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2010年3月29日月曜日
プレゼンテーションの極意
世間には上記タイトルのようなテーマの本や、講座やDVDがじつにたくさんあって、ほとんどあふれかえっている観がある。ほとんどがビジネスマン向けである。
企業活動においてはよほど「プレゼンテーション」の能力が要求される、もしくは必要とされているようだ。
もちろん、それらの本をいちいち熟読したわけではないが、ざっと見渡したかぎり、どれもこれも似たり寄ったりの内容である。
さて、話は変わるが、私はこれまで数多くの講演や講義(一種のプレゼンテーションといっていいだろう)をおこなってきた。
振り返ってみれば、最初は職業作家になったときだった。まだ29歳だったが、北陸の地方都市に住んでいたので珍しがられ、あちこちから引っぱりだこだった。よほどの売れっ子作家は別として、たぶん東京在住の作家よりたくさんの講演依頼があった。
その後、たぶんその「物珍しさ」の延長線上で、地方テレビ局のいくつかから依頼され、キャスターや司会進行の仕事を5年くらいやった。週一ペースで5年だから、かなりの出演回数になる。
そしてまたそのことで講演依頼が増え、あちこちにのこのこと出かけていっては話をした。
企業や学校、役所からの依頼、生涯学習の一環としての講演など、いろいろな人を相手に話をした。私も人と話をするのは嫌いではないので、依頼は基本的に断らないことにしていた。
話をするのが嫌いではない、というより、だれかのお役に立てるのがうれしい、という体質なのだ。そしてもうひとつ、まったくひと前で「アガる」という経験がない。そもそも「アガる」ということがどういうことなのか、感覚としてわからない。これにはたぶん、理由がある。
そんななかで、私なりに経験を積み、人に話をする際のコツみたいなものを自然につかんでいったのだと思う。
以前は意識はしていなかったが、いまははっきりと「ひと前で話すときに自分がやっていること」を明示することができる。そしてそのことは、あまたある「プレゼン本」のどれにも書かれていないと思う。
この方法は現代朗読の方法にも通じるものがある。
最近はYouTubeやUstreamなどによって、さまざまな人の講義やプレゼンテーションを目にする機会が増えた。なかには聴取者から「神プレゼン」などと絶賛されているものもあるが、「?」と思うことが多い。たしかに「手順」や「道具の使い方」のうまい人は多いが。
とてもこのみじかいBLOGエントリーではすべてを説明できないが、「感覚受容器官としての自分の身体性を高めておく」「自分に軸足を置かないコミュニケーション」「自分の生き生きとした感覚は必ず伝わる」というようなことのなかにあるだろう。
先日、アイ文庫主催で、オーディオブック収録/製作ワークショップを開催した。
このときに午前10時から午後5時にわたる長時間の講義(プレゼンテーション)をやらせてもらったが、とても楽しかった。へとへとになったけれど。
そのときの模様の一部をYouTubeにUPした。よろしければご覧ください。
もちろんこれが、理想的なプレゼンテーションのお手本というわけではない。しかし、楽しんでやっていることがおわかりかと思う。
リクエストがあれば、続編もUPします。
■オーディオブック収録時のマイクの扱いと選び方について
企業活動においてはよほど「プレゼンテーション」の能力が要求される、もしくは必要とされているようだ。
もちろん、それらの本をいちいち熟読したわけではないが、ざっと見渡したかぎり、どれもこれも似たり寄ったりの内容である。
さて、話は変わるが、私はこれまで数多くの講演や講義(一種のプレゼンテーションといっていいだろう)をおこなってきた。
振り返ってみれば、最初は職業作家になったときだった。まだ29歳だったが、北陸の地方都市に住んでいたので珍しがられ、あちこちから引っぱりだこだった。よほどの売れっ子作家は別として、たぶん東京在住の作家よりたくさんの講演依頼があった。
その後、たぶんその「物珍しさ」の延長線上で、地方テレビ局のいくつかから依頼され、キャスターや司会進行の仕事を5年くらいやった。週一ペースで5年だから、かなりの出演回数になる。
そしてまたそのことで講演依頼が増え、あちこちにのこのこと出かけていっては話をした。
企業や学校、役所からの依頼、生涯学習の一環としての講演など、いろいろな人を相手に話をした。私も人と話をするのは嫌いではないので、依頼は基本的に断らないことにしていた。
話をするのが嫌いではない、というより、だれかのお役に立てるのがうれしい、という体質なのだ。そしてもうひとつ、まったくひと前で「アガる」という経験がない。そもそも「アガる」ということがどういうことなのか、感覚としてわからない。これにはたぶん、理由がある。
そんななかで、私なりに経験を積み、人に話をする際のコツみたいなものを自然につかんでいったのだと思う。
以前は意識はしていなかったが、いまははっきりと「ひと前で話すときに自分がやっていること」を明示することができる。そしてそのことは、あまたある「プレゼン本」のどれにも書かれていないと思う。
この方法は現代朗読の方法にも通じるものがある。
最近はYouTubeやUstreamなどによって、さまざまな人の講義やプレゼンテーションを目にする機会が増えた。なかには聴取者から「神プレゼン」などと絶賛されているものもあるが、「?」と思うことが多い。たしかに「手順」や「道具の使い方」のうまい人は多いが。
とてもこのみじかいBLOGエントリーではすべてを説明できないが、「感覚受容器官としての自分の身体性を高めておく」「自分に軸足を置かないコミュニケーション」「自分の生き生きとした感覚は必ず伝わる」というようなことのなかにあるだろう。
先日、アイ文庫主催で、オーディオブック収録/製作ワークショップを開催した。
このときに午前10時から午後5時にわたる長時間の講義(プレゼンテーション)をやらせてもらったが、とても楽しかった。へとへとになったけれど。
そのときの模様の一部をYouTubeにUPした。よろしければご覧ください。
もちろんこれが、理想的なプレゼンテーションのお手本というわけではない。しかし、楽しんでやっていることがおわかりかと思う。
リクエストがあれば、続編もUPします。
■オーディオブック収録時のマイクの扱いと選び方について
2010年3月26日金曜日
デリヘイの演奏映像を2本公開
このところ音楽の作業をいっしょにやっているモンゴル人のデリヘイのライブ映像を2本、YouTubeで公開しました。
どちらも私は出ていませんが、近いうちに彼とライブをやり、またCD制作を行なうために作業中です。
(1) Delehei at YAMAHA hall in Nagoya, with Takahashi Sei Band
(2)Delehei - ‘Grassland’ (Live at Cafe Dufi)
どちらも私は出ていませんが、近いうちに彼とライブをやり、またCD制作を行なうために作業中です。
(1) Delehei at YAMAHA hall in Nagoya, with Takahashi Sei Band
(2)Delehei - ‘Grassland’ (Live at Cafe Dufi)
「沈黙の朗読」を振り返って
3月6日に終了した現代朗読公演「沈黙の朗読」でオープニングアクトをつとめた菊地裕貴と、照明を担当した照井数男がゲスト。公演のエピソードを語りました。
また、菊地裕貴がおこなった「書き写し朗読」の可能性について、いろいろと探っています。日本国憲法九条を読んでみる、とか。
ケロログ「RadioU」で配信中。
また、菊地裕貴がおこなった「書き写し朗読」の可能性について、いろいろと探っています。日本国憲法九条を読んでみる、とか。
ケロログ「RadioU」で配信中。
次世代オーディオブックリーダー募集のお知らせ
オーディオブック専門の制作・販売会社である〈ことのは出版〉が、次世代のオーディオブックリーダーを育成するために朗読者を募集しています。
アイ文庫と現代朗読協会も全面的に協力しています。
以下、その詳細です。
------------
オーディオブックリーダー(朗読者)は、ナレーターでもアナウンサーでもなく、声優でもない、新しい声のジャンルです。
オーディオブックの朗読にチャレンジしてみたいと思っている人が多いなか、その読みや収録についてのノウハウをしっかりとアドバイスしてくれる場所はそう多くありません。
そんななかで、ことのは出版は、今後も長くネットコンテンツとして流通していくに耐えるクオリティを持ったオーディオブックの制作とリーダーの育成にあたっています。
今回は短期間にリーダーとして必要な技能を習得していただき、最終オーディションを経て実際の商業コンテンツの収録をおこなっていただくためのコースを用意しました。
■次世代オーディオブック・リーダー養成講座
声優/ナレーター/朗読者のためのステップアップ講座
・主催:ことのは出版
・協力:アイ文庫/NPO法人現代朗読協会
●実施方法
1. 一次審査
オーディオブック・リーダー(朗読者)として最低限の技能を身につけているかどうかをみさせていただきます。
合格者はそのまま本講座へと進んでいただきます。
不合格者は不足技能について指摘させていただきます。その際ご希望があれば、NPO法人・現代朗読協会が行なっている各種ワークショップなど適切な講座の紹介もいたします。
※合格基準
「声優学校や声優事務所の養成所修了程度」のナレーション技術を習得しているかどうかです。合格者は通常のオーディオブック(ビジネス書/啓蒙書など)ならそのまま収録可能というレベルの方、ということになります。
◎日時:2010年4月16日(金)19:00~21:00
◎場所:ことのは出版(横浜)
◎参加費:3,000円
・申込みと詳細はこちらへ。
2. 本講座
文芸朗読、詩曲集、教科書朗読、英語朗読などで業界随一のクオリティと実績を持つアイ文庫のオーディオブック・ディレクターが指導にあたります。
ただ読むだけではない、情報伝達のみにとどまらない、「表現」の域にまで踏みこんだクオリティの高いオーディオブック収録ができるハイレベルなリーダー(朗読者)の育成をめざします。数多くの実践的なノウハウを盛りこんだプログラムで予定しています。
◎日時:2010年4月17日(土)10:00~20:00
◎場所:アイ文庫(世田谷区羽根木)
◎参加費:30,000円
3. 最終オーディション
受講者全員にオーディション合格をめざしていただきます。
合格者には、次のステップ・商品となるオーディオブック収録にチャレンジしていただきます。
不合格者ににも、引き続き次期講座を受講し、合格をめざすことも可能です。
●本講座開講の背景
オーディオブック市場にも多くの作品が登場し、iPodやiPhoneの普及によりオーディオブックを楽しむ人も徐々に増えつつあります。しかし、日本の現状は欧米各国に比べるとまだまだ普及が遅れているといわざるをえません。
しかし、KindleやiPadなど、オーディオブックも聴ける電子書籍リーダーが一気に登場してくるにともなって、日本でもオーディオブック市場に期待感があります。
現在、オーディオブックコンテンツはパブリックドメインの文芸ものか、ビジネス書や自己啓発書、ラジオ番組や外国語教材、落語などの二次利用コンテンツで占められていますが、今後は現代文芸小説や教科書など、より朗読者の力量を問われるものが増えていくと予想されます。また、出版社や著者からは、朗読者に対する現状を上回ったクオリティの高さを求める声が直接寄せられています。
こういったコンテンツは、朗読者の「テキストを読む力(読解力)」や「表現力」が要求されることはいうまでもありませんが、このような朗読者を育てる場所はこれまであまりありませんでした。
そこで、時代の要求と将来展望にもとづいて、本講座が開講されることになりました。
・申込みと詳細はこちらへ。
アイ文庫と現代朗読協会も全面的に協力しています。
以下、その詳細です。
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オーディオブックリーダー(朗読者)は、ナレーターでもアナウンサーでもなく、声優でもない、新しい声のジャンルです。
オーディオブックの朗読にチャレンジしてみたいと思っている人が多いなか、その読みや収録についてのノウハウをしっかりとアドバイスしてくれる場所はそう多くありません。
そんななかで、ことのは出版は、今後も長くネットコンテンツとして流通していくに耐えるクオリティを持ったオーディオブックの制作とリーダーの育成にあたっています。
今回は短期間にリーダーとして必要な技能を習得していただき、最終オーディションを経て実際の商業コンテンツの収録をおこなっていただくためのコースを用意しました。
■次世代オーディオブック・リーダー養成講座
声優/ナレーター/朗読者のためのステップアップ講座
・主催:ことのは出版
・協力:アイ文庫/NPO法人現代朗読協会
●実施方法
1. 一次審査
オーディオブック・リーダー(朗読者)として最低限の技能を身につけているかどうかをみさせていただきます。
合格者はそのまま本講座へと進んでいただきます。
不合格者は不足技能について指摘させていただきます。その際ご希望があれば、NPO法人・現代朗読協会が行なっている各種ワークショップなど適切な講座の紹介もいたします。
※合格基準
「声優学校や声優事務所の養成所修了程度」のナレーション技術を習得しているかどうかです。合格者は通常のオーディオブック(ビジネス書/啓蒙書など)ならそのまま収録可能というレベルの方、ということになります。
◎日時:2010年4月16日(金)19:00~21:00
◎場所:ことのは出版(横浜)
◎参加費:3,000円
・申込みと詳細はこちらへ。
2. 本講座
文芸朗読、詩曲集、教科書朗読、英語朗読などで業界随一のクオリティと実績を持つアイ文庫のオーディオブック・ディレクターが指導にあたります。
ただ読むだけではない、情報伝達のみにとどまらない、「表現」の域にまで踏みこんだクオリティの高いオーディオブック収録ができるハイレベルなリーダー(朗読者)の育成をめざします。数多くの実践的なノウハウを盛りこんだプログラムで予定しています。
◎日時:2010年4月17日(土)10:00~20:00
◎場所:アイ文庫(世田谷区羽根木)
◎参加費:30,000円
3. 最終オーディション
受講者全員にオーディション合格をめざしていただきます。
合格者には、次のステップ・商品となるオーディオブック収録にチャレンジしていただきます。
不合格者ににも、引き続き次期講座を受講し、合格をめざすことも可能です。
●本講座開講の背景
オーディオブック市場にも多くの作品が登場し、iPodやiPhoneの普及によりオーディオブックを楽しむ人も徐々に増えつつあります。しかし、日本の現状は欧米各国に比べるとまだまだ普及が遅れているといわざるをえません。
しかし、KindleやiPadなど、オーディオブックも聴ける電子書籍リーダーが一気に登場してくるにともなって、日本でもオーディオブック市場に期待感があります。
現在、オーディオブックコンテンツはパブリックドメインの文芸ものか、ビジネス書や自己啓発書、ラジオ番組や外国語教材、落語などの二次利用コンテンツで占められていますが、今後は現代文芸小説や教科書など、より朗読者の力量を問われるものが増えていくと予想されます。また、出版社や著者からは、朗読者に対する現状を上回ったクオリティの高さを求める声が直接寄せられています。
こういったコンテンツは、朗読者の「テキストを読む力(読解力)」や「表現力」が要求されることはいうまでもありませんが、このような朗読者を育てる場所はこれまであまりありませんでした。
そこで、時代の要求と将来展望にもとづいて、本講座が開講されることになりました。
・申込みと詳細はこちらへ。
2010年3月25日木曜日
漫画「沈黙の朗読ができるまで」
3月6日におこなった朗読公演「沈黙の朗読」(はるか昔のことのように思える)に、出演者のひとりの菊地裕貴ちゃんが作ってくれた当日パンフレットを紹介しよう。
ご来場いただいた方にはお渡ししたのだが、来れなかった方にもお見せしたい。とてもかわいい漫画が描かれていて、なかなかの労作なのである。ふたつ折りの内側部分。
こういうかわいい当日パンフでお客さんを油断させておいて、おもむろに「異世界」に連れていこうという魂胆なのであった。
ご来場いただいた方にはお渡ししたのだが、来れなかった方にもお見せしたい。とてもかわいい漫画が描かれていて、なかなかの労作なのである。ふたつ折りの内側部分。
こういうかわいい当日パンフでお客さんを油断させておいて、おもむろに「異世界」に連れていこうという魂胆なのであった。
2010年3月24日水曜日
我々は消費するのではなく昇華する
人はだれもが大なり小なり抑圧を持っていて、それを完全に解消させることは難しい。というより、人は人として生まれた以上、それ自体矛盾を抱えた存在であり、抑圧から逃れるすべはない、というようなことをいっていたのはラカンだっけ、レヴィナスだっけ。
しかし、抑圧から逃れたいという強い欲求は、どんな人間で持っている。抑圧から逃れるすべはない、とわかっていても、抑圧から逃げるための行動を人は取りたがる。
抑圧から逃れるための行動のひとつが「カタルシス」の追求だ。
「カタルシス」とは、簡単にいえば、
「あーすっきりした」
という感覚である。浄化ともいう。
たとえばジェットコースターに乗ったり、ヤケ食いしたり、ロックコンサートに行ったり、クラブで踊りまくったり、映画を観て思いきり泣いたり、買い物したり、といったことだ。
このカタルシスを求める行動は「消費行動」ともいえる。「消費」にカタルシスを感じるのは、だれにでも実感のあることだろう。巧妙なビジネスマンや経済システムは、カタルシスを求める人の抑圧をうまく利用してお金もうけをする。このハイテク時代に霊感商法などというものがまかり通り、いつまでもなくならないのはそのせいだ。
精神分析療法では、その人が持っている抑圧を顕在化させることで、カタルシスを得て、抑圧が解消されるとしている。が、それはとてもつらい作業であり、また時間もお金もかかるので、よほどの余裕がある人でなければそういう治療を受けることはできないし、また、治療を受けても確実に抑圧から逃れられるかどうかという保証もない。なにしろ、人間存在そのものが抑圧を抱えたものである、という説もあるのだ。そして私はその説に説得力を感じる。
抑圧と付き合うもうひとつの方法がある。それは抑圧を「昇華」する方法だ。自分の抑圧を見つめ、その存在を認めるところから「昇華行動」がスタートする。昇華行動は表現行為といいかえてもいい。
芸術家の多くが内在する抑圧と向き合い、それを表現に生かすことで「昇華」していく。そのとき、抑圧はむしろ表現のためのテコとして働く。抑圧が大きければ大きいほど、生まれるものが人を感動させるものになることもある。どうせ抑圧から逃れられないなら、「昇華」という行動に向かって表現者をめざすというのはどうだろう。
なにも芸術表現に限らなくてもいい。大げさに考えなくても、私たちはいつも表現している。
たとえば、料理。それを「消費」してカタルシスを得るのか、「昇華」に用いて表現するのか。ただ食べて「あーおいしかった」と一時的に満足するより、作ることで自分を表現し、だれかと「おいしいね」という共感を味わう。そういう昇華行動、表現行動もありうるだろう。
意識として消費者であるのか表現者であるのか。日常における見た目はあまり違わなくても、内容にはとても大きな違いである。
しかし、抑圧から逃れたいという強い欲求は、どんな人間で持っている。抑圧から逃れるすべはない、とわかっていても、抑圧から逃げるための行動を人は取りたがる。
抑圧から逃れるための行動のひとつが「カタルシス」の追求だ。
「カタルシス」とは、簡単にいえば、
「あーすっきりした」
という感覚である。浄化ともいう。
たとえばジェットコースターに乗ったり、ヤケ食いしたり、ロックコンサートに行ったり、クラブで踊りまくったり、映画を観て思いきり泣いたり、買い物したり、といったことだ。
このカタルシスを求める行動は「消費行動」ともいえる。「消費」にカタルシスを感じるのは、だれにでも実感のあることだろう。巧妙なビジネスマンや経済システムは、カタルシスを求める人の抑圧をうまく利用してお金もうけをする。このハイテク時代に霊感商法などというものがまかり通り、いつまでもなくならないのはそのせいだ。
精神分析療法では、その人が持っている抑圧を顕在化させることで、カタルシスを得て、抑圧が解消されるとしている。が、それはとてもつらい作業であり、また時間もお金もかかるので、よほどの余裕がある人でなければそういう治療を受けることはできないし、また、治療を受けても確実に抑圧から逃れられるかどうかという保証もない。なにしろ、人間存在そのものが抑圧を抱えたものである、という説もあるのだ。そして私はその説に説得力を感じる。
抑圧と付き合うもうひとつの方法がある。それは抑圧を「昇華」する方法だ。自分の抑圧を見つめ、その存在を認めるところから「昇華行動」がスタートする。昇華行動は表現行為といいかえてもいい。
芸術家の多くが内在する抑圧と向き合い、それを表現に生かすことで「昇華」していく。そのとき、抑圧はむしろ表現のためのテコとして働く。抑圧が大きければ大きいほど、生まれるものが人を感動させるものになることもある。どうせ抑圧から逃れられないなら、「昇華」という行動に向かって表現者をめざすというのはどうだろう。
なにも芸術表現に限らなくてもいい。大げさに考えなくても、私たちはいつも表現している。
たとえば、料理。それを「消費」してカタルシスを得るのか、「昇華」に用いて表現するのか。ただ食べて「あーおいしかった」と一時的に満足するより、作ることで自分を表現し、だれかと「おいしいね」という共感を味わう。そういう昇華行動、表現行動もありうるだろう。
意識として消費者であるのか表現者であるのか。日常における見た目はあまり違わなくても、内容にはとても大きな違いである。
オーディオブック収録/製作ワークショップを開催します
オーディオブック(朗読本)を収録し、コンテンツとして仕上げるために必要な知識と技術、考え方を、実際の収録や編集作業を通じて学ぶことができるワークショップを開催します。
◎日時 2010年3月27日(土)10:00-17:00
◎場所 アイ文庫(世田谷区羽根木1-20-17)
◎費用 10,000円
・主催 アイ文庫有限会社
・協力 ことのは出版株式会社/NPO法人現代朗読協会
◎お問い合わせ info@ibunko.com
◎参加申込み/予約はこちらから。
「カートに入れる」ボタンを選択し、その後「レジに進む」を選んで必要事項を記入
■こんな方が対象です。
・自分でオーディオブックを作って配信したいと思っている朗読者、または声優/ナレーター/アナウンサーの方々
・オーディオブック市場にこれから参入したいと思っている事業者の方(個人/法人とも)
・自分の著作をオーディオブックにしてみたいと思っている著者
・オーディオブックの制作に興味があるすべての方
・その他、音声編集や音声コンテンツの仕上げに興味がある方
■ワークショップのねらい
iPhoneやAndroidケータイの普及、KindleやiPad、eBookリーダー端末などの爆発的なユーザー増加により、あらためてネットコンテンツに注目が集まっています。これら電子書籍が読める端末では、同時にオーディオブックも聴くことができます。
これまでなかなか普及が進まなかった日本のオーディオブック市場ですが、これを機に一挙に普及が進もうとしています。
現在、おもにアマチュアの朗読者が読む無料podcastやオーディオブックを中心に、ネットで音声コンテンツが増加していますが、それが裾野を広げる役割を果たして有料コンテンツも市場を広げていこうとしています。
しかし、オーディオブックの製品クオリティについてはいまだにあまり注意が払われていない現状があります。長く愛聴してもらえるよいコンテンツを作るために、いくつかの留意点や押さえなければならない技術知識があります。
このワークショップでは、収録から仕上げ(マスタリング)までの流れをすべて押さえて、ハイクオリティなオーディオブックコンテンツを作るための実際を学びます。
講師には、業界唯一のクオリティと実績を誇るオーディオブック制作会社・アイ文庫のプロデューサー/ディレクターがあたります。
■こんなことをやります
・オーディオブックコンテンツおよび市場についての概論、将来展望。
・収録にあたっての留意点の確認。著作権についても。
・必要な収録機材の知識と扱い方の実際。
・音声編集ソフトの知識と扱い方の実際。
・音響の基礎知識。波形の見方、ノイズカットの手法など。
・音声ファイルの基礎知識。
・仕上げ(マスタリング)の実際。
◎日時 2010年3月27日(土)10:00-17:00
◎場所 アイ文庫(世田谷区羽根木1-20-17)
◎費用 10,000円
・主催 アイ文庫有限会社
・協力 ことのは出版株式会社/NPO法人現代朗読協会
◎お問い合わせ info@ibunko.com
◎参加申込み/予約はこちらから。
「カートに入れる」ボタンを選択し、その後「レジに進む」を選んで必要事項を記入
■こんな方が対象です。
・自分でオーディオブックを作って配信したいと思っている朗読者、または声優/ナレーター/アナウンサーの方々
・オーディオブック市場にこれから参入したいと思っている事業者の方(個人/法人とも)
・自分の著作をオーディオブックにしてみたいと思っている著者
・オーディオブックの制作に興味があるすべての方
・その他、音声編集や音声コンテンツの仕上げに興味がある方
■ワークショップのねらい
iPhoneやAndroidケータイの普及、KindleやiPad、eBookリーダー端末などの爆発的なユーザー増加により、あらためてネットコンテンツに注目が集まっています。これら電子書籍が読める端末では、同時にオーディオブックも聴くことができます。
これまでなかなか普及が進まなかった日本のオーディオブック市場ですが、これを機に一挙に普及が進もうとしています。
現在、おもにアマチュアの朗読者が読む無料podcastやオーディオブックを中心に、ネットで音声コンテンツが増加していますが、それが裾野を広げる役割を果たして有料コンテンツも市場を広げていこうとしています。
しかし、オーディオブックの製品クオリティについてはいまだにあまり注意が払われていない現状があります。長く愛聴してもらえるよいコンテンツを作るために、いくつかの留意点や押さえなければならない技術知識があります。
このワークショップでは、収録から仕上げ(マスタリング)までの流れをすべて押さえて、ハイクオリティなオーディオブックコンテンツを作るための実際を学びます。
講師には、業界唯一のクオリティと実績を誇るオーディオブック制作会社・アイ文庫のプロデューサー/ディレクターがあたります。
■こんなことをやります
・オーディオブックコンテンツおよび市場についての概論、将来展望。
・収録にあたっての留意点の確認。著作権についても。
・必要な収録機材の知識と扱い方の実際。
・音声編集ソフトの知識と扱い方の実際。
・音響の基礎知識。波形の見方、ノイズカットの手法など。
・音声ファイルの基礎知識。
・仕上げ(マスタリング)の実際。
2010年3月23日火曜日
2010年3月21日日曜日
2010年3月20日土曜日
「Kenji」が広がっていく
まったく想像もしていなかったことだが、オリジナルの朗読プログラム「Kenji」が思いもかけなかった広がりを見せている。
(1)
最初のきっかけは、世田谷文学館からの依頼だった。
世田谷区内の中学校向けに、宮澤賢治の朗読プログラムを上演してくれないか、という話が最初に来た。
世田谷文学館では、賢治の作品を下敷きにした写真と文章で構成されたパネル展示で〈巡回文学館〉という企画を小中学校向けに展開していた。賢治以外にも「赤毛のアン」とか「シャーロック・ホームズ」というのもあるのだが、とりあえず賢治。
依頼に応じて、オリジナルのプログラムを作った。賢治のいろいろな作品をコラージュして、音楽や歌を入れて構成したプログラムだった。
おそるおそる上演したのだが、とても好評をいただくことができた。
(2)
世田谷文学館との共同企画と並行して、名古屋で公演をやる企画が持ちあがった。そのなかで、中学校向け「Kenji」を、一般向けの大きな公演プログラムとして書きなおしてはどうか、という提案をし、それが受け入れられた。
さっそく準備が始まり、一般参加者のワークショップなどもおこなわれ、2009年9月に愛知県芸術創造センターホールで、中学校向け「Kenji」の発展形「Kenji - 宮澤賢治・音と光と土 - 」が上演され、大きな反響を得た。
(3)
世田谷文学館から、「Kenji」を小学校でやれないか、という打診が来る。
そのままでは難しいかもという判断で、小学生向けに中学校バージョンの「Kenji」をリライトし、駒沢小学校の全校生徒相手に上演する。これも好評をいただくことができた。
(4)
世田谷の児童養護施設〈福音寮〉の子どもたちをボランティアで支える人たちから、朗読ボランティアの話が持ちこまれる。対象となる年齢層は幼児から高校生までと幅広く、小学校向け「Kenji」をさらにリライトした脚本でやることになった。
3月30日と4月5日に、東松原の〈Spirit Brothors〉という店で、子どもたち相手に上演することになっている。
(5)
その他、定例ライブの中野ピグノーズで「Kenji」の一部を実演したり、4月3日と4日に代々木公園で開催される平和イベント〈SPRING LOVE ~春風~〉での出展ブースでも「Kenji」の朗読パフォーマンスを行なう予定。
(6)
名古屋「Kenji」は、今年はあたらしいプログラム「Ginga - 宮澤賢治・時と地と星 - 」として、ワークショップと、本公演を名古屋芸術文化センターにて上演する予定。
自分の意志ではなく、自然に求められてこのように展開していった「Kenji」プログラムというもの。とてもおもしろいと思う。
(1)
最初のきっかけは、世田谷文学館からの依頼だった。
世田谷区内の中学校向けに、宮澤賢治の朗読プログラムを上演してくれないか、という話が最初に来た。
世田谷文学館では、賢治の作品を下敷きにした写真と文章で構成されたパネル展示で〈巡回文学館〉という企画を小中学校向けに展開していた。賢治以外にも「赤毛のアン」とか「シャーロック・ホームズ」というのもあるのだが、とりあえず賢治。
依頼に応じて、オリジナルのプログラムを作った。賢治のいろいろな作品をコラージュして、音楽や歌を入れて構成したプログラムだった。
おそるおそる上演したのだが、とても好評をいただくことができた。
(2)
世田谷文学館との共同企画と並行して、名古屋で公演をやる企画が持ちあがった。そのなかで、中学校向け「Kenji」を、一般向けの大きな公演プログラムとして書きなおしてはどうか、という提案をし、それが受け入れられた。
さっそく準備が始まり、一般参加者のワークショップなどもおこなわれ、2009年9月に愛知県芸術創造センターホールで、中学校向け「Kenji」の発展形「Kenji - 宮澤賢治・音と光と土 - 」が上演され、大きな反響を得た。
(3)
世田谷文学館から、「Kenji」を小学校でやれないか、という打診が来る。
そのままでは難しいかもという判断で、小学生向けに中学校バージョンの「Kenji」をリライトし、駒沢小学校の全校生徒相手に上演する。これも好評をいただくことができた。
(4)
世田谷の児童養護施設〈福音寮〉の子どもたちをボランティアで支える人たちから、朗読ボランティアの話が持ちこまれる。対象となる年齢層は幼児から高校生までと幅広く、小学校向け「Kenji」をさらにリライトした脚本でやることになった。
3月30日と4月5日に、東松原の〈Spirit Brothors〉という店で、子どもたち相手に上演することになっている。
(5)
その他、定例ライブの中野ピグノーズで「Kenji」の一部を実演したり、4月3日と4日に代々木公園で開催される平和イベント〈SPRING LOVE ~春風~〉での出展ブースでも「Kenji」の朗読パフォーマンスを行なう予定。
(6)
名古屋「Kenji」は、今年はあたらしいプログラム「Ginga - 宮澤賢治・時と地と星 - 」として、ワークショップと、本公演を名古屋芸術文化センターにて上演する予定。
自分の意志ではなく、自然に求められてこのように展開していった「Kenji」プログラムというもの。とてもおもしろいと思う。
2010年3月19日金曜日
表現について考えてみた
「朗読」も「表現行為」のひとつである、という立場から、現代朗読をかんがえている。
では、「表現行為」とはなんなのだろう。「なにを」表現するのだろう。
「表現」というと私たちはなんとなく暗黙に「自分を表現すること」ととらえているようだ。「表現行為」とは「自分を表現すること」、すなわち「自己表現」のこと。
それでよろしいか? という問いをあらためて立ててみよう。
ひとまず「表現」することの目的格に「自分」を置くとする。では、「自分」の「なにを」表現するのか。
「自分」とは哲学用語でいえば「主体」である。いまここにある私。「現存在」ともいう。
ちょっとかんがえればわかることだが、この「私」全体をつつがなく総体的に表現することなど、不可能である。ならば「自分を表現する」とは、なにかの行為を通じて「自分の存在をだれかに伝える」ことにほかならない。
たとえば、私が声を出す。あなたはそれを聞く。そのとき、あなたは私がそこにいることを確認する。私は声を出すことであなたに私の存在を認識させることができた。これが「表現」の定義といっていいのではないか。
私が言葉を発する。あなたは私の言葉を聞き、意味を理解する。あなたは私がそこにいて、なにをいいたいのか理解する。
私がピアノを弾く。あなたは私の演奏を聴き、私の演奏が楽しげであればあなたも楽しくなるかもしれないし、うるさいと思って嫌悪をもよおすかもしれない。いずれにしても、私のおこなったことがあなたになんらかの影響を与える。
このとき、重要なことは、私がどんなたくらみを持って演奏をしようとしても、あなたの反応については私は予測できない、ということだ。たとえば悲しげな曲(ベートーベーンの「月光」とかね)を演奏し、あなたを悲しい気持ちにさせようとしたとする。ひょっとしてあなたは悲しげな気持ちになるかもしれないが、ならないかもしれない。そもそもあなたはベートーベンなど聴きたくないと思っているかもしれないし、そもそもピアノなんか聴きたくないかもしれない。あるいはもっと楽しい曲が聴きたいなあ、なんてかんがえるかもしれない。
では、表現行為において私ができることはなんだろうか。
なにかをたくらみ、周到に準備して作り上げることでないことだけは確かだ。それは表現ではなく、「制作」である。
私がおこなうことがあなたにどのような影響と結果をもたらすとしても、私にできることは私が私であるまま、なにもたくらまず、正直に「いま」の私の精神と身体のありようのままで、誠実にものごとをおこなうこと。
これしかないのではないだろうか。
その表現行為が正直に、誠実にあなたに伝わったとしたら、あなたは私の存在を受け取ってくれるかもしれない。そしてそのことは私にも「返信」として伝わってくることだろう。私はあなたと時間と空間と体験を共有する。互いの存在を感じ、世界のありようを感じる。そのとき、私はあなたとともに、ここに存在し、生きて「在る」ことを賞味するのだ。
では、「表現行為」とはなんなのだろう。「なにを」表現するのだろう。
「表現」というと私たちはなんとなく暗黙に「自分を表現すること」ととらえているようだ。「表現行為」とは「自分を表現すること」、すなわち「自己表現」のこと。
それでよろしいか? という問いをあらためて立ててみよう。
ひとまず「表現」することの目的格に「自分」を置くとする。では、「自分」の「なにを」表現するのか。
「自分」とは哲学用語でいえば「主体」である。いまここにある私。「現存在」ともいう。
ちょっとかんがえればわかることだが、この「私」全体をつつがなく総体的に表現することなど、不可能である。ならば「自分を表現する」とは、なにかの行為を通じて「自分の存在をだれかに伝える」ことにほかならない。
たとえば、私が声を出す。あなたはそれを聞く。そのとき、あなたは私がそこにいることを確認する。私は声を出すことであなたに私の存在を認識させることができた。これが「表現」の定義といっていいのではないか。
私が言葉を発する。あなたは私の言葉を聞き、意味を理解する。あなたは私がそこにいて、なにをいいたいのか理解する。
私がピアノを弾く。あなたは私の演奏を聴き、私の演奏が楽しげであればあなたも楽しくなるかもしれないし、うるさいと思って嫌悪をもよおすかもしれない。いずれにしても、私のおこなったことがあなたになんらかの影響を与える。
このとき、重要なことは、私がどんなたくらみを持って演奏をしようとしても、あなたの反応については私は予測できない、ということだ。たとえば悲しげな曲(ベートーベーンの「月光」とかね)を演奏し、あなたを悲しい気持ちにさせようとしたとする。ひょっとしてあなたは悲しげな気持ちになるかもしれないが、ならないかもしれない。そもそもあなたはベートーベンなど聴きたくないと思っているかもしれないし、そもそもピアノなんか聴きたくないかもしれない。あるいはもっと楽しい曲が聴きたいなあ、なんてかんがえるかもしれない。
では、表現行為において私ができることはなんだろうか。
なにかをたくらみ、周到に準備して作り上げることでないことだけは確かだ。それは表現ではなく、「制作」である。
私がおこなうことがあなたにどのような影響と結果をもたらすとしても、私にできることは私が私であるまま、なにもたくらまず、正直に「いま」の私の精神と身体のありようのままで、誠実にものごとをおこなうこと。
これしかないのではないだろうか。
その表現行為が正直に、誠実にあなたに伝わったとしたら、あなたは私の存在を受け取ってくれるかもしれない。そしてそのことは私にも「返信」として伝わってくることだろう。私はあなたと時間と空間と体験を共有する。互いの存在を感じ、世界のありようを感じる。そのとき、私はあなたとともに、ここに存在し、生きて「在る」ことを賞味するのだ。
名古屋ウェルバ・アクトゥス・ワークショップが始まります
昨年2009年におこなわれた第一回ウェルバ・アクトゥス公演「Kenji - 宮澤賢治・音と光と土 - 」の記憶もいまだ鮮明ですが、今年もウェルバ・アクトゥスの本公演(第二回)とそれをめざしてのワークショップがスタートします。
そのご案内です。
◎朗読、音楽、演劇、美術などが渾然一体となった「ウェルバ・アクトゥス」に
あなたも参加してみませんか
◎ウェルバ・アクトゥス・ワークショップ
2010年4月10日 プレスタート!
参加費 1回3000円/10回分一括20,000円
開催場所 アクテノンほか
(アクテノン:名古屋市演劇練習館・中村区稲場地町1-47)
◎開催スケジュール
時間はすべて14:00-17:00です。
プレワーク:4月10日(土)/5月8日(土)
6月12日(土)/7月10日(土)/8月7日(土)/9月11日(土)
10月9日(土)/10月30日(土)/11月13日(土)/11月27日(土)
・本公演 愛知芸術文化センター小ホールにて
12月10日(金)/11日(土)
場合によっては追加公演を12月12日(日)
・その他必要に応じて補講やリハーサルをおこないます。
・応募締切:6月30日
・7月から参加の方は7回分一括15,000円で参加できます。
・いつでも単発参加はできますが、最終本公演出演をめざす方はなるべく連続で参加してください。
◎ワークショップのねらい
2009年9月2日に名古屋市芸術創造センターホールにおいて、第一回ウェルバ・アクトゥス公演「Kenji - 宮澤賢治・音と光と土 - 」2ステージがおこなわれ、大きな共感と反響をいただきました。この公演を成功に導いたのは、公演に先立って足かけ五ヶ月にわたっておこなわれたワークショップ参加の約15名の皆さんです。
まったくウェルバ・アクトゥスの実演経験がない15名の方が、ワークショップを通じて表現力を身につけ、磨き上げ、またひとつのステージを作るという目的に向かって共感をひとつにしていった様子は、本公演のステージ以上に感動的であり、大きなものを得ることができました。
今年2010年はその経験を礎に、ウェルバ・アクトゥスという表現と共感の方法を深め、さらに大きな運動体としてのステージを実現したいと思っています。
今年取りあげる題材は宮澤賢治作『銀河鉄道の夜』で、これを数十名のワークショップ参加者によるウェルバ・アクトゥスの壮大なステージに構成します。タイトルは「Ginga - 宮澤賢治・時と地と星 - (仮)」
◎ワークショップの内容
人に伝えるための声、読み、表現を作る。
ステージにあがるための身体と動きを作る。
感受性を磨き、コミュニケーション能力を高める。
現代朗読協会がおこなっているワークショップの方法を使います。
アレクサンダー・テクニーク、コンテンポラリーアート、非暴力コミュニケーションなどの考え方を取りいれたユニークで斬新な方法です。
◎対象者
朗読や自由な身体表現、コミュニケーション芸術に興味がある方。
これから朗読者・表現者になってみたいと思っている方。
自分の身体を使って宮沢賢治の言葉・作品に関わり、表現したいと思っている方。
15歳未満の方は参加できません。また、18歳未満の方は保護者の同意が必要です。
上記以外には年齢、職業、性別、身体的条件は問いません(障碍をお持ちの方はご相談ください)。
ワークショップを通しておこなわれる演出審査(オーディション)後、本公演への出演が可能となります。
◎講師
本公演の脚本/演出/音楽を担当する水城雄のほか数名があたります。
◎主催
ウェルバ・アクトゥス制作実行委員会
電話 080-6940-8904
FAX 0520323-2593
MAIL info.verbaactus@gmail.com
BLOG ⇒ http://verbaactuskenji.blogspot.com/
◎協力
日本巧匠文化協会、NPO法人現代朗読協会、劇団クセックACT、PAP・でらしね、アイ文庫、Team Detara Me
そのご案内です。
◎朗読、音楽、演劇、美術などが渾然一体となった「ウェルバ・アクトゥス」に
あなたも参加してみませんか
◎ウェルバ・アクトゥス・ワークショップ
2010年4月10日 プレスタート!
参加費 1回3000円/10回分一括20,000円
開催場所 アクテノンほか
(アクテノン:名古屋市演劇練習館・中村区稲場地町1-47)
◎開催スケジュール
時間はすべて14:00-17:00です。
プレワーク:4月10日(土)/5月8日(土)
6月12日(土)/7月10日(土)/8月7日(土)/9月11日(土)
10月9日(土)/10月30日(土)/11月13日(土)/11月27日(土)
・本公演 愛知芸術文化センター小ホールにて
12月10日(金)/11日(土)
場合によっては追加公演を12月12日(日)
・その他必要に応じて補講やリハーサルをおこないます。
・応募締切:6月30日
・7月から参加の方は7回分一括15,000円で参加できます。
・いつでも単発参加はできますが、最終本公演出演をめざす方はなるべく連続で参加してください。
◎ワークショップのねらい
2009年9月2日に名古屋市芸術創造センターホールにおいて、第一回ウェルバ・アクトゥス公演「Kenji - 宮澤賢治・音と光と土 - 」2ステージがおこなわれ、大きな共感と反響をいただきました。この公演を成功に導いたのは、公演に先立って足かけ五ヶ月にわたっておこなわれたワークショップ参加の約15名の皆さんです。
まったくウェルバ・アクトゥスの実演経験がない15名の方が、ワークショップを通じて表現力を身につけ、磨き上げ、またひとつのステージを作るという目的に向かって共感をひとつにしていった様子は、本公演のステージ以上に感動的であり、大きなものを得ることができました。
今年2010年はその経験を礎に、ウェルバ・アクトゥスという表現と共感の方法を深め、さらに大きな運動体としてのステージを実現したいと思っています。
今年取りあげる題材は宮澤賢治作『銀河鉄道の夜』で、これを数十名のワークショップ参加者によるウェルバ・アクトゥスの壮大なステージに構成します。タイトルは「Ginga - 宮澤賢治・時と地と星 - (仮)」
◎ワークショップの内容
人に伝えるための声、読み、表現を作る。
ステージにあがるための身体と動きを作る。
感受性を磨き、コミュニケーション能力を高める。
現代朗読協会がおこなっているワークショップの方法を使います。
アレクサンダー・テクニーク、コンテンポラリーアート、非暴力コミュニケーションなどの考え方を取りいれたユニークで斬新な方法です。
◎対象者
朗読や自由な身体表現、コミュニケーション芸術に興味がある方。
これから朗読者・表現者になってみたいと思っている方。
自分の身体を使って宮沢賢治の言葉・作品に関わり、表現したいと思っている方。
15歳未満の方は参加できません。また、18歳未満の方は保護者の同意が必要です。
上記以外には年齢、職業、性別、身体的条件は問いません(障碍をお持ちの方はご相談ください)。
ワークショップを通しておこなわれる演出審査(オーディション)後、本公演への出演が可能となります。
◎講師
本公演の脚本/演出/音楽を担当する水城雄のほか数名があたります。
◎主催
ウェルバ・アクトゥス制作実行委員会
電話 080-6940-8904
FAX 0520323-2593
MAIL info.verbaactus@gmail.com
BLOG ⇒ http://verbaactuskenji.blogspot.com/
◎協力
日本巧匠文化協会、NPO法人現代朗読協会、劇団クセックACT、PAP・でらしね、アイ文庫、Team Detara Me
2010年3月18日木曜日
森の前でこちらを見る猫
ひさしぶりの猫スケッチです。
細くて硬い鉛筆と、やや太くて中くらいの濃さの鉛筆の二種類で描いてみました。0.3mmという極細シャープペンシルと、0.9mmのステッドラーの替芯ペンシルです。
毛並みはゴリゴリとエッチングを彫るみたいに、前景や背景はグリグリ、ボヤボヤと輪郭線をなぞるように。
細くて硬い鉛筆と、やや太くて中くらいの濃さの鉛筆の二種類で描いてみました。0.3mmという極細シャープペンシルと、0.9mmのステッドラーの替芯ペンシルです。
毛並みはゴリゴリとエッチングを彫るみたいに、前景や背景はグリグリ、ボヤボヤと輪郭線をなぞるように。
2010年3月17日水曜日
このダウンロード数はなんだろう?
昨日、YouTubeに、現代朗読協会のワークショップ「現代朗読を体験しよう」の一部を公開したが、たくさんの人がダウンロードしてくれているみたいで、ちょっとびっくり。
現時点で330人くらいの人が見てくれている。
その映像はこちら。
これまで配信告知しても、すぐにこんなにダウンロードされることはなかった。Twitterの効果だろうか。あるいはなにか別の理由があるのだろうか。
体験ワークショップの映像は、もうすこし公開するつもり。
現時点で330人くらいの人が見てくれている。
その映像はこちら。
これまで配信告知しても、すぐにこんなにダウンロードされることはなかった。Twitterの効果だろうか。あるいはなにか別の理由があるのだろうか。
体験ワークショップの映像は、もうすこし公開するつもり。
2010年3月13日土曜日
2010年3月10日水曜日
2010年3月2日火曜日
今夜は第9回となる中野Pignose「げろきょでないと」です
飛び入り歓迎、参加型の現代朗読を体験できる「ライブ飲み会」も、今夜で9回めとなります。
これまでにいろいろな方にご来場いただきました。ありがとうございます。今夜もお待ちしております。
今夜は私MIZUKIがちょっと所用があるため、途中参加となります。スタート時間を少し遅らせて20:30からのスタートです。げろきょゼミ生の山下櫻子と照井数男がスタートアップを勤めさせていただきます。お店のmizuhoさんも助けてくれることになってます。それはそれで楽しみですね。
私は21:00すぎには駆けつけますので、それまで皆さんで楽しんでいてください。
◎日時 2010年3月2日(火) 20:30-22:30
◎場所 中野Pignose(中野区新井1-14-16)
◎料金 ミュージックチャージ 1,500円ほか飲食代
これまでにいろいろな方にご来場いただきました。ありがとうございます。今夜もお待ちしております。
今夜は私MIZUKIがちょっと所用があるため、途中参加となります。スタート時間を少し遅らせて20:30からのスタートです。げろきょゼミ生の山下櫻子と照井数男がスタートアップを勤めさせていただきます。お店のmizuhoさんも助けてくれることになってます。それはそれで楽しみですね。
私は21:00すぎには駆けつけますので、それまで皆さんで楽しんでいてください。
◎日時 2010年3月2日(火) 20:30-22:30
◎場所 中野Pignose(中野区新井1-14-16)
◎料金 ミュージックチャージ 1,500円ほか飲食代