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2013年9月11日水曜日

Jim & Jori のNVCワークショップ、韓氏意拳

朝から羽根木の家へ。
昨日、北陸の実家から東京に戻ったのだが、ほぼ同時刻にcNVCの公認トレーナー夫妻である Jim & Jori マンスキーが韓国でのワークショップを終えて日本に到着し、羽根木の家に宿泊のためにやってきていた。
来日したNVCのトレーナーが羽根木の家を滞在地にするのはもう恒例のことで、さほど手入れが行き届いているとはいえない古民家を彼らはとても喜んでくれる。

昨夜はサポートチームの何人かがやってきて、ふたりを歓待したようだが、私は挨拶と短時間いっしょにいただけでほかの用事で羽根木の家を離れた。
今朝行ってみると、サポートメンバーはまだだれも到着しておらず、コーヒーをいれて Jim & Jori とすこしお話。
そしてワークショップの準備。

やがてせいじさんやゆっきーを始めとするサポートチームのメンバーがつぎつぎとやってきて、にぎやかになった。
お昼ご飯をいっしょに食べてから、会場である下北沢のカトリック世田谷教会までぞろぞろと移動。
重たいスピーカーやミキサー、ケーブル類など音響機材を、賢さんが大きなトランクでゴロゴロと運んでくれたので、大助かり。

ワークショップは午後1時スタート。
NVCのワークショップで何度か顔を合わせた人や、私の共感的コミュニケーションの勉強会の常連さんも何人か来ていた。
会場いっぱいの椅子に50人近くがぎっしりと座り、ワークショップがスタートした。
数えてみたら、ちょうど半分くらいが男性だった。
これは数年前にはかんがえられなかったことで、このところ私の共感的コミュニケーションの勉強会もそうだが、男性の参加率がどんどん増えている。
非暴力、共感、コミュニケーションといったことに高い問題意識を持っている男性が増えたということだろうと思う。

Jim & Jori はNVCの創始者であるマーシャル・ローゼンバーグと行動を共にしてきたふたりで、トレーナーのなかでもベテラン中のベテラン。
今日は「社会変革」というテーマで、ある程度NVCの学習が進んでいる人向けのワークショップだった。
最初から核心的な話やワークがつづいた。


夜は「紛争解決」というテーマだったが、私は韓氏意拳の稽古があったので欠席。
夕食をみんなといっしょにカレーを食べてから、中野に向かう。
いつものように公民館の和室で韓氏意拳の稽古。
なんと、私が韓氏意拳を知ることになったきっかけの張本人である徳久ウイリアムくんが稽古に参加。
まさかこんなところで会えるとは想像していなかったので、ちょっとびっくりしつつ、うれしかった。

今夜は形体訓練をじっくりやったあと、基礎歩法というのを初めて教わったが、まったくできないので、これも結局基本の站椿をやるということで、站椿をじっくりやる。
身体の「集」による形体の回収、「回」という運動の連続と循環といったことに注目することで、自己の生命活動の特徴を感知していくこと。
運動の軌道をなぞるのではなく、運動状態の活発さ、活性、活力を発揮させることで運動が生まれることを観ること。
集中することで活力(元気)が生まれ、さらに集中の密度が高まることでどんどん元気になっていくこと。
技撃はその延長線上にある高度な警戒・集中からもたらされるにすぎない、ということなどを、実践を通じて教わった。

内田先生のいっていることはだいぶ理解できるようになったが、さてそれを体現できるかというとまったく心もとない。
ほんの一瞬、垣間見える瞬間があるけれど、持続することは難しい。
自分の身体、自己本有の自然にたいする高度な注目を、日々練習していきたいと思う。