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2018年4月25日水曜日

音読トレーナーになるとできること

音読トレーナー養成講座の開催日程が近づいている。
音読療法を必要としている多くの人に伝えるためにも、専門知識と経験を積んだ音読トレーナーがもっと育ってくれることを願っている。

音読トレーナーの仕事は社会貢献であり、やりがいがあることだと思うが、なにより自立したスキルであり、自分自身が自主性をもって楽しくいきいきとやれるところがいい。

私自身は音読トレーナーではないが、いちおう音読療法協会のオーガナイザーとして音読トレーナーと同等の仕事をさせてもらうことがある。
いくつか楽しい仕事があるのだが、なかでももっとも楽しいと思えることのひとつは、音読カフェの開催だ。

音読カフェというのは、音読療法を用いて参加者の心身の健康向上や病気予防、介護予防に寄与すると同時に、飲食しながら楽しく気軽に語りあう場だ。
安心と安全、つながりを作るために、共感的コミュニケーションを場づくりのベースとしている。
つまり、音読カフェを進行する音読トレーナーは、音読療法を用いたワークを提供しつつ、みなさんの安心とつながりをサポートする「共感的な聞き役」にもなっているのだ。

場を進行しながら、参加のみなさんがみるみるいきいきとしたり、安心して日頃気になっていることを話したり、ちょっとしたコミュニティが育っていくのを見るのは、本当に楽しくやりがいのあることだ。

私は北陸の実家のリビングを使って、月の一回の帰省のたびにご近所さんに声をかけて開催しているが、毎回楽しみだ。
そしてまた、毎回の常連さんも楽しみにしてくれていて、欠かさず参加してくれる。
地方の過疎の町に、貴重なコミュニティが生まれているように思う。

本当は毎週でも開催したいのだ。
音読トレーナーが自宅などでやる場合、毎週のように開催することも可能だろう。
介護予防やコミュニティの場として大変効果的であることはまちがいない。
また、仕事として持続的に音読トレーナーの活動をささえるための収入源にもなるだろう。

ほかにも音読トレーナーは行政などと組んで介護予防教室を開いたり、介護施設でリハビリ活動をおこなったりと、さまざまな活動機会がある。
みずから企画して積極的に動けば、仕事の場を広げていくことも可能だろうし、音読療法協会はそんな活動を全面的にサポートしている。
なによりそれは社会貢献活動であり、また自立的な仕事として自分の裁量でおこなえることが魅力ではないだろうか。

呼吸や声を使って自分自身や身近の人を癒し活力を養うボイスセラピーの概要を学び、身につけるための講座です。この講座の受講修了が音読トレーナーの資格取得講座の受講要件となります。4月28日(土)14時からJR国立駅徒歩5分の会場にて開催。

介護予防や健康促進ワークに最適な音読ワークをファシリテートできる「音読トレーナー」の資格を取得するための2泊3日の合宿形式講座を4月28日(土)午後から30日(月/振替休日)の三日間にわたって、JR国立駅徒歩5分の会場で開催します。