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2017年8月31日木曜日

名古屋でボイスセラピー講座を開催した

今年の3月に名古屋で朗読のワークショップ「沈黙[朗読X音楽]瞑想」コンサートをおこなったときに参加してくれた水野生惠さんが、音読療法に興味を持ってくれて、私に講座開催を打診してきてくれた。
ちょうど母が介護施設に入所し、私は母が使っていた車をそのまま引きとって東京・国立と福井を車で行ったりきたりするようになったところだったので、生惠さんの自宅がある名古屋はちょうど通り道になっていて、都合がよかった。

生惠さんは名古屋市の天白区にある古い民家を、住み開きのように使って自分のヒーリング個人セッションやさまざまなワークショップをおこなっていて、そこに私も呼んでもらったわけだ。

ボイスセラピー講座はだいたい毎月、現在は国立の会場で開催している。
この講座を受講した方を対象に、音読トレーナー養成講座という、資格取得のための講座も開催しているが、こちらは不定期で、要望があれば参加者の日程を調整して随時開催することになっている。
トレーナー養成講座は丸二日間の合宿形式でおこなうことが多いが、ボイスセラピー講座は所用時間が休憩を含めてだいたい5時間くらい。

この日もスタート時間が午前10時、終了予定が午後3時という予定になっていた。
私は東京・国立を午前5時くらいに出発して、ゆっくり休憩を取りながら10時前に無事に到着した。
国立・名古屋間は、通常、4時間くらいの所有時間だ。
休憩をみこんで5時間あれば、アクシデントがなければ余裕で行ける。
東京から同乗して名古屋の講座に出たい人もいるかと思ったのだが、今回はだれもいなかったので、私ひとりで向かった。

先月、鈴鹿で共感カフェを主催してくれた恵理子さんも、鈴鹿から車で駆けつけて参加してくれた。

生惠さんが講座のために提供してくれた場所は、座敷をふた部屋ぶち抜いた畳の部屋で、壁には生惠さんのアロマテラピーの覚書のようなものがたくさん貼ってある。
古い家だが、清潔に保たれていて、しつらえも心がゆき届いている感じがあって、とても居心地がいい空間だ。
そんな場所で、10時からみっちりと音読療法について伝え、体験してもらい、疑問点に答えたりした。

途中、昼食休憩をはさみ、気がついたら予定の午後3時を回っていた。
そこから自由な質疑応答や交流の時間となり、終わったのは結局、午後5時すぎだった。
みなさん、熱心に付き合ってくれて、本当にありがたかった。

ボイスセラピーだけでなく、テキストライティングや共感カフェなどにも興味を持っていただけたので、また機会を作って生惠さんの家でなにかを開催することがありそうだ。
勝手ながら、私の活動の拠点のひとつとして親しみを感じはじめているので、今後もどうぞよろしく、なのだ。

次回のボイスセラピー講座は9月16日(土)、東京・国立での開催予定。
詳細と申し込みはこちらから。

2017年8月30日水曜日

映画「For the next 7 Generations」を小石川の見樹院で観た

「食といのちを考える会」の滑川直子さんが主催して小石川の浄土宗のお寺〈見樹院〉でおこなわれた「For the next 7 Generations」”世界を癒す13人のおばあちゃん”の上映会に行ってきた。
この映画の日本語版の制作にあたり、日本でも13人のおばあちゃんのイベントを開催した龍村ゆかりさんのトーク付きの上映会で、ゆかりさんは私とはNVCの仲間でもある。

行ってみたら、知り合いがたくさん来ていてびっくりしたんだけど、スタッフの男性をのぞいて、お客で私以外に男がひとりもいなかったので驚いた。
まあ、平日の日中ではあったけれど、それにしても、ねー。

この上映会がおこなわれるようになったきっかけは、じつは私が関わっている。
10月21日に茅ヶ崎で「THE草料理合宿@リベンデル」というイベントをご一緒するかわしまよう子さんが、しばらく前に国立春野亭に滞在していたとき、たまたま町田あした農場に日本みつばちの世話に行く機会があった。
よう子さんをお誘いしたら、興味しんしんで「行く」と即答。
車に乗って国立を出発、途中、谷保駅まで電車で来ていた滑川直子さんをピックアップ。

直子さんはみつばち部員でもあり、この日たまたま、あした農場のみつばち内検に参加することになっていた。
直子さんとよう子さんは初対面。
しかし、道中、車のなかで映画の話でなにやら盛り上がっているようすだった。
私は詳しく聞いていなかったのだが、そのときにどうやら、よう子さんが「13人のおばあちゃん」がおもしろいよという話を直子さんにして、その日本語版の制作者が龍村ゆかりさんであったことから、直子さんがその場で見樹院での上映会を決意した、ということだと思う(あとから聞いた話を総合して)。

見樹院では直子さんはゆかりさんの夫で映画監督の龍村仁さんが作っている映画「ガイアシンフォニー 地球交響曲」の連続上映会を開いていて、私はたまたまうまい具合にスケジュールが合って、その第一回から第七回まですべての上映会に参加できていた。
最終回となる第八回の上映会がこの9月8日に決まっていて、しかし、この回だけ私は参加できそうになかった。
というのは、9月8日に私と、歌手の鈴木重子さん、朗読家の野々宮卯妙の3人で、「平和のトークとセッション」のイベントをやることが決まっていたからだ。
しかし、会場はまだ決まっていなかった。

そんなとき、直子さんが、第八回の上映会の合間にコンサートをやっては? という提案をくれたのだ。
昼の部の上映会が13時から、夜の部の上映会が19時からとなっていて、そのあいだの15時すぎから19時前までの時間がすっぽりあいているのだ。
そして直子さんは、自分もイベントを見たい、聴きたいという願いがあって、「ここでぜひ」ということになった。
もちろん私たちもありがたい話で、会場の音響なども大丈夫そうなので、9月8日にガイアシンフォニーといっしょに平和のイベントをやらせてもらうことが決まった。

ゆかりさんの上映会も、平和のイベントも、じつはNVCジャパンが主催する国際集中トレーニング合宿(IIT)を支援する目的があった。
セルフファンディングという計画が動いていて、合宿に参加する費用をさまざまな形で捻出したり補助したりして、みんなの財布にいれていこうというNVC的な計画だ。
経済的にめぐまれていない人も、めぐまれている人も、みんなひとつの財布につながって、お互いに大事にしあえるつながりを、金銭面でも作りたいというねらいがある。

私たち3人のイベントも、収益を全額、IITセルフファンディングの財布に寄付することになっていた。
ゆかりさんの上映会の収益も。
いろいろな偶然がおもしろいチャンスを作り、クリエイティブでさらにつながりを生む場が実現したというわけだ。

そんなわけで、9月8日(金)午後には、「鈴木重子×野々宮卯妙×水城ゆう〜平和のトーク&ピアノ、朗読、声のコラボレーション」と「ガイアシンフォニー第八番」の上映会にぜひお越しください。
まだお席には若干余裕があります。
子連れ参加歓迎です。

平和のトーク&ピアノ、朗読、声のコラボレーション企画@小石川・見樹院(9.8)
歌手の鈴木重子と朗読家の野々宮卯妙、即興ピアニストの水城ゆうのトリオによるトーク&ピアノ、朗読、声のコラボレーション企画です。平和を願い伝える内容で、子どもたちに楽しんでもらえるものにしたいと思っています。小石川の浄土宗のお寺・見樹院の本堂でおこないます。

YouTube:ピアノ演奏「ふるさと」@福井県立病院

2017年8月23日に福井県立病院のエントランスホールでおこなったボランティアコンサートの模様から、一部抜粋してお送りします。
こちらでは数か月に一度のペースで、水城ゆうが日本の四季の童謡や唱歌、世界の民謡、あるいはオリジナル曲などを、即興アレンジで演奏しています。

約1時間のコンサートの最後に演奏した「ふるさと」(作詞・高野辰之/作曲・岡野貞一)の即興アレンジ演奏をお送りします。
映像はこちら

2017年8月29日火曜日

YouTube:ピアノ演奏「竹田の子守唄〜」@福井県立病院

2017年8月23日に福井県立病院のエントランスホールでおこなったボランティアコンサートの模様から、一部抜粋してお送りします。
こちらでは数か月に一度のペースで、水城ゆうが日本の四季の童謡や唱歌、世界の民謡、あるいはオリジナル曲などを、即興アレンジで演奏しています。

「竹田の子守唄」の即興アレンジ演奏をお送りします。エンディングで別の曲(童謡)がなぜか登場します。
映像はこちら

2017年8月28日月曜日

テキスト・ブック・出版関連の勉強会がつづきます

小説やエッセイやブログを書いたり、書いたものを電子ブックや紙本として自分で出版したり、書くことによって自分自身を知り、つながる練習をしたり、といった講座や勉強会がいくつかつづくので、紹介させていただきます。

まず、今週木曜日・8月31日の夜は、オンラインで「自力出版」について学ぶ全3回講座の初回です。
完全オンラインなので、自宅にいながらにして参加できます。
遠方の方も歓迎です。
アプリやサイトなどの実際の操作を、画面共有しながら具体的に示し進めていくので、わかりやすいですし、わからないことがあればいつでも質問してもらえます。
詳細と申し込みはこちら

だいたい毎月1回開催している「自分とつながるテキストライティング」ワークショップは、文字どおり、書くことを通して自分自身を知り、自分につながるための練習をやってみるワークショップです。
さまざまに工夫されたライティング・ワークをおこないます。
いつも、みなさんの文章表現が見るみる変化していくのは、私としても大きな喜びです。
9月3日(日)午前11時から開催します。
こちらはリアル参加でもオンライン参加でも、どちらでも都合のよいほうを選べます。
詳細と申し込みはこちら

毎月3回、定期的に開催している身体文章塾は、単発体験参加もできます。
このところ、参加者も少しずつ増えてきています。
みなさん、それぞれ書きたいものが違っていたり、あるいは書きたいけれどなにをどう書いていいかわからない、といったさまざまなニーズに共感的にこたえる場を心がけています。
長編出版をめざして書きつづけている人たちもいて、おたがいに励みとなるといいですね。
詳細と申し込みはこちら

YouTube:ピアノ演奏「浜辺の歌」@福井県立病院

2017年8月23日に福井県立病院のエントランスホールでおこなったボランティアコンサートの模様から、一部抜粋してお送りします。
こちらでは数か月に一度のペースで、水城ゆうが日本の四季の童謡や唱歌、世界の民謡、あるいはオリジナル曲などを、即興アレンジで演奏しています。

林古渓作詩、成田為三作曲による「浜辺の歌」の即興アレンジ演奏をお送りします。
映像はこちら

2017年8月27日日曜日

YouTube:ピアノ演奏「Into Your Mind」@福井県立病院

2017年8月23日に福井県立病院のエントランスホールでおこなったボランティアコンサートの模様から、一部抜粋してお送りします。
こちらでは数か月に一度のペースで、水城ゆうが日本の四季の童謡や唱歌、世界の民謡、あるいはオリジナル曲などを、即興アレンジで演奏しています。

4曲めに演奏したオリジナル曲「Into Your Mind」の即興アレンジ演奏をお送りします。
詞もある歌曲なんですが、演奏のみで。
映像はこちら

2017年8月26日土曜日

YouTube:ピアノ演奏「いつも何度でも」@福井県立病院

2017年8月23日に福井県立病院のエントランスホールでおこなったボランティアコンサートの模様から、一部抜粋してお送りします。
こちらでは数か月に一度のペースで、水城ゆうが日本の四季の童謡や唱歌、世界の民謡、あるいはオリジナル曲などを、即興アレンジで演奏しています。

2曲めに演奏したジブリ映画「千と千尋の神隠し」の主題歌「いつも何度でも」の即興アレンジ演奏をお送りします。
映像はこちら

表現と共感ワークショップ終了

このワークショップでは、私個人のテーマとして「統合」というものがあった。
「統合」は今回にかぎらず、ここ何年か、ずっと意識していたことでもある。
京都の祇園でバンドマンとしてスタートしたピアノ演奏、ラジオ番組やオーディオブックの制作、朗読演出、小説執筆、音読療法、音楽瞑想、共感的コミュニーション、武術……一見バラバラで脈絡のないように見えるこれらのことが、たしかに自分のなかではひとつにつながっているという実感があるのだが、それを統一的に表現したり、人に伝えるのはなかなかむずかしかった。
それを今回、「表現と共感」というアプローチで統一的にあつかうことを試みてみた。

かんがえてみれば、自分がおこなってきたワークを完全に統合して、ひとつのワークショップとして開催するのは、これが初めてかもしれない。
ここには、一見バラバラに見えるものをひとつにつなげるものとして、自分につながりいまこの瞬間の自分自身に気づきつづけること、身体がまとまり運動状態にはいること、という方向性がある。

朗読するにせよ、文章を書くにせよ、音楽を演奏するにせよ、だれかとコミュニケートするにせよ、いまこの瞬間の自分自身につながり気づきつづけていること、自分のニーズにつながっていきいきとしていることが必要になってくる。
それができているとき、表現もコミュニケーションも存在そのものも、いきいきと動いている。
存在が「活態」となっている。
そこに目を向けたワークをおこなってみた。

立つこと、まとまること、呼吸と朗読という運動から身体を見て感じること。
活態で人といっしょに動いたり表現してみること、人の表現を受けとること。
活態で自分が受け取っているものを観察し、キャッチし、さらに表現してみること(ことばや文章で)。
活態のなかで自分自身に共感し、ニーズにつながり、そしてまた人にも共感し、ニーズにつながるお手伝いを試みること。
そういったワークをさまざまに試みてみた一日となった。

予想していたことではあるけれど、時間はいくらあっても足りない感じだった。
それはそうだろう、ひとつひとつのワークが何年もかけてつちかってきたものの集大成であり、初めて経験する受講者にとってはそれはほんの入口にすぎないものだから。

またやれるといいな。
国立でなくても、何人か受講者が集まれば出張ワークをやるので、気軽にご相談ください。

2017年8月25日金曜日

子ども共感教室を初開催した

世田谷在住時代の友人の小浜 華子さんが世話人となって、代田区民センターの和室で「子ども共感教室」を開催した。
初の試みだった。
四組の親子が参加してくれたのだが、子どもは全員、小学校低学年。一年生と二年生。

子どものための護身術としてのコミュニケーションスキルを練習してみる、という目的があって、アイディアはいろいろあったのだが、なにしろ2時間という限られた時間だったので、いくつかに限定してやらせてもらった。

まずは感情を振りかえってみるワーク。
親も子もいっしょに、最近とっても楽しかったことと、最近ちょっと辛かったことを思いだしてもらい、それを絵でも文章でもいいので表現してもらう。
子どもたちはホワイトボードに絵を描いたり、ノートに描いたりと、のびのび。

表現してもらったあとは、そのことについてちょっと説明してもらって、私は共感を試みる。
子どもは大人にくらべれば自分を表現するための語彙が少ないので、こちらからのちょっとした手助けがあると自分につながりやすくなる。
大人にたいしては、いつも共感カフェでおこなっているような自己共感のお手伝い。

後半は自分と、物語の登場人物の感情を推理する練習。
朗読家の野々宮卯妙がサポート参加してくれていたので、彼女に宮沢賢治の「車」という話を読んでもらう。
これは私も読んだことがない物語だったのだが、なかなか興味深い小説だった。
そして感情についても意外な展開があって、ワークにはぴったりだった。

お話を聞いたあとの自分の感情を、カードを使って拾ったり、物語のなかの登場人物の感情をみんなで推測してみたりした。
「車」の最後には主人公の気持ちが叙述されているのだが、それがなかなか意外なもので、みんなびっくり。
そして重要なのは、おなじ物語を読んでも、そして推測しても、みんなそれぞれ違う感情があるし、自分でも想像もつかない気持ちが人にはあるということ。

共感的コミュニケーションでは、人の感情に影響を受けることなく、自分は自分のニーズにつながっていきいきしていることを目指す。
相手の感情は、それがどんなに強い現れかたをしていたとしても、相手のニーズがその根っこにあるのであって、自分とは切りはなしておく必要がある。
その練習までは踏みこめなかったかもしれないが、もしこのワークを継続的にやるとしたらどちらに向かえばいいのか、明確にできてありがたかった。

参加してくれたみなさん、子どもたち、そして世話人の小浜さん、ありがとうございました。
近いうちにチャンスを見つけて、このつづきをぜひやりましょうね。

2017年8月24日木曜日

YouTube:ピアノ演奏「しゃぼん玉」@福井県立病院

2017年8月23日に福井県立病院のエントランスホールでおこなったボランティアコンサートの模様から、一部抜粋してお送りします。
こちらでは数か月に一度のペースで、水城ゆうが日本の四季の童謡や唱歌、世界の民謡、あるいはオリジナル曲などを、即興アレンジで演奏しています。

冒頭で演奏した「しゃぼん玉」の即興アレンジ演奏をお送りします。
映像はこちら

2017年8月23日水曜日

YouTube:共感とはなにか、その実践

2017年7月29日に豊田市の市民活動センターで開催した共感的コミュニケーション(NVC)のワークショップから、一部抜粋で紹介します。
「共感する」といいますが、実際にどんなことをすれば本当に共感することになるのか、共感でつながったときなにが起こるのか、共感のパワーについて話しています。

ファシリテーターは作家・ピアニストの水城ゆう。
映像はこちら

共感的コミュニケーションに興味がある方は、こちらをご覧ください。

2017年8月22日火曜日

音読こくご塾2017が終了

音読療法と共感的コミュニケーション(NVC)をベースにした子ども向けのプログラム「音読こくご塾」を、毎年の夏休みに開催するようになって、今年は4年目となった。
今年はNVC仲間の栗山のぞみさんが世話人となって、三鷹の自宅で開催することになった。

音読こくご塾では、子どもたちにまず、呼吸法や音響ワーク、群読で身体感覚を開き、活性化してもらったあと、各自自分の好きな(あるいは必要な)作文に取り組んでもらう。
夏休みの宿題の読書感想文や作文に取り組む子もいれば、好き勝手に小説や詩を書く子もいる。
そこには強制や義務や決まりごとはなく、自由が保障されている。
やりたくなければ遊んだり、寝ていてもいいし、やりたければいくらでも書いていい。

そのような場ができたとき、子どもたちになにが起こるかというと、驚くほどの創造性の発揮が現れるということだ。
ここのところを大人はなかなか信用できなくて、放っておけず、あれこれ口出ししたり強制してしまうのだが、子どもたちが自発的になったときの創造性は、本当に目を見張るようなものがある。

子どもたちは自分のニーズにもとずいて、それぞれ創造性を発揮して、学びと成長のチャンスを作りだしているのだが、大人は自分たちや社会的な都合を子どもにあてはめようとして、成長を阻害する。
たとえば、期日までに夏休みの宿題を終えてほしい、とか、どうせ書くなら好き勝手な文章ではなく読書感想文を書いてほしい、といったようなことだ。
それはこちら・大人側のニーズであって、それを押しつけたところで子どもはいやいややるかもしれないけれどそこには学びや成長は少ない。
そしてこちらと子どもの関係性にも問題が生まれる。

大人は自分のニーズにきちんとつながって、それを子どもに伝えることはできるかもしれないけれど、子どものニーズも大切にしてやりたい。
お互いのニーズをともに満たす方法をいっしょにかんがえる関係でありたい。

中学一年の男子は、社会性をすでに身につけていて、親のニーズも学校の要求も、そして自分が困ることの理解もあって、計画どおり宿題をすませたいと決意していた。
こちらはそれを邪魔しないようにするだけだったが、それでも順調に進むのか、なにか自分の不本意なことを強要されるのではないかという不安やいらだちを抱えているようで、そこに共感して寄りそう必要がすこしあった。

小学生はただのびのびと、親や学校の意向など関係なく自分のやりたいように字を書いたり絵を描いたりに熱中していたが、私としては子どもがよその家に来てのびのびとすごせるような場づくりができたということ自体がお祝いだった。
とにかく子どもには安心してのびのびすごしてもらいたい。
そういう場で子どもはみずから学び、成長していくと思っている。
親が自分の思ったように学んでくれないとか、期日を守らないとか、学校の規則を遵守しないとか、いらいらすることがあるとしたら、それは親自身が自己共感して落ち着く必要がまずある。
親が自分のニーズにつながって落ち着いていたら、ひょっとして子どももこちらに耳を傾けてくれるかもしれない。

今年の音読こくご塾も、参加してくれたみなさん(とくに子どもたち)のおかげでたくさんのニーズを満たすことができて、とても幸せな気持ちで終えることができた。
場の提供と場づくりのサポートをしてくれたのぞみさんにも感謝。
みなさんに心からありがとう。

2017年8月21日月曜日

ヨットレースで身体が目覚めた

この春まで国立・春野亭でルームシェアしていたジョエルが、野尻湖でのヨットレースに誘ってくれたので、行ってきた。
ジョエルは野尻湖の国際村に親から受け継いだ別荘を持っていて、夏のあいだはボランティアでヨットを教えたり、別荘の手入れをすることに時間を費やしている。

誘ってくれたヨットレースはディンギー(小型の一人乗りか二人乗りのヨット)レースで、野尻湖を24周する耐久レースだ。
時間制限があって、24時間以内に24周できない場合は、そこで終わりになる。
その場合はたくさん周回した艇が勝ち、というルールだ。

レースは午前10時スタートだったが、ジョエルは別件の用事があって午後からしか参加できないというので、私も午後になって合流した。
午後3時半くらいに行ってみると、ジョエルはもうひとりのおじさんクルーと周回チェックの桟橋マークを通過しながら、もう一周したらクルーを交代してもらうといって、遠ざかっていった。
風はそこそこあって、1周するのに40分くらいしかかからない感じだった。

約40分後にジョエル艇(二人乗りのシカーラ)がもどってきて、いったん桟橋に着ける。
私は実は、右肘の調子が悪く、とてもヨットレースに出られる状態じゃないという判断を前日にしていて、装備はなにも持ってきていなかった。
この日の午前中に長野市のモンベルに行って、カヤック用のウェットシューズとグローブだけ買い、レインジャケットは知り合いに借りていた。

クルーの楠田さんと私が交代、ジョエルはそのままスキッパーで残り、いよいよ出発。
ディンギーレースに出るのは何年ぶりだろう。
ひょっとして数十年ぶりかもしれない。

知り合いは、私がひさしぶりにヨットに乗るというと、
「まだ乗れるの? 忘れたりしてない?」
など、懐疑的だったが、私にはまったく不安はなかった。
乗れるに決まってる。
そしてそのとおり、乗りこんだ瞬間にイメージどおり、かつてヨットに乗っていた感覚がバシッとよみがえってきて、身体はほぼ無意識に動きはじめていた。

ジブシートを引きこむ感覚。
ヒールをつぶすための体重移動。
クローズド、アビーム、ランニング、それぞれの走り方における感覚とジブセールの調整。
風を読む。
波を見る。
マークを確認する。
周辺の船や漂流物を見る。
変化する山並を観察する。
ハルが水を切る音の変化を聴く。
ジョエルの目配せに応じる。
時間を読む。

まるでいまあらためて自分の身体に生命が吹きこまれたような感覚がやってきて、全身が喜んでいる。
乗せてもらってよかった。

風がしだいに強まってきて、ジョエルも楽しそうだ。
先行艇を追いつめる。
後続艇を引きはなす。
かけひきが楽しい。

2周、3周するうち、風はさらに強まって、暗くなりはじめたころには雨が降りはじめた。
最初はしとしとだったのが、しだいに雨脚が強まり、18時をまわるころには豪雨、そして雷雨になった。
ほかの艇が桟橋にもどり、艇庫のほかに帰っていくようすが沖から確認できる。

ほとんど真っ暗ななか、我々も桟橋にもどった。
さすがにレースは中止となった。
しかし、十分に堪能させてもらった。
忘れていたものがまざまざと生きかえってくるのを体験させてもらった。
ありがとう、ジョエル。
また来年もかならず来るからね。

名古屋でのボイスセラピー講座、北陸帰省

昨日は名古屋市天白区の水野生惠さんのお宅(素敵な日本家屋)で、音読療法
・ボイスセラピー講座を開催しました。
生惠さんが呼びかけてくれた4人の方にボイスセラピーをお伝えしました。

自立した社会貢献の仕事としてやれるボイスセラピーであると同時に、自分自身のこころと身体のヘルスケアを自分で日常的におこなえる明快なスキルをお伝えできることが、私にはなによりの喜びでした。
参加してくれたみなさん、ありがとう。

昨夜のうちに名古屋から北陸の実家に移動。
今日は午前中から母の介護施設に行って、最近食があまり進んでいないという話を聞いているので、昼食介助をしながら、できるだけ話を聞いてみようと思っています。
こちら北陸は晴れて暑くなりそうです。

2017年8月17日木曜日

YouTube:非暴力コミュニケーションの核心「ニーズ」

2017年7月29日に豊田市の市民活動センターで開催した共感的コミュニケーション(NVC)のワークショップから、一部抜粋で紹介します。
共感的コミュニケーションの核心はニーズにつながることだといっていいでしょう。
ニーズとは、その人が大切にしていること、必要なこと、価値観というような、人の内側にそのつど存在する抽象的なものです。

ファシリテーターは作家・ピアニストの水城ゆう。
映像はこちら

共感的コミュニケーションに興味がある方は、こちらをご覧ください。

映画:リミットレス

2011年公開の合衆国映画。
監督はニール・バーガー。
私にはほとんど無名だけど、ほかには「ダイバージェント」を手がけている。
主演のブラッドリー・クーパーも、私にとっては見たことはある、という程度。
アカデミー賞に何度かノミネートされているらしいけど。

この映画、あらすじを読んで気になってはいたんだけど、ずっとスルーしていて、このまま自分ではまず観ることにはならなかったかもしれない。
が、最近、バカ映画や連続ドラマ情報を交換しあっている友だちの安納献から「これおもしろいよ」とすすめられて、ちょうどふたりとも時間があったのでいっしょに観てみた。

ある非合法の薬物によって、ふだんは脳の20パーセントしか使われていない人の脳が、活性化して、超アタマのいい人になってしまう、という話。
そもそも、脳が20パーセントしか使われていないなんて説は、完全な似非科学というか、ヨタ話なんだけど、まあそういうことを信じている人が多いので、この映画の前提としてのアイディアが成立しているという、まあバカ映画なんです。

そういうつもりで観たんだけど、映画自体はそこそこ楽しめた。
まったくダメダメの作家志望の男が、偶然、その薬物を手にいれることによって、いきなり超アタマのいい人になり、本は書きあげるわ、金融業界に彗星のごとくおどり出るわ、女にはモテまくりはじめるわ、しかしそのおかげでトラブルに巻きこまれていき、闇の世界と関わってシビアな状況に追いつめられていく、という、サスペンス映画としてはまずまずよくできている。

オスカーノミネート俳優だけあって、演技は安定していて、はらはらドキドキのストーリーを楽しませてくれる。
とくにダメ人間と、超アタマいい男の切り替えがおもしろく、エンタテインメントとしてそう悪くない仕上がりに貢献している。

そうそう、書きわすれるところだった。
この映画には重要な役どころとしてロバート・デ・ニーロも出演しているのだった。

2017年8月13日日曜日

約束を守ってもらいたいとき/守られなかったとき

水城ゼミメンバーやベーシックメンバーにお送りしているメルマガ「水城ゼミ通信」8月11日号に掲載した記事を、一部紹介します。

「約束を守ってもらいたいとき/守られなかったとき」

子どもは約束を守らない。
約束そっちのけで、毎日遊びほうけている。
お母さんはついに切れる。
「もう塾には行かせない。約束破ったんだから、当然でしょ」
子どもは悲しくて泣く。
お母さんも悲しくて泣く。

子どもと親の関係だけにかぎらず、こういうことは大人同士でもしょっちゅう起こっている。
なにか約束をする。
それが破られたとき、腹が立って、報復したり、罰を与えたりする。
あるいは、約束を守ってもらうために、あらかじめ罰則を設定したりする。

一方、共感的な世界では、このような手法は取らない。
約束をするとき、この約束によってお互いにどんなニーズを満たそうとしているのか、明示的に確認し、理解しあっておく。
もしその約束が守られなかったとき、報復や罰則をあたえるのではなく、自分と相手に共感し、どんなニーズがそこなわれたのか、そのニーズを満たすためにどんな方法があるのかを、あらためていっしょにかんがえる。

※ベーシックメンバーの詳細とお申し込みはこちらから。

※水城ゼミについてはこちらをご覧ください。

2017年8月9日水曜日

報告:平和のトーク&コンサート

2017年7月31日、月曜日。
ボーカルの鈴木重子さん、朗読の野々宮卯妙、ピアノの私・水城ゆうの三人によるトークとパフォーマンスのイベントが、盛況のうちに終了した。

このイベントは、10月に熱海で開催されるNVCの国際集中トレーニング合宿「IIT」に参加する方を資金的に支援するための、セルフファンディング支援企画のひとつとしておこなわれた。
重子さんと野々宮、私の三人はこの十年来、NVCでつながっていて、表現活動においてもNVCを大切にしている者同士だ。
そして今回は「平和」をキーワードとして、平和や反戦に関係することばや音を集めて、パフォーマンスを組みたてた。

フェイスブックのセルフファンディングのグループで呼びかけたら、お手伝いや参加者がたくさん集まってくれた。
とはいえ、国立の春野亭という、普通の家のリビングルームを会場としたホームコンサートのようなものなので、定員は詰めても15人くらい。

ということで、満席になってしまったのだが、リストの不備などで決めていた人数より多くなってしまい、結局20人くらいがリビングルームに詰めかけることになった。
まあしかし、実際には意外に空間に余裕があったり、配置を工夫したりして、さほど窮屈な思いをしていただかずにすんだのではないかと思う。

午後4時半開場、5時開演ということでスタートしたのだが、予約の方が時間までに揃わず、とりあえず私のピアノ演奏でつなぐ、つなぐ、つなぐ。
こういうとき、バンドマン出身の私は気楽なものなのである。
弾けといわれれば、いくらでも、なんでも弾くのだ。

10分くらい押して、あと数人お見えでない方もいらしたが、プログラムスタート。
平和や反戦の歌、小説、文章、そしてトークなど、ハプニングをまじえながらもなごやかに、来場のみなさんとコミュニケートしながら進んでいった。
私の作品も、「青い空、白い雲」という曲や、「祈る人」を3人で朗読と音楽のパフォーマンスとしておこなった。
どちらもひさしぶりな感じがしたが、「心に響いた」といってくれた方が何人もみいらして、うれしかった。

途中も涙する人、食いいるように集中して聴いている人、目を閉じてリラックスしている人、そして子どもの声もまじり、終了後にそのように感想をいう人もいたが、まさにこの空間が平和そのものの象徴、実現のように私も感じていた。

しかし、私自身はこの場所や時間がなにか特別なものという感じはなく、いつもいる場所、いつもおこなっていること、いつもつながっている人たちという、ごくあたりまえの感じのなかにいた。
つまり、これはあらためてとてもありがたく奇跡的なことですらあるのかもしれないが、私のいる場所はすでにそのようなつながりと安心に満ちたところになっている、ということだろう。
本当にありがたく、貴重なことなのだ。
このような場所をすこしでも広げていけたら、と思う。

この三人によるパフォーマンスは、9月にふたたびおこなわれる。
場所は小石川の浄土宗のお寺〈見樹院〉の本堂で、参加者ももう少し多く受け入れることができるはずだ。
9月8日午後4時からの「鈴木重子×野々宮卯妙×水城ゆう~平和のトーク&ピアノ、朗読、声のコラボレーション」をどうぞお楽しみに!
詳細と申し込みはこちらから。

YouTube:やりたいことだけやって生きていける?


2017年7月29日に豊田市の市民活動センターで開催した共感的コミュニケーション(NVC)のワークショップから、一部抜粋で紹介します。
共感的コミュニケーションでは、「やりたいことだけやりなさい」「義務感からのおこないはいいことが起こらない」「喜びをもってできることをやりなさい」といいます。
しかし、現実としてそんなことができるんでしょうか。そんなふうに生きていくことはできるんでしょうか。
そういう話をしています。

ファシリテーターは作家・ピアニストの水城ゆう。
映像はこちら

共感的コミュニケーションに興味がある方は、こちらをご覧ください。

2017年8月8日火曜日

身体の全体性が崩れる、貢献のチャンスをいただく

ここ数日、右肘の具合が絶不調。
原因はほぼわかっていて、しばらく休ませることと、痛める原因になっている習慣的な使い方をあらためていくしかないので、とりあえず薬局で肘サポーターを買ってきて、肘をいつも意識することを心がける。

すると、なにが起こるかというと、
「部分を意識することで身体全体の機能やバランスが著しく低下する」

とりあえず、肘を曲げてキーボードを打つことが負担のかかる感じがするので、肘を伸ばしたままキーを打てるように、iPadとMacBookをDuetというアプリでつないで、近くに置いたiPadの画面を見ながら、遠くに置いたMacBookのキーボードを打つ、という対処法を試しているところ。

今日は昼ごはんを作っていて、ゆで玉子をゆでた熱湯をうっかり右手にぶっかけてしまうという事故を起こしてしまった。
幸い、お湯が少なかったのと、一瞬だったのとで、大事にはいたらなかったが、右肘をかばっての左手での鍋操作ゆえの事故だった。
小さな事故ならまだしも、機能低下を無視していつものように行動していると、大事故につながりかねない。

ということで、行動を自重する。
と同時に、より深くいつもより自分の身体に注目しながら、マインドフルにすごすことを心がける。

昨夜は武蔵小杉での共感カフェ。
少人数だったが、とても深い対話ができて、しみじみしながら帰路についた。

今日は個人セッションというより、私との対話を時間をやりくりして来てくれた方がいて、お互いにいろいろなことを聞きあうことができて楽しく、そしてありがたい時間だった。

最近、いろいろな方からお声がけいただいて、出かける機会が多いのだけど、10月には私の大好きな雑草教室や雑草の本を書いておられるかわしまよう子さんの茅ヶ崎・草料理リトリートに、共感的コミュニケーションのお話会の案内人として呼んでいただいた。
お話会はもちろんだが、私自身は雑草のリトリートへの参加者として普通に楽しみだ。
ひさしぶりにスケッチブックを持っていこうかな。

2017年8月7日月曜日

YouTube:共感的コミュニケーション(NVC)の目的

2017年7月29日に豊田市の市民活動センターで開催した共感的コミュニケーション(NVC)のワークショップから、一部抜粋で紹介します。
共感的コミュニケーションの目的とはなにか、学ぶことより学んだことを実際にやってみる、使ってみることの重要性など、話しています。
ファシリテーターは作家・ピアニストの水城ゆう。

映像はこちら

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2017年8月4日金曜日

YouTube:共感的コミュニケーション(NVC)とは

2017年7月29日に豊田市の市民活動センターで開催した共感的コミュニケーション(NVC)のワークショップから、一部抜粋で紹介します。
共感的コミュニケーションとはどういうものなのか、その基本的な考え方や原理について、概要を紹介しています。
ファシリテーターは作家・ピアニストの水城ゆう。

映像はこちら

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自分のウェブサイトをプチリニューアル

私の公式ウェブサイトは現在「mizuki-u.com」だが、たまに「なにがどこにあるかわからない」という苦情が来る。
なので、そのつど、ハリボテ式に改良しているのだが、そうするとますますわけがわからなくなるという……

先日「レッスン/個人セッション」周辺をすこし整備してみた。
トップページを3枠くらい下げてみると、「レッスン/個人セッション」のページがあって、そこに「申し込み」ボタンを設置してみた。

ピアノやボーカルのレッスンなど、音楽のレッスンを受けたい人、ボイスコーチングや音声表現、マイク収録やリップノイズ対策、あるいは共感セッションを個人的に受けたい人は、こちらを利用していただきたい。
申し込みボタンからはフォームにリンクしていて、希望日時を第三希望まで選べるようになっている。

そして、よく聞かれるのは、「お金はどうやって払えばいいんですか?」ということなのだが、決済ページも作ってみた。

個人セッションは基本的にギフトとしておこなっていて、お金はいくらでもよく、後払いでもかまわなくて、場合によってはお金以外でも受け取る準備はあるのだが、それでは困るという人のために「基準額」というのを設定してあって、ひとコマ30分で5,000円になっている。
基準額を払いたい人はそのための定額決済ページがある。
また、ドネーションとして自分の払いたい額だけ払うという人のために、PayPalの「Donate」ボタンも設置してある。

お金以外の方法で、という方は直接相談してほしい。
いずれにしても、とりあえず個人セッションを受けて、あとで都合のいいときに都合のいい額を払ってください、という気楽なシステムなので、それこそ気楽に受けてもらいたい。
私のこれまで生きて獲得してきた知見や経験がだれかの役に立つことが、私のこの上ない喜びなのだ。

2017年8月2日水曜日

YouTube:ドイツで活躍中の音読トレーナー・遠藤なおみさん

ドイツのフライブルク市在住で、音読トレーナーの資格取得者の遠藤なおみさんが、日本に一時帰国したので、お話をうかがいました。
なおみさんは仙台市出身ですが、現在はフライブルクでご家族といっしょに生活しながら、フライブルク市の高齢者介護施設を中心に、音読療法と歌でケアワークをつづけておられます。

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