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2014年9月20日土曜日

防音・吸音資材運び、オーディオブックゼミ

昨日は午前中から横浜の某所に行き、資材運び。
オーディオブックの収録ブースを解体した事務所から、いらない防音・吸音の資材をいただき、車で羽根木の家の収録スタジオまで運んだ。

羽根木の家には一室に、市販の防音ルームをそっくりそのまま内側に組み立てた二重部屋があり、そこをオーディオブックの収録ブースにしているのだが、壁面の吸音加工が不十分で若干音鳴りがある。
マイクの使い方と収録の後処理で対処していたが、音鳴りはないほうがもちろんよい。
しかし、吸音資材はまとまった分量となるとけっこうお金がかかるのだ。

昨日運んだ吸音資材は、グラスウールの吸音ボード十数枚と、スポンジの波ブロック数十枚。
たいして重くはないのだが、一番困ったのはグラスウールのちくちく。
皮膚に刺さってちくちくするし、服にも付着していつまでもちくちくする。
とりあえず羽根木の家に運びこんだが、これをどうやってブースにセットするかが悩みどころ。
まあ、収録のクオリティと効率のためだ、日をあらためてしっかりと作業をやろう。

夜はオーディオブックゼミ。
今期の収録では時代小説を優先的に録り進めることが決まったので、時代小説はどう読むかについて解説・検証する。
また、日本の大衆小説の歴史における時代小説の変遷についても解説。
時代小説を読むには「教養」と「空気感」がキーワードとなる。

ゼミの後半は、オーディオブックの収録にはどうしても必要になってくる「共通語アクセント」のトレーニング。
私が考案した「2音程お経朗読」をみんなでやってみる。
これはなかなか厳密なアクセントの実践練習であり、アクセントに不安がある人にとってはかなり有効なトレーニング方法だと思われる。