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2011年12月9日金曜日

欲望の時代から調和・共感の時代へ

今日から今年(2011年)最後のツアーです。
 ツアーなんていうとおおげさですが、名古屋と小牧と知立と北陸の実家を回って、また東京に戻ってくるという旅程です。
 名古屋では声の表現の仕事をしている人たちを相手に「声の表現スキルアップセミナー」を丸一日かけてやります。
そのあとはこまきみらい塾の現代朗読講座の最終回。40人近い受講生の皆さんとのおつきあいも、これが最後となりました。なんとなく寂しいですね。
 翌日は知立市に行って、語りの小林サヤ佳ちゃんとここ何年か出演している演劇フェスティバルのリハーサルと本番があります。今回はげろきょから野々宮卯妙も助っ人で駆けつけます。
 こうやってだれかから求められてその場へ行けるというのは、とても幸せなことですね。自分からこうしたい、ああしたい、という気持ちももちろんありますが、それ以上にこうしてほしい、ああしてほしい、というだれかの気持ちに応えるときに、大変幸せな気分になれるのは、私だけではないでしょう。
 私は高度経済成長まっただなかの、いわば「欲望の時代」に生まれ育った世代ですが、欲望から調和・共感の時代へと確実に社会意識が変化していっているのを、自分の意識の変化とともに実感しています。