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2015年4月24日金曜日

ニホンミツバチが羽根木の家にやってきた!

昨日の朝、今日もオーディオブックの収録があってハードワークな一日だよなー、とかんがえながら、明日配信する分の「音楽瞑想」の編集をやろうとしていたら、フェイスブックでミツバチ部のご指導をいただいている後藤純子さんからメッセージが来ていることに気づいた。

「今朝、我が家のみつばちが分封しました。大きな群です。今ダンボールに入れて日陰に置いてあるのです。これを羽根木に譲りたいと思います」

このタイミングを逃すことはできないので、すぐにカーシェアリングで車を借りて、すぐに車で30分ほどの後藤さん宅に向かった。

後藤さん宅のミツバチたちを見せてもらったあと、分けてもらうミツバチがはいった段ボールその他を車に積みこみ、出発。
途中でホームセンターに寄り、養蜂箱の上に乗せる波板や遮熱の発泡スチロール、不織布の作業着などを買いこんで、正午すぎに羽根木の家に到着。

後藤さんがすでに持ってきてあった養蜂箱のなかに、巣枠や巣素をセットしてくれて、ミツバチたちができるだけ気にいって居着いてくれるように蜂蜜を塗ったり、誘引剤を設置したりしたあと、いよいよミツバチたちの引っ越し作業。
いやー、これがすごかった。

ミツバチがはいっている段ボールの蓋を少しあけると、いやいや出るわ出るわ、どんどん蜂たちが外に出てきた。
どのくらいいるんだろう、万単位はまちがいない。
後藤さんが箱のなかに素手をつっこんで、蜂たちのかたまりをつかみだし、それを養蜂箱の出入り口のスリットのところに持っていく。
初めて見たが、かなりびっくりな光景・作業だった。
素手って……
かなりの力ワザであり、丁寧にやるので時間もかかり、相当な集中と根気を要する大変な作業に見えた。
後藤さんに感謝。

この模様はしっかりと動画に撮った。
いずれビデオクリップにまとめて、公開できればと思っている。

ミツバチ群が引っ越し先に定着してくれるかどうかはかなりの賭けなのだが、羽根木の家の環境はミツバチにとって安心できると見えて、午後のうちに巨大な蜂球はすっかり箱のなかにおさまり、落ち着いてくれたようだった。
そして今朝見たら、出入り口から盛んにミツバチが出入りして、活発に活動しているようすがうかがえた。
うれしくて一日のうちに何度もようすを見にいってしまった。

雑草がどんどん生えてくるただのやっかいな庭が、まずトランジション世田谷 茶沢会のガーデン部で畑として生きかえり、さらにミツバチが来てくれたことで、すべての植物や生き物がつながったような気持ちがする。
庭のすべての植物と生き物に意味があって、なにひとつとしておろそかにはできないものであり、ものすごく長い、ヒトには想像もできないほどの時のいとなみのなかでこの貴重な世界が存在しているのだという、有機的で立体的な実感というか啓示を受けて、昨日から感動しっぱなしなのだ。