ページ

2012年8月24日金曜日

梅丘〈テイクファイブ〉ライブは超楽しかった

今日のライブの模様はYouTubeにupしようと思う。
来れなかった人に今日のライブの楽しさの一端を少しでも味わってもらいたい。
それほど楽しかった。

11月に梅丘音楽祭というものを実現しようとしている人たちがいて、そのうちのひとり・矢郷さんから「朗読もどう?」と声をかけていただいたのが、今日のライブのきっかけだ。
矢郷恵子さんはトランジション世田谷・茶沢会の中核メンバーの矢郷桃ちゃんのお母さんで、女性活動家として大変パワフルな方だ。

矢郷さんの紹介で〈テイクファイブ〉に行ったところ、音楽祭の前にまずは店で一度ライブをやりませんか、という話が、あれよあれよと決まってしまった。
それが今日のライブ。

げろきょメンバーに声をかけたら、7名が出演してくれることになった。
ほかにもお客さんで来てくれるという人も。
演目を決めて、例によってほとんどリハーサルらしいリハーサルもなしに、今日を迎えた。

午後、羽根木の家に来てくれたメンバーと、最小限のリハーサル。
今日、始めて合わせる演目もある。
といっても、暑くて、あとはだらだら休むのみ。

午後6時前、羽根木の家を出て、羽根木公園を抜けて梅丘まで歩いて行く。
6時すぎに現場入り。
出演者はみんな「派手な衣装」を着てきている。
衣装の指示はとくになかったが、なんとなく「派手な」感じでということになっていたので、チャイナあり、水着あり、アフリカンあり、浴衣ありの、見た目もすごいことになっている。

7時すぎ、お客さんもやってきて、げろきょメンバーも来てくれたし、それ以外の方も来てくれて、けっこうにぎやかな感じ。
7時半、ライブスタート。
今日のセットリストはこんな感じ。

【1st stage】
1. 「温室」なお、野々宮卯妙、KAT
2. 「愚かな男の話」山田みぞれ 岡本かの子・作
3. 「Depth」照井数男
4. 「挨拶朗読:いちめんのなのはな」フジサワ、KAT 山村暮鳥・作
5. 「自転車をこぐ」佐藤ピリカ
6. 「ふとんたたき」なお
7. 「ゼータ関数の非自明なゼロ点はすべて一直線上にある」照井数男、佐藤ピリカ
8. 「迷信」野々宮卯妙

【 2nd stage】
1. 「セカンド・ステージ」全員(男:なお、女:照井数男)
2. 「蛍」フジサワ
3. 「ある夏の日のレポーター」山田みぞれ、野々宮卯妙
4. 「Kalimba Man」KAT
5. 「彼は眠らない」全員

作が明記していないのは、すべて水城ゆう作品。
ひとり朗読あり、ふたり朗読あり、三人朗読あり、おおぜい朗読あり、色ものあり、シリアスなものありで、現代朗読のコンビネーションとバラエティをあますところなく表現できたライブとなったような気がする。

そして今回はエンタテインメントとしての朗読寄りだったかもしれない。
それはなにより、出演者が楽しんだという意味において。
そしてそれは、ひいてはオーディエンスも楽しんでくれることになる。

先日のキッズ公演もそうだったが、このテイクファイブ・ライブもそうだ。
このところ、今後のげろきょの指針となる重要なパフォーマンスがつづけざまにおこなわれているように感じる。