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2013年7月13日土曜日

扇田拓也氏との合同ワークショップの予告

自らも役者であり、演出家である扇田拓也氏と、合同で演劇と朗読のワークショップを開催することになった。
演劇と朗読の違い、あるいは共通性について興味のある方、そしてこれらの現状や先端的な表現に興味がある方は、スケジュールを一日あけておいてほしい。
8月24日(土)に目黒の三田フレンズ地下1階、田道住区センター三田分室第2音楽室でワークショップを開催することになった。

扇田くんは非常に緻密で繊細な構成が得意な演出家で、私とは対極といっていいセンスを持っておられる(だからこそ尊敬している)。
いまこれを書くために調べてみたら、私より20歳近い若さではないか。
まさにうらやましいような輝かしい若さであり、これからの活躍を期待できる人だ。
さまざまな才能を見抜いてきた(そして実際に何人も第一線に出ていった)目利きとしての私が、扇田くんも必ず日本の演劇界をしょっていくような大きな存在になることを保証する、といいきれる。

そんな扇田くんと、縁あって、いっしょにワークショップを開催できることになった。
扇田くんは演劇畑から、私は現代朗読というあたらしいジャンルから、それぞれまったく違ったアプローチの演出方法を取るふたりが、ともに表現についてかんがえ、参加者たちといっしょに検証してみようという、刺激的なワークショップだ。

私見だが、演劇はストーリーや世界観を表現するものであり、朗読は個人の存在や身体性を表現するものであるとかんがえている。
一見、逆ではないかと思う人もいるかもしれない。
そこのところが実際はどうなのか、検証してみたいとも思っている。
また、扇田くんの最近の仕事に示されているような緻密な演出法と、演劇という表現手法についてのレクチャーを受けられることも大きな魅力だ。

そういうことを受けて、ワークショップのタイトルは仮に「物語と自我――演劇と朗読についてのワークショップ」としておく。
ワークショップの詳細はこちら

そうそう、そういえば、役者としての扇田くんが、最近、テレビコマーシャルに出ている。
キリンビールのコマーシャルで、こちらに映像がある。

これもそうだが、Googleの画像検索で「男前」の扇田くんがたくさん出てくる。
ちょっと嫉妬してしまう(笑)。
羽根木の家の朗読宴会で私のテキスト「とぼとぼと」を読んでくれたときの映像もある。
こちら