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2012年4月5日木曜日

音読日めくり二か月

「音読日めくり」をスタートさせてもうすぐ二ヶ月がたつ。
 思い立って始めたのは2月13日だった。以来、奇跡的なことに、ただの一日も抜けることなくつづいている。
「日めくり」のコンテンツは3種類。これを毎日用意するのはけっこう大変で、容易なことではない。
 まず、音読用の短いテキスト。これはパブリックドメインから取ってくるのだが、毎日なにを選ぼうか悩む。声に出して読んで楽しい文章、リズムのある文章、イメージがわく文章。小説であったり詩であったり歌詞であったり。
 次に音読療法に関係するみじかい読み物。呼吸法とかマインドフルネスの話。
 最後にスケッチ。これが一番手間がかかる。毎日一枚描きおろしているので、油断すると途切れそうになる。
 最初は全部葉っぱで通そうと思っていたのだが、とてもじゃないがネタがつづかない。身近な植物を摘んできて描くのだ。図鑑を見て描いていると思っている人もいるみたいだが、それじゃつまらない。
 葉っぱでつづけるのはむずかしいので、いただいたお菓子だの、花だの、瓶だのを描くようになった。それにしても手間がかかるのはおなじだ。

 読者はまだまだ少ないが、つづけているとうれしいこともある。
「音読日めくり」を読むことを毎日の日課にしている人がいる。その人はそのせいで「元気になった」とご主人からもいわれたそうだし、ご自分もそう感じておられるらしい。さらにそれをボイスブログに毎日アップしている。私はそれを聴くのを楽しみにしている。
 毎日プリントアウトして持ち歩いている人もけっこういる。ノートに貼りつけて音読日めくり本みたいにしている人もいる。私もいずれはこれを本にしたいと思っている。さすがに一年分だと大部になってしまうので、季節ごとに分けるなどいろいろとかんがえている。
 ブログのコメント欄にコメントを残してくれる人もいる。わざわざメールをくれる人もいる。
 とにかくうれしい反響が毎日のように届いて、苦労しているかいがあるのだ。
 つまり、こうやって毎日つづけられているのも、みなさんのおかげということだ。わざわざいうまでもないけれど。