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2012年6月27日水曜日

げろきょゼミでおこなっている「チェックイン」というもの

現代朗読協会の表現ゼミでは、これまで、冒頭にかなりの時間をついやして「気づき報告」というものを必ずやっていた。
見学に来られた方はこのことに驚くこともしばしばあった。

これは、日々、参加者がマインドフルにすごす時間を大切にし、自分の身体のことを始めいろいろなことに気づいていけるようにしよう、という目的でスタートしたのだった。
この目的はいまもつづいているし、今後もマインドフルの練習はもちろんつづけてほしいと思っているのだが、最近はゼミの冒頭の時間をちょっとちがうように使いはじめている。

気づき報告ではなく「チェックイン」という時間にしている。
これはNVCのワークショップやその他のミーティングでおこなわれていたものからヒントをえて、私たちも採用したものだ。
これだと気づき報告ほど時間は取られず、しかしマインドフルの練習にもなってその後のゼミでの気づきが多くなる、という効用もある。

どういうことをやるかというと、日頃練習しているマインドフルをこのチェックインの時にもやってみるだけ。
ちょっと静かにして呼吸を整え、自分の身体や内側に目を向けてみる。
自分をじっくりと味わってみる。

そのとき、自分が「いまここ」でどのような感じなのか、わくわくしているのか、不安なのか、落ち着いているのか、身体のどこかが痛いのか、あるいはなにかほかのことで気づくことはあるのか、そういったことに意識を向け、それを言語化してもらってみんなとシェアする。
そういう時間だ。

いままで数回のゼミでやってみたが、参加者の状態を教えてもらうのはとてもうれしい感じがした。
そしてその後にエチュードをやったり、それぞれのニーズに応じて朗読をしたりするのだが、マインドフルネスがつづいてクリアな感覚になるのがおもしろかった。