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2014年2月16日日曜日

羽根木の家での韓氏意拳ショートクラス2コマ終了

昨日は羽根木の家で、内田秀樹準教練を招いての韓氏意拳ショートクラスをふたコマ、開催した。
昨日は韓氏意拳初体験の方が4人いたので、その反応や感想がおもしろかった。
私が韓氏意拳を始めたのは昨年の6月のことだが、自分が最初に体験したときのとまどいや不可思議さを、昨日の初体験のみなさんの反応を見ていて思いだした。

これは韓氏意拳を始める多くの人がいうことだが、「最初はなにをやっているのか、なにをいわれているのか、まったくわからない」。
私もそうだった。
しかし、そのわからなさに魅力を感じた。
人間を56年間もやってきて、これほどまでに自分の理解を超えたものがあるのか、という魅力だ。
これを自分は理解し、身につけることができるようになるのか、という五里霧中の感触があった。
むしろこれからロシア語を学ぶほうがわかりやすい気がする。

しばらく稽古に通っているとやがてわかってくるのだが、これはなにかを「理解する」ということではない。
まさに「体感」するのであって、「体認」が必要なのだ。
韓氏意拳のわからなさは、我々が現代人であるから起こるのだ。
現代人がおちいっているある種の「病」のようなものを、あらためて精密に洗い出す作業が、韓氏意拳には必要だ。
そこがおもしろい。

昨日の初体験のみなさんはいずれも好奇心が旺盛で(でなければわざわざ来ないだろうが)、わからなさを楽しんでもらえたと同時に、さらに興味を持ってくれたようだった。

1時間半のショートクラスをふたコマやってもらって、ひとコマだけの参加の人もいたが、通しで参加の人もいた。
終わってから内田先生が残ってくれたので、講習とは別枠でみんなが疑問点をぶつけたり、実際に試技をやってもらったりした。
私もすこし教えてもらって、ありがたかった。

あさ、ミキティ夫婦がまだ生後3か月の赤ちゃんを連れての参加。
お互いに預け合いながら受講していたのはうれしかった。
終わってからみんなでさんざん、赤ちゃんをあやしてなごやかな雰囲気を楽しんだ。

※次回の羽根木の家での韓氏意拳講習会は3月9日(日)です。
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