NVC国際公認トレーナー、ホルヘ・ルビオによるワークショップの翌日、私は北陸の実家に帰省しました。
東京は晴れていい天気だったのに、小松は強風と雷光の荒れた天気。左右にあおられながら不安定な着陸で、ひさしぶりに肝を冷やしました。ま、無事でしたが。これからの北陸の冬は、雪による運行中止や荒天など、予定どおりにはいかないことが起きそうで、覚悟が必要です。
実家では冬支度をいくらかやって(雪囲いの修理とか枝を払った後始末とか)、翌日は電車で移動。名古屋経由、小牧へ。
こまきみらい塾の現代朗読講座4回めでした。
これまでこの講座では、40名の参加者という大人数に対応するため、グループワークがほとんどだったのですが、今回はなるべくひとりひとりとコミュニケートしたいと思って、ひとりずつ順番に話してもらうことにしました。質問、感想、参加した理由など、さまざまな声をひとりずつ丁寧に聞かせてもらい、それに応えていくことで、これまでとはまた質の異なるつながりの深い講座になったような気がします。とても充実した、楽しい時間でした。
名古屋に戻って、投宿。
翌日は東京戻り。午後は朗読ゼミ。
参加者が少なかったので、羽根木の家の掘りごたつでまったりと。とはいっても、7人くらいはひとつのこたつに足を突っ込んで、肩を寄せ合っていたわけですが。それが理由かもしれませんが、とても親密で共感的な話と朗読の聞き合いができて、暖かい気分になりました。
夜はテキスト表現ゼミ。
こちらもまたもや、掘りごたつゼミ。参加者が昼より多くなったので、さらに窮屈で親密になりました。
今回はライティングテーマが「偏頭痛」でした。これまで、参加者全員の作品をプリントアウトして全員に配り、それを見ながら読み合わせをしていたんですが、今回からプリントアウトは本人作品のみにして、ほかの人は私も含めて耳で聞くようにしました。そのことが、「いまここ」の集中力を高めることは確かなのです。真剣に聞き、真剣に感じたことを受け止めて、それを表現しあいます。
このテキストゼミも含め、この日一日、私は自分自身の「いまここ」を大切にできた、とても充実した一日のような感じがしました。毎日このようにすごしていけたら、悔いのない生き方となるに違いありません。