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2016年3月7日月曜日

少人数の共感カフェでは実践練習する(草加Jugem)

3月1日(火)の夜は、毎月開催している草加市の天然石ジュエリーのお店〈Jugem〉で、店長の川崎実雪さんが主催してくれる共感カフェに行ってきた。

都内ではないことと、スペースがこじんまりしていることとで、新規の参加者がしばしば来るわけではないのだが、この夜は2名の方が初めていらした。
男性と女性。
ふたりとも草加にアクセスがよいとのことで、また来てくれそうでよかった。

女性の方は共感的コミュニケーションはほとんど初めてに近いということで、最初にNVC(=Nonviolent Communication/非暴力コミュニケーション)の創始者であるマーシャル・ローゼンバーグのことや、共感の定義、その原理などを手短に説明させてもらった。

私には自分のオリジナルな表現とプレゼンス(いまこの瞬間のいきいきさ)のニーズがあって、人に共感的コミュニケーションの説明をするとき、いつもその時々のいきいきした表現につながっていたいと思う。
つまり、毎回、いうことがちがう(笑)。
なるべくちがう角度からの説明をこころみたり、言葉を変えたり、ちがった比喩をもちいたりと、チャレンジのニーズもある。
それがうまくいくときもあれば、うまくいかないこともある。

うまくいかなくてもしまったとは思わない。
なぜなら、そのあとにつづく実際の事例を取りあげてのワークや実践的な練習のなかで補完できるからだ。
とにかく、毎回おなじことをいうのは、死ぬほどいや。

最初の説明のあとは、実際の事例を取りあげてのワーク。
相手がなにかいったことですぐにカッとなって、自分や相手を責めてしまって喧嘩になってしまう、という例とか。
こういう例はもう本当に多くて、ほとんどの人がそのような性質というか反応を身につけてしまっている。
そういう私ですら、たまにそういう反応があらわれて、相手と衝突してしまうことがある。

自分のいったことやおこなったことがきっかけで、相手がなにか反応したりこちらを評価したり、攻撃したり、あるいはただ感想を伝えてきただけなのに、それが自分のニーズに触れて感情がトリガーされることがある。
そんなとき、まず緊急処方箋として「それはあなたがそう思っているということなのね?」と、相手の反応を自分から切りはなし、相手の反応は相手のニーズにもとづいたものなのであるという、ちょっと距離を置くための言動が有効だ。
そうやってスペースを確保しておいて、すばやく自己共感する。
自己共感して落ち着いたら、相手のニーズに興味を向けてみる。
この一連のプロセスが有効で、練習してみるといいと思う。

べつの事例として、自分が歯をみがくのがとてもめんどくさく感じている、というところからみんなで共感していって、じつは生活の安定や安全、平和、居場所といったものをとても大事にしているのだ、というニーズまでつながっていったりして、興味深かった。

実雪さんの娘で、げろきょのゼミ生の満里菜は、ほとんど毎回この共感カフェに出てくれているのだが、そのニーズを教えてもらって、私は彼女への感謝の気持ちがたくさん生まれた。

来月4月のJugem共感カフェは、4日(月)夜の開催予定となった。
興味のある方、お近くの方はどうぞ。
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