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2014年2月24日月曜日

ウェルバ・ムジカのデビュー戦、密度濃く終了

ほんとはこのレポート、終わってすぐに書きたかったのだが、ライブ直後に発熱してそのままダウン。
いままでずっと床に臥せっていた。
ライブ前から気管支炎をわずらっていて薬を飲んでいたのだが、全然よくならないばかりか、だんだん咳がひどくなる。
それでもなんとかライブをスタートさせて、ファーストステージが終わったあたりから、猛烈な悪寒がやってきた。
発熱してしまった。

昨日一日寝込んでいて、ようやく床から起きだせるようになった。

というような私の事情とは別に、ウェルバ・ムジカのファーストライブは大変充実した内容の、熱く濃いステージとなった。
これまで朗読と楽器隊のセッションというと、ほとんどが音楽は完全即興だったのだが、ウェルバ・ムジカではもうすこし作品ごとの構成感とかまとまり感を持たせられないかと思っていた。
そこで、作品ごとにごく簡単な構成案を作り、ものによってはリズムと調性の指定もした。

ところで、このライブは土曜日だったので、平日なら20時スタートだが、土曜日なので19時スタートにしよう、とお店と約束したとばかり思いこんでいて、実際には土曜日も20時スタートだったのだ。
私の告知を見て来られた方は開演までだいぶ待たせることになってしまったので、開演前に「前座」として、普段ほとんどやらないジャズのスタンダードナンバーをトリオで演奏することにした。
これはこれでレアものだった。

20時、開演。

First stage
 1. 楽器隊のみでの即興演奏
  水城ゆう(p)、日野了介(b)、今竹一友(ds)
 2. ユークリッド原論 by 照井数男 with 楽器隊
 3. Old Snow Woman by 野々宮卯妙 with ピアノ・ダンス(政岡由衣子)
 4. 政岡由衣子 with 楽器隊
 5. きのこ女 by 全出演者

このあたりで私はだいぶ具合が悪くなってきたのだが、あとワンステージならなんとかやりきれそうだと思った。

Second stage
 1. 楽器のみで即興演奏
 2. おかめどんぐり by 山田みぞれ with 楽器隊
 3. 山村暮鳥「聖三稜玻璃」 by 照井数男 with ベース
 4. あめのうみ by 野々宮卯妙 with ピアノ・政岡由衣子
 5. 日本国憲法 with 全出演者

軽いものあり、重いものあり、構成されたものあり、完全即興ありで、ウェルバ・ムジカのありようと方向性をまずは示すことができたのではないだろうか。

全部終わってから、私はとても電車で帰れるような状態ではないと思って、中野から新代田までタクシーで帰った。
店に iPad mini を忘れてきてしまった。