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2011年8月31日水曜日

長編サスペンスSF小説『原発破壊』を電子ブック発売

メルトダウンにいたるシビアな原発事故を、綿密な取材と多角的視点でリアルに展開する長編小説『原発破壊』を、電子ブックとして刊行しました。
こちらから立ち読み&購入できます。

四百字詰め原稿用紙に換算すると500枚近くの大作です。
これ、実は、1996年に執筆・脱稿していたのですが、ある事情で活字出版されることなく、こんにちまで私のコンピューターのディスクのなかに眠っていたものです。
3月11日の大震災に端を発して起こった福島第一原発の事故状況を追ううち、この小説のことを思い出しました。しかし、さまざまな心情が交錯して、事故後すぐには発表することができませんでした。
最近、電子ブックの販売実験をスタートしたこともあり、また原発の事故がまったくいっこうに収束してもいないのにもうそのことを忘れかけている人がいることなどから、このたび思い切って刊行することにしました。
1996年当時に執筆した原稿のまま、一言一句改変してません。そのままの形です。
再読して驚くのは、15年前に書かれたものなのに、まるでいま書かれたもののように事故状況がそっくりだということです。また、自分自身がこれほど原発について綿密な取材をおこなっていたことにもびっくりです。

皆さん、まずは立ち読みしてみてください。小説の全体の半分近く、立ち読みできるように設定してあります。
購入いただく場合の価格は300円です。