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2012年12月30日日曜日

キッズ・イン・ザ・ダーク来場者の声

「キッズ・イン・ザ・ダーク 〜 冬の陣」の来場者アンケートを抜粋して紹介します。
アンケート用紙に記入していただいた方々、ありがとうございました。
「どのシーンが印象に残りましたか」という質問と、「出演者へのメッセージがあればどうぞ」という項目から。

◎個人的に思い入れの強い「なめとこ山の熊」と「星めぐりの歌」はやはり目頭が熱くなりました。前半部では彼岸をさまようような、あちら側に旅立った人たちの声がきこえてくるような「死」の気配が充満していました。後半部は子供たちが無邪気にスキップするシーンから始まり、色や力強さや笑みが次々に色どられ、ああ人間はなんてたくましいのだと感じました。ラストの「祈り」という詩は素晴らしかった。来年も祈りつづける年にしようと決意しました。年の瀬に「いのちの輝き」をありがとうございました。

◎かぷかぷかぷーってのがみなさんかわいかったです☆ 水中の中の泡のイメージ? よかったです。

◎色々な個性が集まって楽しそうに表現している姿が、みなさんとてもキラキラしていました。新しい世界をみれた気がしまするこれからもがんばって下さい♪

◎「いのり……」よかったです。新しいとびらをまた開けましたね〜。すてきです……。

◎すばらしかったです! 音楽と人の声と表情と体と、ミックスされて、ふしぎな美しい気分になりました。

◎朗読とは楽しいものだというメッセージを受け取りました。音楽が即興というのがとにかくすごいです。類似の公演が多分マネできない理由でもあるのでしょう。小道具(ローソク)使いが見事です。前半と後半の色使いの美など、とても高度な演出を感じます。前衛の言葉がピッタリ。美しかった。次回、独演より、こういう形式のパフォーマンスを楽しみにしています。

◎さそりの所でおだやかな竜巻を感じました。雨ニモ負ケズでミミズが見えました。

◎カプカプ。花が咲きみだれるところ。らりるれろ、ぱぴぷぺぽ。音の持つ力がキレイでした。

◎発声、呼吸力が力強く良かったです。音楽との調和もステキでした。

◎ふにゃっとした声を出された時や、ぐにゃぐにゃ動いた時など、決められていない声や体がとても面白いです。耳にも肌にもここちよく、心がゆるみました。とてもよい時間でした。光を見上げるお顔がすてきでした。

◎一番初めの登場の仕方。最後は、ここちよさが残りました。皆さんのエネルギーがあふれてました。

◎全体的の感想で……紫のケムリが立ち、深い緑の雨がふり、黄色の実がなり、朱がはじけ、群青となり、灰色(グレイ)にとけこんだような……! 以前観た時より観やすかったです。慣れたせいかもしれませんね。

◎宮澤賢治のシーン。緑と黄土色のイメージ。冒頭の菜の花のシーン。みんなの笑顔が良かったです。あるがまま、その時を思ったり感じて表現する。見ている側も子どもに戻れたような気がします。

◎カプカプと言っているシーン、祈り、など。音楽と、出演者の方の表情などで、本当に木の前にいる様な気持ちになりました。

◎今までの朗読とは違っていたので、新鮮でした。みなさんの生き生きとした表情がとても素敵でした。ありがとうございます。

◎かしの木、「人間がたおさない限り……」、ラピュタなイメージ。

◎とてもはくりょくがあって、Vividで、生きている面が流れている感じしました。ピアノもとても良かったです。

◎風の音→色々な表現方法(音の強弱/高低/リズム)でまるで本物の風がふいているのが頭の中でイメージが出きました。物語の中に参加しているように感じました。

◎従来の朗読イメージとは異なり、非常に前衛的で素晴らしかったです。大変興味がわきました。お疲れ様でした! 楽しかったです。

◎アドリブが良かったです(笑)。子どもの動き☆ 面白かったです!

◎あっという間の70分でした。統一したテーマのもと、色々なジャンルの作品が鑑賞でき面白かった。また、一人の作品にしぼってじっくりと聞いてみたいとも感じました。みなさん、これからももっとハジけてください。ありがとうございました。

◎朗読/踊り(歩み)/ピアノの全体のハーモニーがとても良かった。樫の木は人間の又は人生の比喩でしょうか? 切り倒す悪い奴が今でもたくさん居ることには要注意と思った。

◎初めて観たので興味深かったです。中学生の時の文化祭を思い出して、なつかしく温かい気分になりました。

◎最初の「声明」。三次元的に声の中にいるのが気持ち良かった。

◎クラムボンのシーン。かにの子たちが、不思議な世界を楽しんだり、びっくりしたり、演者の方がカニの子たちに見えた。

◎今日は久しぶりに感受性が高まりました。文学は奥深いなぁーっと思いました。今日は楽しい時間をありがとうございました!

◎はじめのシーンから。清少納言はおどろいたでしょうね。あんな風に表現されるとは思ってみませんでした。最後「祈り」。樫の木は倒してはいけませんね。

◎年の終わりにありがとう。仕事で心がささくれていたので良かったです。新しい年もよろしくお願いします。

◎前回も拝見しました。骨。人間の無力さや、せつなさ、おかしさがジンジンと伝わってきた。

◎キーボードの演奏と皆さんの発する高い声等のコントラストが、目を閉じて聞いていると想像力がかき立てられた。応援してます。

◎最初のバラバラだった朗読がいつの間にか集まり、大きなうねりとなったシーン。あと、一生分の「カポカポ」を聴いた気がします(笑)。

◎それぞれの声色の違いや動きの違いなど、楽しめました。みなさん心地いい声してますね。

◎さいしょからよかったです。とてもここちよかった。なんでしょね、全体的に「土」のイメージ。

◎雨ニモ負ケズで皆さんがゴロゴロしているシーン。めっちゃ自由な印象を受けました。不思議な気持ちになりました。ありがとうございました。

◎寝ころがってみんなでくっついてグチャグチャになってるところが印象的でした。「人生の荒波」なイメージ。

◎それぞれが微妙にズレて言葉を発しているところは、かなり統制のとれたポリフォニーとして美しくきこえていてとても良かった。全員が床に倒れており重なりながら「アメニモマケズ」を朗読しているとき、なかなかア然とさせられてしまった。まさかここまで自由なアレンジだらけとは思っていなかった。可能性を感じます。

◎祈りました。みんなつながっていると感じました。声の力で、こんなに果てしない旅に出られるなんて……もう心が一杯です。2013年現代朗読の新たな可能性開拓の年になりそうですね。大きく羽ばたいて下さい。

◎やまなし。泡のぶくぶく! 星めぐりの空。一人で星空を見上げている賢治。楽しかったです。

◎雨ニモ負ケズをみなさんがのたうちまわりつつ読まれていたシーン。意外性がありました。言葉に表れる意志の背景にある思いを感じました。

◎面白かったです! こんごも楽しい作品をつくっていってください!

◎なめとこ山の熊。山と死と命のつながるイメージ。楽しげに演じて(?)いるところがよかった。運動量多いですよね。

◎どれも素敵でしたが、枕草子が私は特に心に残りました。荘厳でもあり、リズミカルでもあり。描かれている風景がみえるようでした。暗い中で子どものように楽しそうな出演者のみなさまそれぞれがすごくすてきでした。お疲れ様でした。見ていても聞いていてもとても面白かった!

◎「春はあけぼの」いいですねー。楽しげにやればやる程良い。元気さが急に小声になる所はグッとくる。もっとささやく様にでも良いかも。どのシーンも楽しそうな程嬉しくなります。

◎いちめんのなのはな。すごく楽しそう。まきこまれる感じ。いろんな表情が見られて面白かったです。動きもスゴイな〜と思いました。

◎「雨ニモ負ケズ」のコンタクトインプロのような動き。全体で1つで、でも部分部分は独自の意思をもって動いていて、アメーバっぽい。出たいぃぃ。

◎「銀河鉄道の夜」赤いさそり。なんでおもしろかったんでしょうね。赤いかたいさそりが伝わってきたのかな。「雨ニモ負ケズ」宮澤賢治の作品の朗読を聴くのが好きです。目をつぶっているとイメージがわきあがってきて……今日のはそれとは全然ちがう体験。イメージ(ことばから伝わる意味)ではなく、音そのもの、音を出しているからだそのものがそこに在るかんじ。「雨ニモ」の体のかさなりは「意味」を広げ、体としてもおもしろかった。初めてですが、声の交響楽。