ページ

2012年10月30日火曜日

煮豚を作る、昼ゼミでひさしぶりに演出的耳を使った

昼に煮豚を作る。
これ、超簡単レシピで、ブログにupしてあると思っていたのだが、検索しても出てこないので、近いうちに紹介しよう。
サヤ佳活動10周年記念公演のときに作ったおでんの残りといっしょに、昼食。
しっかり食べて、いまだに(20時現在)お腹がすかない。
もちろん晩ご飯はなしですます(いつものことだが)。

午後3時から昼ゼミ。
臨時ゼミなので参加者はすくなく、祥子ちゃんと玻瑠さんだけ。
と思ったら、終了まぎわになってオーディオブックリーダー養成講座受講中の大西さんがいらした。

玻瑠さんは小川未明を、祥子ちゃんは岡本かの子を読む。
なんだか演出的な態度で朗読を聴かせてもらうのはひさしぶりな気がする。
ただ耳になり、ただ受容して朗読を聴かせてもらうのは、私にとってはとても大切な時間であり、うれしいことでもあり、また自分の能力を発揮できる実感があるときでもある。

祥子ちゃんの身体の使い方についてアドバイスする。
身体を「縦」に使うことについてのアドバイス。
姿勢を縦向きに意識する。
呼吸器系を縦方向にのばす。
口も縦に大きく使うことを意識する。
とたんに読みと音の響きが変化しておもしろい。

もうひとつ、音程についてのアドバイスも。
女性の朗読者にはふたとおりあって、ふだん自分の声が「女性っぽすぎる」と思って自然で楽な音程より低く抑えてしゃべろうとしてしまう人と、逆にかわいく聞かせようとして意図的に高い音程を作ってしゃべってしまう人。
祥子ちゃんは前者の可能性があると感じて、いろいろやってもらう。
いずれにしても、自分の自然な発声で朗読できたとき、その音はとても魅力的なものになる。
祥子ちゃんの今日の朗読も、とても魅力的なものを引きだせたと感じて、私は自分の貢献と能力発揮のニーズが満たせてうれしかった。

掘りごたつライブの企画案が出てきたりもした。
これはぜひ実現したい。

昼ゼミのあいだ、なぜか羽根木の家猫のムイがみんなにからんできて、超かわいかった。
これこそ「無作為」「自然」「自分に正直」である姿の魅力であろう。
人間にはなかなか難しいことではある。