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2013年11月6日水曜日

北海道旅行記(札幌・小樽)その1

何年ぶりだろう、北海道に行ってきた。
札幌でNPO法人ファシリテーター・フェローズ主催の共感的コミュニケーション研修会で講師をつとめることが目的だったが、それ以外にもいろいろ楽しかった。

2013年11月1日。
午前中、羽田空港に行き、新千歳空港行きのANA便に搭乗。
お昼すぎに新千歳空港に到着、札幌へJRの空港ライナーで移動。
列車の窓からは紅葉真っ盛りの風景が見えた。

ホテルにチェックインして荷物を預け、昼の腹ごしらえをすべく札幌駅周辺の地下街へ。
それにしても、札幌の街は東京とあまり雰囲気は変わらないなあ。
全国チェーン店の看板ばかりが目立つ。

周辺の店が閑散としているなか、なんだかやけに混んでいる店に期待してはいって、蕎麦と帯広豚丼のセットを食べる。
味はかなり残念な感じ。
なんでこんなに混んでいるのかと思ったら、どうやらその店は喫煙者のたまり場になっているらしく、まわりはバンバン煙草を吸っている。
煙草が苦手で、蕎麦の味にうるさい私にとっては、もっとも残念な状況。

そんな感じで、いきなり気をそがれていると、今回の旅のきっかけを作ってくれた友人の江上さんからコール。
すこし遅れて到着した江上さんと、駅で合流した。

たぶん20年ぶりくらいに来た札幌だが、前回に来たとき北海道大学の構内を歩いて楽しかったのをかすかに覚えているので、今回も北大に行ってみたいと江上さんに希望した。
いっしょに駅の北側にある北大の敷地へと向かう。
しばらく歩くと、紅葉の最終段階にあるそれはそれはゴージャスな風景の北大の敷地が見えてきた。
足を踏みいれると、さまざまな種類のカエデや桜、ツタ、ドウダンツツジ、ナナカマド、そしてイチョウの黄金色。
これこれ、これが札幌。

有名なポプラ並木を探して歩いていると、突然、樹の上から鳥がポトッと落ちてきた。
知らない種類だが、雀よりやや大きい鳥。
それが首がまがって、血を流して動かない。
江上さんが拾い上げて、近くの生協の事務所まで持っていったが、どうすることもできない。
外に出て、だれか自転車かバイクに乗っている学生に、北の端にある獣医学部まで届けてもらおうとしていたら、いきなり目をさまして、飛び立っていった。
かなり驚いたが、なにかのショック症状で気を失っていただけなのだろう。
よかった。

ポプラ並木を見てから、そろそろ暗くなってきた街を、江上さんの案内でワインの店に行く。
これがなかなか素敵な店で、ワインとつまみを堪能しながら、ゆっくり話ができた。
今回の旅はすべてに渡って、江上さんに大感謝なのだ。

ホテルに戻る途中、大通り公園の札幌時計台にお約束で立ち寄る。
以前来たときも、見た記憶があるが、そのときよりも今回はかなり立派な感じに見えたのはなぜだろう。
(つづく)