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2012年11月25日日曜日

介護予防アーティスト養成講座3回め、音楽ライブとしての朗読

今日は朝から埼玉新都心まで行って、日榮さんのNPO法人「Art Beat Heart」が主催する介護予防アーティスト養成講座の講師をしてきた。なぜか10時半スタートだと思いこんでいて、でも実は9時半スタートだったので、かなりあわてふためいて出発。
幸い、なんとか間に合った。

今日は丸一日、ほぼ私がメインで講習をおこなった。
共感的コミュニケーション、音読療法(呼吸法/音読エチュード)、即興演奏法という3点セットをみっちりやる。
私も自分の能力をめいっぱい発揮して伝え、参加者のスキル獲得に貢献できるという機会をこんなに持つことができて、長時間で大変ではあったが幸せだった。
参加者も大量の情報量を受け取ってさぞかし大変だったろうと思うが、みなさん、しっかりと最後まで食いついてきてくれてうれしかった。

このあとは参加者は実習にはいっていく。
彼らを受け入れてくれる施設やイベントを日榮さんが苦労して確保したので、そこへ行って実際に介護予防プログラムを実施してみるのだ。
そのフォローアップ講座を年明け3月にあと2回おこなって、この講座の今期は終了となる。
いまの社会状況のなかでとても大切な講座だと感じているので、できるかぎりの協力は今後もしていきたいと思っている。

最後の即興演奏法で、短い時間だが、みんなといっしょにやった音楽セッションが楽しかった。
シンプルなリズムと音階(モード)を共有するだけで、だれでもすぐに即興セッションを楽しむことができるということがうまく伝わっただろうか。
とにかく、楽しんでほしいと思う。

楽しんで、遊びに熱中することでしか人は成長しない。
今日も参加者から出てきた感想だが、学びは苦しくないと本物じゃない、という思い込み/刷り込みが根強くあるようだ。
そんなことは決してない。
そんなかんがえを持っていたら、まずそれを手放してほしい。

その最中に、野々宮のケータイに下北沢の老舗〈レディジェーン〉から連絡がはいり、朗読を名指しでライブの依頼があった。
日程を決める話のなかで、1月27日(日)はどうかということになったとき、「2月でもいいよ、2月は坂田明が決まっているだけなんで2月でもいいけど」というようなことをいわれたらしく、坂田明と朗読が同等に扱われるようになったことがおもしろいと思った。

私はピアノでサポートにはいることになった。
音楽の共演者がもうひとりくらいいてもいいなと思ったので、チェロの翠川さんとか、サックスの梅津さんとか、とにかく誘ってみれば、という提案をしておいた。
ただしこのふたりとも私とはやったことがないので、引き受けてくれるかどうかはわからない。