ページ

2013年6月15日土曜日

夏の朝が好き

今朝、眼がさめて、窓をあけたとたん、夏の朝の空気を感じた。
一瞬にして「夏の朝」というクオリアに全身がつつまれる。
日の出はすぎているが、私の部屋からはまだ太陽は見えない。
この時間が私は一番好きだ。

この「夏の朝」は私のいろいろな場所と時間につながっている。
生まれ故郷の川べりの家の夏の朝の庭。
海辺の親戚の家で灯台まで歩いた夏の朝。
山のキャンプ場で鳥の声でめざめた夏の朝。
川のせせらぎ、カモメの声、漁船のエンジン音、カッコウ、風の音、蝉の鳴き声。

今日のこの瞬間は?
東京という都会のまんなかの夏の朝。
鳩の声が聞こえる。
近所の家から聞こえてくる朝のテレビニュースの音声。
窓から見える新宿方面はビル群は、もやがかかってかすんでいる。
梅雨時の雲がたれこめているが、晴れ間ものぞいている。
今日は暑くなりそうだ。