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2009年12月7日月曜日

OmmWriterというテキストエディタに惚れた

 Mac用の無料ソフト。
 とてもシンプルなテキストエディタ。シンプルなだけでなく、デザインが美しい。
 少し使ってみるとわかるけれど、「書く」という行為以外のなにものにも邪魔されないばかりか、このエディタの持つ一種の「環境」が心を落ち着かせてくれて、「ちょっとまずいのでは?」と思うほど書く内容がクリアになるような気分になる。

 フリーソフトだが、取得するにはメールアドレスを入力する必要がある。すぐにURLが送られてきて、ダウンロードできる。
 起動すると、真っ白な雪原の風景が画面いっぱいに広がる。枯木が二本、右のほうに立っている。そして、環境音楽のような静かな音楽が流れはじめる。
 最初はいったい、この画面のどこに書けばいいんだととまどったが、マウスを動かしてみると、画面中央に四角い入力窓があらわれる。この窓の大きさは好きなように変えられる。
 文字を打ってみる。日本語だと確定操作をするまでわからないのだが、英文だとキーを打つたびに控えめな音が発生して、それがまるで自分でも音楽に参加しているようなリズムを作りだす。しかし、まったく邪魔ではない。

 背景はほかに、なにもない無地と、淡い布目のような模様に変えられる。
 フォントも3種類くらいはある。しかし、それだけ。大きさも3段階で変えられるのみ。
 音楽は7種類とミュート。キークリック音も何種類かから選べる。
 それ以外はなにもない。カーソルを動かすとシンプルなデザインのアイコンが現れて、最低限のファイル操作ができる。
 私は書くときは、画面の中央にエディタ窓を置いて、そのまわりにはブラウザだのメーラーだのを立ちあげていつでも使えるようにしていたのだが、それらがいかに書く行為や思考に邪魔な介入をしていたのか、あらためてわかった。シングルウインドウの時代にはそうやって書いていたわけだし。
 Macユーザーにはかなり強力におすすめ。