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2015年2月6日金曜日

2月の横浜共感・声カフェは定員いっぱいで開催した

今日は横浜まで行き、神奈川県民センターで毎月、兼久須美子さんが開催してくれている横浜共感・声カフェで講師として参加してきた。

今回はなぜか常連さん以外の方からの申しこみが多く、10名の定員いっぱいになって締め切ったほどだった。
常連のライパチくんが自主的に作ってあちこちに配ってくれているチラシを見て、来てくれた方もいた。
三軒茶屋〈カフェ・オハナ〉での会に参加してくれた方が友だちを誘って来てくれたり、羽根木の家での勉強会に参加した方があちこちのNVC関連のワークショップに参加してみて、今度は地元の横浜に来てくれた、という例もあった。

初めての方が何人かいらしたので、共感的コミュニケーションとはなにか、そもそも「共感」とはなにか、お互いのニーズを尊重しあえる人間関係とはどういうものなのか、という基本的な説明を最初に押さえてからスタートした。

参加者のおひとりがどう対処していいか悩んでいるという具体的な事例を取りあげて共感のプロセスをひととおり説明したあと、ふたりずつペアになってもらってお互いに共感的に聴き合う練習をしてもらう。
認知症の方との接し方、家族関係のもやもやなど、いくつか聴かせてもらって、みんなでかんがえる。

認知症の方にもそのときそのときのニーズがあり、「この人は認知症なのだ」というラベリングをはずしてその人のニーズを見ることが大切なのだということを伝えたのだが、その前にご本人に共感することをなおざりにしてしまった。
そのことをあとで野々宮から指摘され、ハッとなった。
まだまだ未熟なのである。

ともあれ、私がまいた種をきっかけに、よりレベルの高いNVCのワークショップにどんどん参加していかれる方がいるようだ。
そういった人たちを見送りつつ、私は「NVC弱者」のケアをできるかぎりやっていきたい。
そして横浜のメンバーも、ゆっくりながらも着実に成長してきているのが感じられて、うれしく思っている。
私にとっては大切な人たちなのだ。

次回の横浜共感・声カフェは3月3日(火)夜の開催予定です。