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2013年6月17日月曜日

徳島ツアー1日め(現代朗読ワークショップ&ライブ)

2013年6月16日(日)。
去年につづいて二度目の徳島へ。
早朝、羽田空港に移動し、9時前のANA便で徳島空港へ。
10時すぎには徳島に到着してしまう。
徳島在住のげろきょ仲間・たるとさんが車で迎えに来てくれていた。
ありがたい。

前日は土砂降りだったという徳島はカラッと晴れて、暑いが気持ちいい。
海が近いので風があるし、湿度が低く、気温もバカみたいに高くなることはない。
海の近くは湿度が高いと思っている人が多いが、それは逆だ(単純な物理的現象による)。
ワークショップまで時間があるので、たるとさんが阿波踊り会館に連れていってくれた。

ここでは会館専属のプロ阿波踊りダンサーたちが常設ショーを毎日やっている。
40分くらいのショーだが、実に手慣れたもので、お客もそれなりに楽しめるようになっている。
もっとも、本物の阿波踊りの雰囲気はこんなものではない、とたるとさんは強調していた、ま、そうだろうな。
ショーの最後にお客もステージにあがっていっしょに踊るのだが、そのなかからユニークな人が3人ピックアップされて、首にレイをかけられ、あとで表彰されて記念品をもらった。
そのなかに同行のげろきょ野々宮が選ばれて、表彰状と手ぬぐいをもらっていた。
これには大笑い。

たるとさんの知り合いがやっている讃岐うどんの店〈やました〉に行く。
釜玉バターと天ぷらをもらう。
絶品。
追加で釜玉をもう一杯。

大満足のあとは、ワークショップ会場の〈ぶつだんのもり〉へ。
ここは去年のワークショップでも使わせてもらったところだ。
今回の参加者は少なめだったのだが、遠方からわざわざ来られた方が多かった。
京都、神戸、釜ヶ崎、奈良、高知の四万十川のほうからも。

現代朗読の考え方を確認しながら、群読エチュードをいくつかやる。
ひとつのテキストを回し読みするところからはじめて、複数で声を合わせて読むこと、お経みたいに読むこと、区切りで自由に参加したりしなかったりして読むこと、身体を動かしながら読むこと、より自由にみんなでひとつのテキストを読んで表現すること。
最初はぎくしゃくしていた人も、エチュードを重ねるにつれしだいに自由になっていき、最後は自分を開放して思いきり楽しんでおられた。
個別の疑問や悩みにもいくつか応えることができた。
みなさんからうれしい感想をたくさんいただいて、私もわざわざ徳島まで来たかいがあった。

会場を片付けてから、夜のライブ会場へ。
ここがまたびっくりするような素敵なレストランで、名前は〈花杏豆〉という。
広々とした店内は客席と、鉢植えやグッズがならんでいて、真ん中にはグランドピアノが置いてある。
なかなかよいピアノで、私もたっぷり弾かせてもらった。

まず食事してから、19時すぎから私がピアノを弾きはじめる。
ライブといっても、ステージがあるわけではなく、一般のお客さんも普通に食事に来られたりしていたので、いつものような雰囲気ではない。
なんとなく始めて、興味のあるお客さんには聴いてもらい、そうでない方は普通に食事をつづけてもらえばいい、という感じだった。
たるとさんが呼びかけてくれた方々はもちろんちゃんと聴いてくれたが、そうでない一般のお客さんたちもけっこう熱心に聴いてくれていた。

私がピアノでジャズのスタンダードナンバーや唱歌アレンジを弾いたりしたあと、野々宮、KAT、みぞれとげろきょメンバーでそれぞれ朗読。
たるとさんやワークショップ徳島メンバー数人に加わってもらって、自由に朗読。
高知から来られた小竹さんも朗読したり、踊ったりして参加。
とてもオープンな雰囲気のライブになって、魅力的な時間だった。

21時ごろ、ライブ終了。
みなさんから感想を聞かせてもらったり、追加で飲んだり、のんびりさせてもらった。