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2015年12月27日日曜日

沈黙は命(人生)の行きつくところ

今月の初旬からNVC国際公認トレーナーのホルヘ・ルビオが羽根木の家に滞在していて、やがて一ヶ月がたとうとしている。
とくに下旬からは毎日のように顔をあわせていて、冗談をいいあったり、彼の好きな日本の文化(書道や料理)を教えたり、あるいは逆にNVCそのものを生きる彼のありようから学んだり、といった貴重で濃密な時間をすごさせてもらっている。

こういうチャンスをもらえたことに、関わりのあるすべての人に感謝したい。

ホルヘがいったことで、とても私に響いたことばがあった。

 Silence is the purpose of life.
 沈黙は命(あるいは人生)の目的である。

人はみな、静けさを必要としている。
静けさは安全や安心、人とのつながりの質、自分のニーズに深くつながってそれを表現することを保証する。

人間を含むすべての生命は、自分の生存が保証された安全なスペースを必要としていて、それは孤独であったとしてもイキイキさは損なわれていなくて、自分のニーズを満たす喜びに満ち、そこには静けさ・沈黙がある。

私自身を振り返ってみたとき、これまであまりにそのようなスペースと時間を持てなかった痛みがあり、またそのことにいま気づけたお祝いがある。
私の人生の残り時間は限られたものかもしれないけれど、その気づきをもって一瞬一瞬を生きられることに喜びを感じている。

ここ十数年、直感的に「沈黙」を自分のテーマとして表現活動をしてきたけれど、その直感がまっすぐに自分のありようやニーズにつながっていたことをいま知ることができて、力強さ(パワー)を感じている。

以上、うまくテキストで表現できたかどうかわからないけれど、チャンスがあればこの感じをだれかとシェアできるといいなと思っている。

親密な関係における共感的コミュニケーションの勉強会(12.30)
共感的コミュニケーションでもとくにやっかいだといわれている親密な関係であるところのパートナーと、お互いに尊重しあい、関係性の質を向上させるための勉強会を12月30日(水)夕方におこないます。

共感カフェ@羽根木の家(12.30)
12月の羽根木の家での共感カフェは、12月30日(水)19〜21時です。