(演劇+朗読)×音楽=「特殊相対性の女」!?
女優・石村みかと朗読家・野々宮卯妙、そして即興演奏の水城ゆうがぶつかりあい融合する音の饗宴……
さまざまな舞台で活躍中、その天性の演技力で観る者を魅了している劇団東京乾電池の女優、石村みかと、現代朗読協会でバロック朗読家の異名をとる朗読者、野々宮卯妙。
個性の強いふたりを融合しぶつからせるのは、水城ゆうの斬新な演出、そして音楽。
写真家・三木義一による映像が音を目に焼きつけます。
時空を超えた物語が、地下空間で跳ねまわる!
ことばを超えて溢れる、ことばにならない感動を体験してください!
(演劇+朗読)×音楽=「特殊相対性の女」
作:水城ゆう
出演:石村みか/野々宮卯妙/水城ゆう
映像美術:三木義一
日時:2010年9月19日(日)
昼の部 14:00開場/15:00開演
夜の部 18:00開場/19:00開演
会場:Com.Cafe 音倉(下北沢)
http://www.otokura.jp
(155-0031)東京都世田谷区北沢2-26-23 EL NIU B1F
料金:3,000円(ワンドリンク付き)
予約:オンライン予約(携帯可) ⇒ こちら
メール予約 live@roudoku.org
FAX予約 03-6893-0595
問い合わせ:live@roudoku.org/090-9962-0848(現代朗読協会)
印刷美術:出愚坊一歩
印刷デザイン:伊藤貴人(鯔背屋)
制作:NPO法人現代朗読協会
協力:ウェルバ・アクトゥス制作実行委員会/アイ文庫
◆演出家からのメッセージ◆
演劇が役者の身体による表現であることは異論のないところだと思うが、朗読もそうであることはあまり認識されていない。
私は朗読演出においても常に朗読者の身体性、時空性を意識し、また意識させてきたが、すぐれて鍛えぬかれた朗読者の身体性が鍛錬された役者の身体性とどこまで拮抗するのか、興味を持っていた。もちろん朗読者と役者との身体性は、その使用方法やあり方そのものが異質なものだが、それゆえおなじステージ上に存在したときにどのように拮抗するのか、あるいは拮抗しないのか、化学反応を起こすのか、起こさないのか、好奇心をかきたてられる。
野々宮卯妙といういわば現代朗読で純粋培養された朗読者と、石村みかというすぐれた身体感覚を持った役者とのぶつかりあい。見たこともないもの、聴いたことのない声、音、経験したことのない時空を経験したくて、このテキストを書いた。
アルバート・アインシュタインは、物質が光速度に近づいていけばいくほど時間と空間に非日常的な歪みが生まれることを証明した。彼の頭脳が高速(光速)回転していたとき、彼の身体はどんなイメージに包まれていたのだろうか。彼はまた音楽を愛する人でもあった。
私もピアノ弾きという立場でステージにいるのだが、ご来場の皆さんとともに異空間の目撃者、体験者としてそこにありたいと望んでいる。
(水城ゆう)