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2013年5月13日月曜日

まとまった仕事をする

photo credit: gbohne via photopincc

今年はもうすぐ宮崎駿の新作アニメ映画が公開になるという。
タイトルは「風立ちぬ」。
「崖の上のポニョ」が2008年公開だから、5年ぶりということになる。
その間も「借りぐらしのアリエッティ」や「コクリコ坂から」にも関わってはいるが、監督はしていない。

いずれにしても、宮崎駿は数年単位のスパンで大きな仕事を発表していく、というリズムで晩年の旺盛な製作をおこなっている。
うらやましい、と思う。
自分に引きくらべてみると(他人との比較は不幸のはじまりだが(笑))、毎日ちょこまかとブログを書き、表現欲求を小出しにして、まとまった仕事は何年もできていない。

まとまった仕事をしたいという欲求はある。
いや、まったくなかったわけではないな。
去年の2月13日から今年の2月12日まで、毎日欠かさずブログ連載した『音読日めくり』は、結果的に分量的にも力技的にもまとまったものとなった。
これは誇れることかもしれない。

ジブリという会社に理想的な仕事環境を持ち、周辺のノイズから守られて数年単位で集中して仕事をしていくのは宮崎駿のスタイルだが、私はそうではないし、そのようなスタイルを望むべくもない。
毎日こつこつと取りくみ、結果的に数ヶ月、数年単位でまとまった仕事として完成するような、そういうスタイルをこれからも取ればいいのか、と思う。
そう思ったとき、いま、明日からでも取りかかりたい仕事はなんだろう。
あるある、たくさんある。
あれもこれもではなく、順番に、『音読日めくり』のときのように、毎日の生活スタイルの一部のような継続的な仕事として、手をつけていこう。

明日死ぬかもしれないけれど、まだ何年も生きるかもしれない。
ガンジーの言葉を思いだす。
「明日死ぬと思って生きなさい。永遠に生きると思って学びなさい」