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2015年8月29日土曜日

たぶん12回め・福井県立病院でのピアノコンサート終了

2015年8月28日。
福井県立病院のエントランスホールで、3か月に1回のペースでつづけているボランティア・ピアノコンサートをおこなった。

数えていなかったのだが、調べてみたら、2012年の秋からはじまったコンサートなので、たぶん昨日が12回め。
2012年に母が入院でお世話になり、そのとき私の同級生の辰巳くんが医師として勤務していたこともあって、コンサートをやらせてもらうことになったのだ。
毎回、季節の童謡や唱歌を中心に、即興アレンジで演奏をお送りしている。

昨日は、私は知らなかったのだが、地元のNHKがテレビでコンサートの告知を朝から流していたらしく、思いがけない人が何人か駆けつけてくれた。
京都でバンドマンをやっていた私が、地元の福井にもどり、楽器屋で大人向けのピアノ教室をやりはじめたとき、地元のドラマー(Bちゃん、いまどうしてる?)と組んで商店街で即興パフォーマンスをおこなうイベントの告知かなにかで、できたばかりのFM福井に出演したことがある。
そのときの情報番組のパーソナリティをしていたのが、当時FM福井のアナウンサーだった黒原真理さんで、彼女が聴きに来てくれた。
その番組に出たのをきっかけに、私はラジオ番組の制作に関わるようになり、その後自分でもラジオ番組を企画したり、多くのコミュニティFMに番組を提供するようになった。
そのとき関わった声優やナレーターの卵たちとはじめた「朗読研究会」が、いまの現代朗読協会の前身となったわけだから、黒原真理さんと昨日ひさしぶりに再会したのは、なかなか感慨深いものがあった。

NHKで告知されたおかげか、昨日はいつもより聴衆が多く、用意された椅子はほぼいっぱい。
とはいえ、演奏はいつものようにマイペースで、楽しくやらせてもらった。
小さいお子さんがおばあちゃんと思われる女性と最前列でずっと聴いてくれていたのがうれしかった。
病院ではめずらしく、ジャズナンバーも何曲か演奏した。

終わってから、私の親戚だという女性がやってきて、ご丁寧にもおみやげをいただいた。
私の父と親しかったそうだ。
父は12年前に他界したが、高校の教師だったので知り合いが多く、また社交的な人でもあった。

昨日、一番おどろいたのは、終わってから「アンコール」をみなさんからいただいたことだった。
12回やっていて、アンコールは昨日がはじめてだった。
だいたい、病院のボランティアコンサートというのは、アンコールをするような雰囲気ではないのだが、昨日はめずらしく、そしてうれしかったな。
アンコールは想定していなかったのだが、急遽、「赤とんぼ」を演奏した。

次回の福井県立病院でのピアノコンサートは11月27日(金)午後と決まった。


季節の曲、というけれど、秋なのか冬なのか、微妙な時期だな、なにを弾こうかな。