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2011年6月16日木曜日

今日のみずき:一番じゃなきゃ気にいらない

アイ文庫のウェブサイトに掲載している「今日のみずきさん」が、どうやら投稿システム(はりがみ屋)もしくはサーバーが不調のようで、書いたものが反映されないので、ブログに貼っておきます。一時的な処置です。
毎日、500字前後で書いているものです。

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はい、認めます。自分が一番じゃなきゃ気にいらないって。
いやいや、すべてにおいてそうだといってるんじゃないですよ。さすがにね、それはね。そうじゃなくて、自分の表現の仕事において、これだけは人に譲れないって部分があると思うんですよ。だれにでもね。こういう仕事をしている人にはね。で、それが自分よりすごい人に出会ったりしたら、激しく嫉妬するわけですよ。そして知り合いがそれを絶賛したりすると、それが事実であっても非常に悔しいわけです。
もう認めますよ、はい。子どもと同じだって。自分が一番じゃなきゃ気にいらないんだってね。
いいじゃないですか。人に嫉妬しても。嫉妬して、悔しがって、落ちこんで、それからまたがんばってはいあがってくるんですよ。いくらじじぃになってもね。
いいじゃないですか。どれだけ歳を取っても、人のなかにはいつまでも子どもの部分があるはずです。そこにはとても大事なものがはいっていて、ときにはそこからわくわくしたり、げらげら笑ったり、わあわあ泣いたり、といったものを取りだしてくることも必要なんじゃないでしょうか。
しかし、まあ、私が子どもっぽい言動をしても、笑ってそれを見すごしてくれる人がいなきゃ哀れといえばそのとおりなんですけどね。お願いしますよ。