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2014年3月28日金曜日

共感的コミュニケーション、今日は3コマ(ひとコマはママカフェ)

昨日は午前中からママカフェこと「お母さんのための音読カフェ」を、午後と夜には「共感的コミュニケーションの勉強会」を2コマ、開催した。
ママカフェはKAT、藤沢さん、野々宮の3人で運営、生後9か月と10か月の赤ちゃん連れのお母さんたちがいらしたので、羽根木の家の玄関脇の茶室が託児室になった。

私は終わりがけに行って、座敷の端のこたつで仕事しようとしたら、お母さんのところに連れもどされていた赤ちゃんが、ハイハイしながら私のこたつのほうににじり寄ってきて、こたつにつかまり立ちした。
私にニコニコ笑いかけるので、託児要員モードに切りかえた。
9か月の男の子・ゲンタくんとすっかり仲良くなって、だっこして庭を見せてあげたりした。
楽しかったな。

このママカフェ、助成事業としては今日が最後だったのだが、継続したいという思いがあって、しかしなかなかほかの人のサポートも得られず、負担が今日の3人にのしかかってしまっているので、無理な継続はむずかしい。
べつの助成金を申請するという計画もあるが、それよりボイスセラピストたちのサポートがあること、そして告知・衆知が行き渡って参加者が増えてくれることが、継続性の要件となるだろう。
子育て中のお母さんたちにとても貢献できるよい企画だと思うので、私もメンバーもぜひとも継続したいと思っているのだが、思いだけではなかなか大変だという実感もある。

午後は共感的コミュニケーションの勉強会・昼の部。
ゼミ生の夏美ちゃんが、知り合いをひとり誘って参加してくれた。
参加者はこのふたりだけだったので、こたつを囲んでじっくりやる。
夏美ちゃんの知り合いの若者・上原くんは理系男子ということで、共感的コミュニケーションの普及母体となっている音読療法協会では「客観性」「論理性」「実証性」を大事にしているという説明からはいり、共感的コミュニケーションの原理について論理的に解説してみた。
夏美ちゃんから「いつもと全然ちがう」といわれたが、私にはとても進めやすい方式だったし、上原くんもしっかり納得してくれたようだった。

具体的な事例についてもいくつか取りあげ、共感的コミュニケーションの威力について共感してもらえたようで、理解とつながりのニーズが満たせてうれしかった。

夜も共感的コミュニケーションの勉強会・夜の部。
こちらは5名の参加で、ひとりひとりの話とニーズをしっかり確認できる人数だった。
5名のうち3名が男性で、だんだん男性率が高くなっていくのが興味深い。
初参加はふたりで、ふたりとも会社員。
パートナーとの関係性、そして仕事における自分自身のニーズとのつながりについて検証してみる。
また、参加が3度めとなる若い女性の、仕事がつまらない、あるいは職場の人間関係の問題、そして自分自身の日々のニーズとのつながりについて、いろんな角度から検証してみた。

最後はいっしょに仕事をしているチームにおける手段レベルでの紛争は、ニーズレベルの共有が大切だというチーム・ビルディングの話になった。
2時間以上、予定時間をオーバーしてしまったが、とても濃い内容の勉強会になったように思う。
とはいえ、共感的コミュニケーションのまだごく入口をはいったあたりをひもといたにすぎないし、参加された方には日々の練習をしてもらいたいし、継続的に勉強してもらうことでより深い理解と高度なスキルを身につけていただきたい。

昨日来てくれた人のひとり、兼久須美子さんが主催する共感カフェが、4月16日(水)夜に横浜で開催されます。
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