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2011年3月18日金曜日

これからは被災地を思いながらすごすその一歩のライブ「春うふ2011」

震災から1週間。そして「春うふ2011」まで1週間。
さまざまな行事が取りやめになり、自粛ムードが広がっている。節電ということもあるだろう。被災地を優先させるために、移動や物資輸送を控えるということもある。
そんななか、アーティストたちがいろいろなメッセージを出している。
義援金のような形で支援する人もいれば、被災地に向けてメッセージを表現することで支援しようという人もいる。いつもどおりの活動を淡々とおこなっていくことが、結局は応援することになるのだ、という人もいる。現地がある程度落ち着けば、現地入りして直接被災された方々を励まそうとする人も出てくるだろう(すでにいるかもしれない)。
友人の石村みかが出演しているサスペンデッドの「カラスの国」も、シアタートラムで昨日から公演がはじまった。

1週間後に音楽ユニットOeufs(うふ)のライブが予定されている。
プロ野球の開幕は延期になったが、私はライブを予定どおりおこなうことにした。
ライブ会場に来るのに交通機関を使わなければならないが、来てしまえば、そこに集まってくれた人たちの家は電力消費が少なくなり、たぶんライブ会場の電力消費のほうが少ないはず。という考え方もある。
それより、ライブに来てくれた人たちが、一時的に日常生活や災害情報から離れ、リフレッシュしたり、前向きの気分になったり、癒されたりして、また翌日から元気にほがらかに生きていく気持ちになれたらいい、と思うのだ。

今回、歌の伊藤さやかのリクエストで、チケット代を「無料」にすることにした。なので、みなさん、どうぞ気軽に、知り合いの方を誘っていらしてほしい。
チケット代はもともと2,000円だったのだが、もしその気があれば、そのうちのいくらかでも自分の都合よい方法で被災者の支援にあててほしい。そうすれば、会場費を自腹で払うといっている伊藤さやかもまた、それだけの貢献ができたことになる。

ひさしぶりのOeufs(うふ)のライブだ。
童謡、唱歌、スタンダードナンバー、オリジナル曲、朗読など、いつものようにトークとともにお送りする予定だが、少しだけ被災地のことを想う時間をいただきたい。
たぶんこの先何年も、私たちは今回の激甚災害と付き合っていくことになるだろう。日常生活をしていても、いつもどこかに災害のことが関わってくることになるだろう。
なので、それをあたりまえのこととして受け入れる準備をしておきたい。いまはまだ「特別のこと」としてびっくりしているばかりだが、自分なりの日常をきちんと送りながらも被災地のことを普通に思っていられるようになりたい。
今回のOeufs(うふ)のライブも、いつものように音楽、朗読、トークで皆さんと楽しみながら、被災地のことにも想いをはせてみる。
そんなふうにやりたい。
皆さん、来てね。

「春うふ2011」の詳細はこちら