ページ

2013年1月8日火曜日

医者なし、薬なしで風邪は治す

思いかえしてみれば数日前からなんと変な感じだった。
そう暑くもないのに、ちょっと動いただけでやたらと汗をかいたり、なんとなくだるかったり。
そういう身体からのサインを、私は無視するような習慣が身についてしまっている。
音読療法を指導しているのに、自分の身体のこととなるとまるで繊細な感覚を持てずにいる。
これはまずいでしょう。

というようなことをかんがえつつ、しかし音読療法をやっていたおかげで免疫力が強くなっているという実感がある。
風邪を引いてもすぐに回復する。
ほんとうは風邪を引かないほうがいいんだけどね。


昨日は下北沢でライブがあって、初顔合わせのメンバーだったので張り切っていたのだが、昼ごろからどうも調子がわるい。
身体がだるく、筋肉やふしぶしに疼痛がある。
正月の雪かきの後遺症ではないかといわれたが、それとはあきらかにちがう。

ライブの時間まで横になることにした。
本当はきちんと布団に横になればよかったのだろうが、ついこたつにもぐりこんで仮眠。
こういうのもよくないね。

午後6時にライブ会場入り。
調子が悪いなりに、ライブセッションが始まるとそんなことは忘れて、集中して演奏。
お客さんも来てくれて、楽しくお話させていただく。
ライブが終わったら、かなり熱っぽい。
38度くらいあるかもしれない。
風邪ではなくインフルエンザだったら困るなあ、と思いながら、インフルエンザではない感じがする。

解散して家にもどり、そのまま布団をしいて、すぐに寝た。
部屋にはガスファンヒーターがあるので、最低温度(16度)の設定してつけっぱなしにした。
ガスは湿度を保てるのだ。
その証拠に、ガスファンヒーターをつけておくと、トイレの貯水槽の下が結露でびしょぬれになる。

夜中に何度か起きて水分補給。
薬は絶対に飲まない。
薬で熱を押さえたりすると風邪は長引くからだ。

風邪をひくと心配して「医者に行け」といってもらえることがあるけれど、わるいが私はその忠告には決してしたがわない。
重篤な病気なら別だけどね。
とにかく、出たい熱は出させてやって、身体の自然な治癒力を信頼して任せる。

朝方にはすっかり熱っぽい感じはなくなっていた。
が、まだ少しじとじとと汗っぽく、体温調整が完全にもとにもどっていない感じ。

おかゆを作って食べる。
白いおかゆに、塩分補給をかねて梅干を乗せて。
これがうまいのなんのって。
しかし、食べすぎは禁止。
免疫系が一生懸命働いているあいだは、過食は禁止。
消化器系にエネルギーを奪われないように注意する。
おなかがすき加減くらいがちょうどいい。
子どものころは無理矢理にでも食べさせられたものだが。

というわけで、日中は書き物仕事をしたり、疲れたらすぐに横になったりして、安静にすごす。
夕方のいまはほぼ完治した感じがある。
明日にはすっかり元通りになっているだろう。
徐々に食事を元にもどし、身体を動かしていくことにしよう。