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2012年3月10日土曜日

体験講座と参加者の感想、昼ゼミ、文体の話

午前10時から月に一度開催している現代朗読体験講座。今日は2名のキャンセルがあったが、ほかの方は全員、ドタキャンもなく無事に来られた。鉄道の人身事故で遅刻した人はいたが、無断欠席がなかったことは私にとってとてもうれしいことだった。
 今日は全員女性。みなさん、さまざまなニーズを持って来られたのだが、頭が柔軟で、朗読講座としてはとても風変わりな現代朗読の考え方をどんどん理解してくれ、実際にやっていくにつれ読みと身体性が変化していくのを見るのは、私としてもうれしく、また多くの発見と学びがある時間だった。
 3時間があっという間に終わり、ふたりの方は予定があって帰られたが、残りの人たちは午後も残ってくれるということで、近くのパン屋でパンを買ってきていっしょに昼食。

古い知り合いのまこちゃんが参加してくれていて、10年以上会っていなかったのだが、ひさしぶりに会ってみたらまったく変わっていなくてびっくりした。そして元気そうなのがうれしかった。またなにかいっしょにやれるといいなあ。
 午後の昼ゼミはゼミ生のかっしーが来て、まこちゃんも含めて体験講座から残ってくれた4人の方も入れて、いろいろなエチュードをやったり、朗読したりして、充実した内容だった。みなさん、ありがとう。

 夜は6時から夜ゼミ。
 ネット経由で片岡さんが参加。月海ちゃんも来てくれた。月海ちゃんはまこちゃんとも知り合いで、旧交を暖めていた。
 ふなっちに「文体」の話をする。前からいっていることだが、今日は「歩き方」をたとえに出して説明してみた。この話の詳細については、近いうちに書きたいと思う。
 ふなっちはそのあと満足したのか、かっしーと「がきんちょモード」にはいってしまい、教室の後ろで暴れる小学生たち、みたいになってしまった。私の「ある程度の秩序を持って学びの場を作る」というニーズが満たされなくて、なんとなく気分が盛り下がる。
 葉っぱのスケッチ。明日の分。

 体験講座で参加者が残してくれた感想文を、抜粋して紹介する。
 来月の体験講座は4月7日(土)10:00-13:00です。

●今日はゆったりした雰囲気の中で楽しくレッスンを受けることができました。内容として、外の情報を自分の中に入れていく、外に自分を開いていくということが、すごく自分の心に落ちてきました(ハッと気付きました)。表現をつけたいという私の希望にピッタリの体験レッスンだったと思いました。本日はありがとうございました。

●開眼しました。ただ朗読の勉強に来たつもりが、今まで悩んでいた身体の痛み・心の痛みまで解消できる方法を学ぶことができて本当に良かったです。今後も積極的に参加したいと思います。

●文学作品の朗読は、イスに座り、無表情に淡々と語る、というイメージを勝手にもっていましたが、そういう枠に自分をはめこむことはないんだとわかり、それだけでも自由に解放された気がします。感情を感情でコントロールしようとするとからまわりしますが、呼吸・姿勢・声をコントロールして、人と共感することで、朗読の楽しさの先に広がる世界に触れられることを体験できて、とてもワクワクしてきました。

●朗読は初めてでしたが、とても新鮮な体験をすることができました。今の自分の体の状態を文章を読むことで知ることができました。緊張してましたが、おわりにはリラックスした状態を感じることができました。たのしかったので、また参加したいです。ありがとうございました。

●今日はありがとうございました。あれだけのストレッチ(?)呼吸法(?)で体がとても楽でした。また、いろいろあり「耳」「口」「動」の連携プレイがうまくいってなかった私にとって、とても有効的なトレーニングだと思いました。とにかく、とても面白かったです! 学びがいっぱいでした!

●緊張しやすいというコンプレックスを解放することができそうです。会場もとてもよい雰囲気でリラックスできました。対話が日頃から足りてないと思っていたので、こういうレッスンで補おうと思います。どうもありがとうございました。