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2014年3月13日木曜日

朝ゼミ、昼ゼミ、夜ゼミ、現代朗読の一日

今日は朝ゼミ、昼ゼミ、夜ゼミと、木曜日の現代朗読の一日だった。
現代朗読ではこのところ、「体認」ということを重視していて、そのためのエチュードをゼミでは毎回しっかりとやっている。
朗読という「声を発する」表現行為において、ついつい口回りや頭でかんがえた「こう読まねば」という縛りが発生してしまうのだが、そこから自由になり、「いま自分はどのように読みたいのか。どう表現したがっているのか」という自分自身の深い場所からのメッセージを聞き取り、それを体現していくための訓練として、「体認のエチュード」がある。

表現は結局、自分の身体性とどう向き合うかというところに行き着く。
これは朗読にかぎらず、音楽でも、ダンスでも、美術でも文学でも、すべておなじことだろうと思う。

朝ゼミでは随分ひさしぶりに矢澤ちゃんが来てくれた。
ひさしぶりの人も初めての人も、交流できて刺激的だった。

朝ゼミの途中から参加した唐ちゃんが、昼も残って昼ゼミに参加してくれるというので、私が練習を始めたばかりのかぎ編みを少し教えてもらった。
まだ最初の部分を練習したり、何度かやりなおしたりしているところ。

昼ゼミでも体認のエチュードをしっかりやる。

夜ゼミはみぞれちゃんと菜穂子さんのふたりだけだったので、特別に体認のエチュードの強化バージョンをやってみる。
ふたりとも、5月4日に京都の法然院でやる公演に出演することになっていて、そのためにどうしても体認を深めてもらう必要がある。
法然院はほかに、昼ゼミに参加した満里菜ちゃんと、今日は来れなかった梓が群読で参加してくれることになっている。

みぞれちゃんは用があって早めに帰ったので、菜穂子さんと音楽とのコミュニケーションの稽古をする。
表面的に反応しあうことではなく、お互いにより深い部分で共鳴しあってひとつのパフォーマンスを作ることについて試してみたのだが、おもしろい発見や確認できたことがたくさんあった。