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2010年12月13日月曜日

名古屋ウェルバ・アクトゥス・アート公演レポート(3)

12月11日、土曜日。晴のち曇。
東京組のみんなとホテルの朝食会場で待ち合わせ。
名古屋公演は今日が最終日。体調はいい。睡眠も充分に取れている。
10時、芸文センター入り。
「特殊相対性の女」のリハーサル。照明や小道具などのセッティングをしてから、かいつまんでやる。通しはなし。かなり時間的余裕があって楽だった。

午後2時半開場、3時半開演。
野々宮の両親が、ほかにも知り合いの方を何人も連れて来てくれた。全体的に客の入りは少なかったのだが、客席の後ろのほうをつぶしたりして工夫。
東京からもとくちさんと丸さんが来てくれた。
役者の石村みかは調子があまりよくないということだったが、ひらめきのある演技を見せてくれた。いつものことだが、思いがけないことをいろいろとやってくれる。野々宮の読みも安定のなかに鋭さと迫力があり、3人のコミュニケーションが昨夜の「沈黙の朗読」とはまた異なった高いクオリティでおこなわれた。
お客さんからの反応は「意味がわからない」「ストーリーがわからない」など、高齢者を中心に多かった。一方、若い人からの「涙がとまらなかった」「衝撃的だった」などがあり、終わってからも私に熱烈に語ってくれる人もいた。
つまり、賛否両論まっぷたつ。中間はなし。これまでの経験で、これはパフォーマンスが成功したときの反応ととっている。

終演後、「Ginga」の修正リハーサル。今日だけ笛吹きふえこさんが生徒さんふたりと参加してくれるので、そのタイミングや動きも交えて。
夕食をはさんで午後6時半開場、7時半開演。
この回が一番お客さんがたくさん来てくれた。
昨日すでに一回やっているので、出演者もリラックスしてやれたようだ。
終演後、撤収があるためにホールをさっさと追いだされた観客も、ロビーで出演者たちと歓談。にぎやかだった。

撤収。
打ち上げ会場の〈まちの縁側MOMO〉にそれぞれ移動。メイン出演者、ゲスト、スタッフ、協力者など、30名以上が集まって、大変にぎやかになった。
11時半まで飲んで、東京組は丸さんの車で帰還。
途中、何度か休憩しながら、東京に着いたのは午前6時半だった。丸さん、お疲れさんでした。皆さんもお疲れさんでした。
この三日間、協力してくれた方々や出演してくれた皆さんには、心から感謝いたします。