカフェでは初心者にもやさしく教えてくれること、ユニークな糸や商品がたくさんあることを教えてくれました。
ここもなかなか興味深く、今度は自分の編み棒を持って来てみようと思いました。
私も編み物をしますが、ほとんど独学というか我流でやっているので、一度きちんと教えてもらおうと思っていたのです。

だいぶ歩いて疲れましたが、家にもどってオイルサーディンと甘唐辛子のペペロンチーノを作ってお昼ご飯としました。
楽しかったな。

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