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2016年6月22日水曜日

「沈黙[朗読X音楽]瞑想」公演、終了レポート

2016年6月18日、土曜日。
明大前〈キッド・アイラック・アート・ホール〉のギャラリースペースでの「沈黙[朗読X音楽]瞑想」公演が終了しました。
このホールは大変惜しまれつつ、年内いっぱいでの閉館がすでに決まっています。
ここで幾度、公演をおこなってきたことでしょうか。
とくにギャラリーにピアノがはいってからは、ほとんど毎月のようにこちらで公演を開催してきました。

ホールでも現代朗読の公演をたくさんおこないましたし、カルメン・マキさんらとのオリジナル公演も何度もおこなった、私にとっても大変重要な場所でした。
せめてあと何回か、ここでやらせてもらおうと思っていますが、この公演もその貴重な残されたチャンスのうちの一回(2回公演でしたが)でした。

当日の午前中は、「朗読生活のススメ」全10回コースの最終回をおこないました。
体験参加の方もいらしたり、最終回ということでやってみたいことのリクエストがあったりで、後半は実際に群読表現の作品作りのようなワークを全員でおこない、楽しくいきいきと終了しました。
それが午後1時前。
開場は1時半、開演は2時です。

すぐに明大前に移動。
ゼミ生のみぞれちゃんが荷運びなどの手伝いに来てくれたので、大変助かりました。
私は午前の参加の藤田さんと、井の頭線をふた駅乗って移動。
コンビニでおにぎりを買って、会場入り。
あわただしくおにぎりを食べてから、みぞれちゃん、藤田さんと駅前のドトールでちょっとひと息。

1時45分にはホールにもどり、スタンバイ。
朗読の野々宮も到着して、定刻の2時には開演。

ギャラリースペースは3階と4階をぶちぬいた吹き抜けの構造になっていて、その立体構造がおもしろい音響空間を作っています。
ただ、客席はあまりたくさん作れず、20席作ったら窮屈、15席が限度かなあ、という感じです。
そこに今回は10人ちょっとはいって、ゆったりしています。
おかげでリラックスしたトークモードからスタートして、この公演の主旨や経緯などをすこし説明したあと、演目にはいりました。

朗読テキストは数日前に書きあがったばかりの「かそけき虫の音に耳をすます」という作品です。
前半が沈黙の朗読で、後半が音楽瞑想といういつもの構成。
この模様は全編、YouTubeで公開する予定です。
冒頭に近い部分のごく一部を抜粋してこちらで公開しています。
画像をクリックしてもご覧いただけます。

後半の音楽瞑想では、なぜか私の身体からつぎつぎと聴いたこともない導きだされ、どんどん乗せられていきます。
夜の部もあるのに、とどこかで思いながらも、全エネルギーを注ぎこんだ演奏になりました。
自分でもびっくり。
これまでに至ったこともないように地平に到達した感があって、お祝いモードがこれを書いているいまもつづいています。

夜の部もおなじようなことが起こって、終わったらくたくたになっていました。
しあわせなくたくたです。
その場に居合わせてくれたみなさんにも感謝です。

終演後は飲み物とつまみを出して、みなさんとゆっくり話をさせていただきました。
また、ホールの早川くん・工藤くんとも話をして、次回のこの公演と、現代朗読の公演の日程も決めることができました。
どうやらホールのほうは駆け込み需要なのか、すでにかなりびっしりと予定がはいっているようです。
早川くん、工藤くん、今回もお世話になりました。


次回のこの「沈黙[朗読X音楽]瞑想」公演は9月18日(日)に、やはり午後と夜の2回を予定しています。