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2016年10月13日木曜日

映画:インディペンデンス・デイ:リサージェンス

今年2016年公開のアメリカ映画。
監督は前作に引きつづきローランド・エメリッヒ。
エメリッヒといえば超大作を監督する人として有名で、私がいうところのハリウッド超大作バカ映画の巨頭のひとりです。

これを観るにあたって、前作の「インディペンテンス・デイ」を観なおしてみたんですが、確認するまでもなく超大作バカ映画でした。
観ていない人はいないと思いますが(そんなことはないか)、簡単にいえば、
「エイリアンが侵略してきた!」
「戦った」
「しかしボコボコにやられた」
「人類にもう希望はない」
「しかし起死回生の(ありえないバカげたトリックを使った)逆転で勝利!」
というストーリーです。

それに輪をかけたバカっぷりで、頭のなかをからっぽにしたい人におすすめ。
もちろん、映像はゴージャスです。
あらたなエイリアンの母艦が地球に突っこんできたときの破壊映像たるや、これまでの破壊 CGの最高峰といえるもので、破壊シーンマニア(そんなものがいるかどうかは知りませんが)にはこたえられないでしょう。
そう、いまの映画界には、たしかに「破壊CG」というジャンルがありそうです。

それにしても、前回同様、敵の弱点というのがあまりに弱点すぎます。
弱点をやられれば全体が崩壊するなんて、システムとして脆弱すぎる。
そんなシステムを超高度進化をとげた文明が構築維持しているはずもない。
などと突っこみどころ満載の映画です。

しかし、さすがに危機につぐ危機、打つ手なしの人類を救う最後の手段はあるのか、という点で、前半のストーリーは牽引力があることは否めません。
もっとも、「その手かい!」とへなへな感をともなう展開は、さすがのバカ映画と脱帽せざるをえません。

ストーリー、映像、キャラクター、予算、どれをとっても超大作、超一流映画のはずですが、ぐるっと一周まわって超B級映画の極みにいたっているところがおもしろいですね。

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