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2013年8月4日日曜日

ボイスセラピストの必要性、これからますます

音読療法(ボイスセラピー)にはまず私自身が大変助けられている。
これがなければ、私はいまだに満たされない思いで苦しい人生をあがいていたかもしれない。

音読療法のもっともよいところは、なにも道具がいらない、いつでもどこでも簡単にできる、ということだ。
たとえば、なにかいやなことがあって、もやもやとした気分だとする。
歩いていてもそのことを思いだして、まわりのものがなにも眼にはいらない。
まさに心ここにあらずという、マインドレスの状態だ。
これを放っておくと、どんどん反芻思考にとりこまれていき、ストレスは増大するばかり、自分自身のパフォーマンスはさがり、うっかり大きな事故にもつながりかねない。

自分がそんな状態におちいりかけているのに気づいたら、まずはすぐに音読療法の呼吸法を思いだす。
非常に簡単な呼吸法で、子どもやお年寄りでもできる。
歩きながらでもできる。
意識して呼吸法をおこない、まず「いまここ」の自分自身へともどってくる。
自分が安全であり、いやなことの原因がいまは眼の前にはなく、いまこの瞬間の自分のありように気づいていく(マインドフルの状態)。
「いまここ」にもどってこれたら、つぎは自分に共感を向ける。
つまり、自分がなぜいやな気分になってしまったのか、自分が大切にしているのは何なのかに眼を向け、つながっていく。

この一連のプロセスはだれでも身につけることができる。
これを身につけられたら、毎日、イキイキとすごせる。
生きていればいろいろなことが起こるものだ。
楽しいことばかりではない、つらいこと、腹がたつこと、悲しいこと、次々と起こるのが人生だ。
そういうことから逃げるのではなく、そのようなことに対処できるこころと身体のスキルを身につければいいのだ。
そのもっとも簡単で効果的な方法のひとつが音読療法だ。

音読療法をまなび、ボイスセラピスト資格を取得すれば、その方法を使って自分自身のみならず身近な人をも楽にしてあげることもできる。
また健康法や病気予防にもすぐれている。
とくに最近多いこころの病を予防するには、これほど効果的な方法はないと私はかんがえている。

1級以上の資格を取得すれば、身近な人だけではなく、知らない人やグループ相手にセッションすることもできる。
そしてそれを自分の自立した仕事とすることも可能だろう。

いまの世にさまざまな「セラピー」と称するものが存在するが、音読療法ほど手軽なものはあまりない。
自分自身の声と呼吸を使うだけだ。
その簡便な方法はたやすく人へと伝えることもできる。
音読療法がもっと広まってくれれば、いま苦しんでいる多くの人が楽になるのに、と思わない日はない。
げんに音読療法を身につけた人たちがイキイキと楽しんでいるのを、私は毎日のように見ている。
残念なことになんらかの理由で音読療法をうまく身につけられなかったり、学習が途中で終わってしまったような人が、いまだに苦しい思いをしているのも見ている。

もうすぐお盆だが、この休みを利用して、音読療法を効率よく学べる機会を用意した。
2級ボイスセラピスト資格と1級ボイスセラピスト資格を、2泊3日の合宿で一気に取得できる。
8月12日(月)から14日(水)までの三日間、場所はオリンピックセンター。
2級のみ参加も可能だし、すでに2級を取っている人は1級のみの参加も可能だ。
また、合宿中の夜間は、共感的コミュニケーションを別枠でじっくりと学べる機会も作ってある。
近くの方は通いでもいいし、宿泊するもよし。
地方の方はこの機会に上京していただき、合宿で資格取得してもらいたい。
詳細はこちら