2012年4月30日月曜日

しもきたマルシェ@世田谷カトリック教会

今日は下北沢のど真ん中、すずなり劇場の裏にある世田谷カトリック教会の敷地で、下北沢あおぞらマルシェが開催された。
 主宰は下北沢の農民カフェらしいが、私はトランジション世田谷・茶沢会のメンバーとして参加した。といっても、とくに役割分担が与えられているわけではない。
 午前7時すぎに世田谷カトリック教会に行き、設営の手伝いを少し。

9時にマルシェがオープンした。私はいったん、羽根木の家にもどる。
 ゼミなどの記録音声の整理をしたり、メールの返信をしたあと、正午を回ったのでふたたびマルシェに戻った。といっても、トランジションのメンバーや農家・出店の方がてきぱきと販売をやっているので、とくにやることはなし。
 ゼミ生の祥子ちゃんが顔を出してくれた。下北沢まで演劇を観に来たそうだ。その前に寄ってくれたとのことで、うれしい。

 そうこうするうちに、野々宮卯妙がやってきたので、あおぞら朗読に挑戦。まずは宮沢賢治。
 朗読をしていても、ほとんどの人はまったく気づかないか、気づかないふりをして通りすぎてしまう。私が持参したピアニカを吹くと、ときおり子どもが関心を見せることもある。こういった状況はこれまでも何度か経験しているので、気にせずどんどんやる。
 宮沢賢治の次は、夏目漱石の短いやつをやる。こちらはさらに聴いてもらえなかった。ちょっとめげる。
 一番めげたのは、トランジションの仲間にも聴いてもらえなかったことかな。しかし、そういったことも含めて学びがあったことは確かだ。なにごとも実際にやってみなければわからないことがある。
 いずれにしても、私はとても疲れて、夜も予定があったので、最後の片付けをみなさんにお任せして、4時前くらいに会場を後にした。

 夜はOeufs(うふ)の相方の伊藤さやかのライブで、渋谷の〈PLUG〉に行く。

ちゃんとした「茶会」とぐだぐだの飲み会

昨日のボイスセラピスト2級講座の後、ゼミ生のまなさんが携帯用のちゃんとしたお茶席セットをわざわざ(重いのに)持ってきてくれて、臨時のお茶席。和菓子も持ってきてくれた。
 うら若き女性がお茶をたてている姿というのは、それはそれは目にうれしいものなのである。使い古された言葉でいえば「眼福」ということになる。使い古されていようがいまいが、間違いなくしあわせ。
 お茶をおいしくいただいたあとは、なおさんが差し入れてくれた長野ワインで飲み会スタート。私以外は全員女性で、話がまあ盛り上がること。さすがの私も若干たじたじ。
 それにしても楽しいなあ。共感共有で動いているコミュニティの心地よさとパワーを、身体で実感した。

ボイスセラピスト2級講座の第4期、終了

昨日はボイスセラピスト2級講座の第4期だった。
 この講座も昨年11月にスタートして、もう半年近く。今期の修了生を含めれば、2級ボイスセラピストの資格取得者は18名になった。とても頼もしい。こうやってみずからのストレスマネージメントと身近な人のメンタルケアのスキルを身につけた人が増えていくというのは、頼もしいことだ。

昨日はすでに2級資格を持っている人やマスターコース修了予定の人も含めて全部で8人が参加。内おふたりは沼津からわざわざいらした方。
 いつものことだが、みっちりと充実した時間となった。
 私はいつもおおまかな進行だけ作って詳細なカリキュラムを用意しないのだが、それは参加者の顔を見ながらそのニーズにできるだけ応えたいという思いがあるからだ。もちろんボイスセラピストの基本や本質はかならず押さえるが、学びの方法は人それぞれであっていいと思っている。なるべく自主的に学んでもらいたいのだ。
 とはいえ、伝えたい情報量が毎回膨大なので、とかく一方的になりがちという懸念もある。このあたりはいつも悩みながらやっているところだ。

午前は理論を中心に呼吸法、発声、音読のノウハウなど。午後はその続きと、そして認知行動療法そのものであるといっていい共感的コミュニケーションの原理と実際のスキルについて、解説したり実践してもらったり。これは日常のなかでの練習が必要で、だれもがすぐに身につけられるというものではないのだが、練習したければいつでも羽根木の家に来てもらえれば私が喜んでお相手をするつもりだ。
 私もつたないながら、毎日のようにさまざまな人を相手に実践訓練を重ねているので、それなりに伝えるべき言葉を持っていると思っている。

 次回の第5期ボイスセラピスト2級講座は、5月27日に開催します。
 詳細はこちら

基礎講座、新ゼミ生、テキスト表現

一昨日28日土曜日は、午前中から現代朗読基礎講座の今期5回目。
 エチュードのほかに、ひとりひとりの読みを聞かせてもらう。これまで自分の読みをなかなか見つけられずに苦労していた松田くんが、ピアノの音を入れながら反応して朗読してみたところ、びっくりするくらいすばらしい朗読が生まれた。やったね、松田くん。こうやってだれかが一皮むける場面に立ち会えることが、私の最大の喜びだ。
 今期の基礎講座は残り1回を残すのみ。

午後は本来、昼ゼミの予定だが、参加者がいなかったので、新ゼミ生として残ることになったたえこさんとげろきょやら名古屋での公演やらの記録映像をあれこれと見る。
 そうこうするうちにかっしーがやってきた。

 夜ゼミはいつものようにテキスト表現を中心に。
 最初の気づき報告をやっていたとき、ひとりが自分のつらかった体験を話した。私たちはそれを共感的聞き方で聞いていたのだが、それに慣れていないたえこさんが具合が悪くなってしまった。音読療法の呼吸法などを使って手当。 すぐに回復してよかった。
 最後にすこし時間があまったので、文章の書き出し技術についての講義とプラクティスをやる。
 終わってから軽く打ち上げ飲み会。

音読日めくり4月30日:石川啄木『一握の砂』より「我を愛する歌」

「音読日めくり」を更新しました。
今日の音読日めくりは、石川啄木『一握の砂』より「我を愛する歌」の冒頭部分です。

2012年4月29日日曜日

2012年4月28日土曜日

2012年4月27日金曜日

ヒカリエ、ルオー展

今日は午前中、通常の雑用をこなしたあと、予定より早めに出て、渋谷で昨日新規オープンした〈ヒカリエ〉に寄ってみた。
 東急文化会館の跡地にできた商業施設で、ちょっと楽しいかもしれないと期待していったのだが、残念だった。なんてことはない、とくにあたらしいコンセプトも感じられない商業施設だった。
 先日、代官山にあたらしい〈蔦屋書店〉がオープンして、なんの期待もなく行ってみたらかなりびっくりしたので、そのようなことを期待していたのだが、期待はずれだった。蔦屋と東急とではなにが違ったのだろう。おそらくほんの数名の(ひょっとしたらたった一名の)ブレインの差なのかもへしれない。

 予定の時間になったので、新橋へ移動。さいこさん、かっしーと合流して、新橋ランチ。先日と同様、〈旧月〉という店にはいる。ここは蕎麦がなかなかいけるのだ。すべてのランチに蕎麦がついている。
 ランチ後、少し時間が余ったので、パナソニックのショールームに行き、冷やかす。そこで「ショールーム商売は売り上げノルマがないので気楽だ」という説を聞く。

 午後2時、ミュージアムに行く。
 今日のめあては「ルオー展」でのギャラリートーク。解説員はゼミ生の祥子ちゃん。そうでなくてもルオーはもともと好きだ。松下がこんなにたくさんのルオーを所蔵しているとは知らなかった。とても楽しませてもらった。そして感じることの多い展覧会だった。
 その途中に実家から電話がかかってきた。どうやら母の肺がんの術後、あまり思わしくない事態らしい。夜に担当医から電話してもらうように頼んだが、まだ電話はない。なんとなく落ち着かない。

オーディオブック・リーダー個人セッションとダンスのライブ

昨日の午後オーディオブック・リーダーを希望する方の個人セッション。
 鎌倉から来られた方で、私と同年齢。子どもたちも成人して手が離れ、自分も病気を経験したことなどもあって、もう一度自分の夢をかなえたいと、オーディオブックの読み手になりたいと私のところに来られた。すでにいくつかの朗読講座を受講されているようで、日本語の発音・発声についての基本的な知識はある。が、もちろんそこからが出発点だ。というより、基礎知識はむしろ邪魔になることが多い。よほど柔軟な頭の持ち主でないかぎり、なにか知識や技術を身につけてしまうと、そのとらわれや思いこみから逃れるのはとても難しい。
 がんばってもらいたい。

 夜は明大前のキッド・アイラック・ホールに歩いていき、「ACkid2012」というイベントの一環の若尾伊佐子さんの身体表現(ダンス)とフリオ・ゴヤ氏の造形を観に行く。
 造形のなかでゆったりした動きをおこなっていた。ゴヤ氏の造形作品が、照明によってさまざまに表情を変えるのがおもしろかった。照明は早川さんがやっていたのだと思うけれど、私にはとてもいい感じだった。

音読日めくり4月27日:若山牧水『樹木とその葉』より「草鞋の話旅の話」

「音読日めくり」を更新しました。
今日の音読日めくりは、若山牧水『樹木とその葉』より「草鞋の話旅の話」の冒頭部分です。

2012年4月26日木曜日

2012年4月25日水曜日

サンルームのような部屋に住みたい

23日(月)、早朝から羽田=小松経由で実家に帰る。北陸の山々は新芽が吹きはじめ、ぽこぽこと淡く色づいていてかわいい。
 実家では古くなってめくれてしまった玄関前のコンクリートと花壇をあたらしくしたいということで、とりあえずコンクリートをホームセンターで買いこんでくる。重いのなんのって。20キロ入りの袋だが、これがあとで足りなくなって、4袋追加で買いに行くことになった。

 田舎なので緑が多く、そして私は緑が大好きなのだとあらためて実感する。畑仕事は大変だけど、緑を育てるのは好きだ。
 いまの羽根木の家はまわりに緑が多く、快適な環境だが、自分で緑を育てようとしたらかなり大変なことになる。畑すら作れそうだ。それはそれでいいのだが、自分の空間に緑がほしい。
 前に住んでいた梅丘の家は日当りがよく(よすぎて夏は大変だった)、緑をいっぱい置いていた。引っ越しのとき持ってきた鉢は、ほとんど枯らしてしまった。手元近くに置けないので、外にほったらかしにしておいたため、寒さや乾燥にやられてしまったのだ。

 最近、シダとランの鉢をいくつか入手して、仕事机まわりに置いてみたが、やはり日当りがないので、常時置いておくわけにはいかない。外に出しておくのだが、入れたり出したりが大変だ。
 サンルームのように日当りが絶好の部屋にもう一度住んでみたいと思う。
 それは植物のためだけではない。年齢を重ねたせいもあるかもしれないが、朝の心身がフレッシュな時間帯でないと仕事に集中できないのだ。なるべく日の出とともに起きて、朝のうちに集中して仕事をして、夜はのんびりしてしたい。できれば緑にかこまれた環境で。朝は日の光でめざめることで体内時計をリセットし、一日の活動を自分の好きな緑に囲まれて始めたい。
 残された時間のほうが少なくなっていることを日々切実に自覚している身としては、自分が納得できる仕事を集中したいというニーズがとても強くなってきている。

音読日めくり4月25日:横光利一「睡蓮」

「音読日めくり」を更新しました。
今日の音読日めくりは、横光利一「睡蓮」の冒頭部分です。

2012年4月24日火曜日

BCCKSで『HiYoMeKi』発行

『音読ひめくり 四月』につづいて、テキスト表現ゼミ「次世代作家養成塾」の機関誌である『HiYoMeKi』の第一号もBCCKSで電子閲覧本にしてみた。と同時に、紙の本としても発注。
 電子本はこちら
 電子書籍サイト〈パブー〉では、すでに第一号から第三号まで既刊となっている。二号と三号も順次、BCCKSで電子本にすると同時に、紙の雑誌としても必要に応じて配布できるようにする予定だ。
 また、第四号もすでに原稿はできているので、近日公開予定。たぶん、BCCKSで公開し、紙の雑誌としても配布できるようにした上で、デジタルコンテンツとしての電子マガジンとしてパブーで公開する、という流れになるだろう。
 私自身の本についても、順次そのようにして公開していくつもりだ。
 また、そのようにして世に出していきたいものがたくさんある。これらを書いて送り出さないかぎり、死にきれないのである。

お返事ブログ>出張&プライベートsalon 『玉響』

先日、そら庵で合同ワークショップを開催したときに、セルフ足もみを指導してくれたフットセラピストの中村珠央さんが、ワークショップの感想をブログに書いてくれていたので、それを紹介しつつ、私のお返事&お礼としたい。
 ブログ「出張&プライベートsalon 『玉響』」はこちら

 丁寧に時系列にそって当日の内容を紹介してくれているのだが、なかでもこの部分に私はぐっときた。

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朗読って一人でするものだと思っていたけど、多人数で身体表現を取り入れて
行う現代朗読は、コミュニケーション能力や感覚を鋭敏にする上でも効果的な
メソッドであり、有りのままを見聞きするってこういうことなんだと実感できた
貴重な体験となりました。私たちは何かを見ているようで、実際は自分の
内側に閉じこもって別のものを見ているのだということが、不慣れな
テキストをみんなで読み合わせている時に、身をもってわかったのです。

テキストを読むのに精一杯で近視眼的になり、周囲の声を聴けなかったり
周囲で起こっていることに何の注意も向けられなかったり。
日常の中でも有りのままの世界を見ているようで、きっと沢山の物事を
遮断し、無意識に現実のほとんどを取りこぼしたりそぎ落としたりして
いるのでしょう。
水城さんは、自分の声しか聴かず周囲の音や気配を感じられないのは、
表現においてそれはとても薄っぺらいことだとおっしゃいました。

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 そうそう、そうなんですよ、珠央さん!
 未熟な表現者は、なにか表現を作りあげるとき、ひたすら「再現性」を求めてしまう。つまり、何度も練習し、練習で作りあげたことを本番でもなぞろうとする。練習は本番でそのとおりにやるための練習となってしまっていて、本来ライブ表現が持っている生き生きとした「いまここ」の感覚をなおざりにしてしまう。
 ライブ表現における「いまここ」の感覚を豊かに持つためには、まわりから自分のなかに入ってくるたくさんの情報をどんどん受け取り、反応していくことが重要になる。自分の身体と感覚を開いておく必要があるのだ。
 さらに珠央さんはこうも書いている。

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テキストを引きで見ながら、周囲の存在を観察し声に耳を傾けていると、
鮮明に自分の立ち位置が見えてきて、同時にパっと色んなものが色づいて
見えるのが不思議でした。鮮やかに多くのものが自分の中に入ってきて、
呼吸も身体も楽になっていくような感覚です。

最近特に気づき始めていたことだけど、何か一点に没頭することや、内側に
入っていくことが集中することではないのですね。究極の集中状態とは、
何か特定のものに注意を払うことではなくて、今起こっていることすべてに
全身で注意を払うということなのだと思います。その中で、自然と内側から
立ち上っていく生理的な疼きのようなものが、反射的に他者と呼応し、
形を変え流れていく。そんな現象すべてが感覚器や知覚を通じて
色濃く身体に入ってくる状態が、真の集中状態なのではないかと考えます。
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 そのとおりで、なにかひとつのことに没頭するのは「集中」ではなく「執着」なのだということは、武道の世界などでもいわれていることだ。
 自分がおこなっていることに完全に集中しながらも、周囲で起こっていること、周囲からの情報も完全に受け取れている状態。スポーツの世界ではそれを「フロー状態」などと呼んでいるが、パフォーマンスの世界でもそれは起こる。表現者にとってもっともすばらしい体験の瞬間だ。
 これは特別なことではなく、だれもが体験できる世界だ。そのためのエチュードを現代朗読はたくさん用意している。

 珠央さん、ありがとう。
 またご一緒できるときを楽しみに待っております。

『音読ひめくり 四月』を本にしてみました

商業出版社に依存しないインディペンデント作家として、電子出版とオンデマンド出版の試みを続けてきたが、かなり有望なサイトが出現したので、実際に使ってみることにした。
サイトは「BCCKS」というところ。
 ここでは本のデータをエディタに流しこみ、まずは電子本を作る。ブラウザベースなのでいまのところはあまり複雑なことや、きめこまかな指定はできない。その点、InDesignなどで作るPDFデータとは違う。しかし、このサイトの利点はたくさんのプラットフォームに対応していることだ。MacやWindowsなどのコンピューター端末はもちろん、iPhoneやアンドロイド、各種タブレットにも対応している。
 もっとも、ローカルにダウンロードできないので、厳密にはコンテンツとしての電子書籍ではない。閲覧書籍とでもいうべきだろうか。しかし、いったん閲覧書籍を作ったら、それをそのまま紙の本としてオンデマンドで印刷製本の依頼をかけ、一週間くらいで完成品が手元に届くというのがすばらしい。
 この手のサービスはオンデマンドといいながら版下制作にお金がかかったり、最低印刷部数が決まっていて少部数だとかなり割高だったりと、手軽に使えるところがなかった。しかし、BCCKSは一冊からでもかなり安価で発注できるので、個人ユーザーにとってはかなり使い勝手がよさそうだ。

 今回作ってみたのは、ブログで毎日連載している「音読日めくり」の一ヶ月分をまとめて『音読ひめくり 四月』として本にしたものだ。
 手順としては、表紙、背表紙、裏表紙などのデータや画像を流しこみ、本文と挿絵を流しこみ、文字の大きさなどを指定し、最後に目次や奥付を整える、といった感じで、すべての作業はブラウザベースのオンラインエディタ上でおこなう。
 これが最初は慣れるまでちょっと面倒かもしれない。また、見出し文字の大きさを変えられないとか、テキストの画像に対する回りこみ指定ができないなど、いくらか不満は残るが、利便性のほうが上回っている。
 完成した電子本は、そのまま公開して、オンラインで販売できる。印税率は70パーセント。『音読ひめくり 四月』は300円に設定してみたので、1冊売れると私には210円はいってくることになる。

 そして、紙の本の発注。
 これもそのままサイトから簡単に発注できる。決済はクレジットカードほか。
 今回は文庫本サイズの指定で、挿絵があるからフルカラー。仕上がりページ数は96ページ。価格が1,376円。これを実際にいくらで売るかについては、こちらの裁量となる。1,600円くらいかなあ。文庫本サイズとしては高価だが、フルカラーだし、なにしろオンデマンド本だ。安価なほうがよければ電子本のほうを読んでもらえばいいのだし。
 また、ダウンロードできる電子コンテンツとしての『音読ひめくり 四月』は、あらためてPDF出稿し、パブーなどで販売する予定だ。

 というわけで、私としては長い間待ちのぞんでいたインディペンデント作家の試みが、いよいよスタートしたことになる。
 初の試みとなる『音読ひめくり 四月』は、こちらから閲覧できます。

音読日めくり4月24日:柳宗悦「和紙の美」

「音読日めくり」を更新しました。
今日の音読日めくりは、柳宗悦「和紙の美」の冒頭部分です。

2012年4月23日月曜日

2012年4月22日日曜日

のんびり音読療法マスターコース

今日は朝から音読療法マスターコースの予定だったのだが、午前中は卯妙さん以外だれも来なかった。嘆いていてもしようがないので、この機会に音読療法マスターコースについての私のニーズと参加者のニーズについての確認を文章化してみる。書きだしてみると、いろいろとはっきりすることがあって、よかった。
 ニーズがはっきりすれば、リクエストもはっきりする。それを共有して、マスターコース一期生の最後の仕上げに進んでいきたい。

 午後、彩子さんがやってくる。卯妙&彩子のふたり相手のマスターコースだが、明日から私が三日間帰省するので「音読日めくり」のスケッチを描きたいので、その作業をやりながらのんびり話を聞いたり、話をしたり、という時間。夕方には照井数男もやってきた。そのときには呼吸法や姿勢のことをいくらか確認したが、それ以外はのんびりとさまざまなことの確認作業をしながら、私はスケッチ。
 スケッチは明大前の散歩コースの写真をもとにしながらの、私にとっては細密なスケッチ。鉛筆で輪郭を取り、水彩で彩色したのだが、3時間近くかかった。これを三日間にわたって「音読日めくり」のスケッチとして分割掲載しようという試み。

 夜はワインを飲みながら、だらだらと話す。
 8時くらいにお開きとなったが、だらだらしながらもなんだかたくさん話ができたり、ゆっくりした時間を持てたりして、私にとっては貴重に一日になった感触がある。卯妙・彩子・照井の各氏には、あらためて感謝。
 明日は早朝から羽田に移動し、飛行機で小松に飛ぶという移動日。

週刊日記

 日記的なブログ記事をここしばらくほとんど書けていなかったので、駆け足で書きとめておく。

 4月13日。
 福井県の大飯原発の再稼働について、閣議で容認が決まった。最悪。
 午前10時から「畳の学校」の6回め。ケンちゃんが初めて来てくれたのと、農大生のようたくんとめいちゃんが参加したので、NVCの話をする。
 午後は小林サヤ佳ちゃんとお母さんの淑江さんが名古屋から来たので、レッスンと打ち合わせ。

 14日。
 午前中は現代朗読基礎講座の4回め。
 昼ゼミは流れたので、「槐多朗読」の構成台本を作ったり、オリジナルテキスト部分を書いたり。
 夜は夜ゼミ。テキスト表現を中心に。

 15日。
 新大塚まで内村充裕絵画展を観に行く。内村さんは前回の「槐多朗読」に来てくれた方で、槐多にひかれているという画家。個展の案内状をいただき、会場が古民家ということにも興味がひかれて行ってきた。
 古民家の座敷を利用して、抽象的で美しい絵画が展示されていて、とても楽しかった。内村さんともお茶を飲みながらゆっくり話ができたほか、会場の方とも興味深い話をたくさんできた。
 夜は伊藤さやかが来て、ひさしぶりにOeufs(うふ)の収録。しばらく間があいたが、お互いに音楽的スキルも上達して、さくさくと収録できた。近く、YouTubeで公開する予定。

 16日はすでに報告ずみの「槐多朗読」の日だった。

 17日。
 朝ゼミと昼ゼミ。昼ゼミには見学の方がひとり。そしてそのままゼミ生になった。

 18日は下北沢〈Com.Cafe 音倉〉でのランチタイム・コンサート。これもすでに報告ずみ
 そのあと、銀座に移動して、ゼミ生の奈緒子さんと企画するスペースの下見。なかなかおもしろい展開になりそう。
 夜はキッドアイラック・ホールでのUKAJIさんのライブ。この報告はこちら

 19日。
 朝ゼミ、昼ゼミ、夜ゼミという、げろきょデー。
 昼ゼミ後、中村設子が名古屋から来て、出版についての打ち合わせ。電子出版とオンデマンドでの紙の出版、そして従来の商業ルートでの紙の出版についての、広範囲にカバーしたコンテンツ展開について。

 20日。
 コンテンツの整理。そして夜は安納献講師によるNVC講座。

 昨日の21日は深川そら庵での徳久くんたちとの合同ワークショップ。この報告はこちら。

そら庵での合同ワークショップは楽しく充実していた

昨日4月21日の午後は深川のブックカフェ〈そら庵〉で、徳久ウイリアム&珠央さんによるセルフ足もみと呼吸・発声ワークと、われわれ現代朗読協会による現代朗読パフォーマンスの合同ワークショップだった。
これが大変楽しく、発見も多い充実した時間だった。

 11時半、そら庵入り。そら庵の最寄り駅は清澄白河で、羽根木からはずいぶん遠いように感じてしまうのだが、実際には渋谷から一本で行けるのでけっこうアクセスは楽。
 すでに徳久くんが来ていて、げろきょのゼミ生も次々と到着した。今回協力してもらったのは、祥子ちゃん、ピリカさん、なおこさん、照井くん、卯妙さん。
 軽く打ち合わせして、会場準備。そら庵の明子さんがカレーを出せるというので、それをいただいていたらもう開演時間の1時になり、参加の方々がやってきた。げろきょの体験講座やライブワークショップに参加したことがある人も何人か来てくれた。

すぐにワークショップが始まり、最初はまずフットセラピストの中村珠央さんによるセルフ足もみワーク。珠央さんから足つぼについての説明を受けたあと、自分で足つぼを押していく。珠央さんが参加者のあいだを順番に回って、的確にコツを教えてくれる。なかなか気持ちいい。身体が暖かくほぐれていくのがよくわかる。
 つづいて、ボイスパフォーマーの徳久ウイリアムくんによる呼吸と発声のワーク。これはげろきょでもやってもらったことがあるし、一緒にやったこともあるが、今回は倍音声明というチベット密教の発声法を教えてもらって、これがおもしろかった。

3時にいったん休憩。今回のワークショップはワンドリンク付きだったので、みなさんそれぞれ、思い思いの飲み物をいただいてくつろぐ。
 3時半からげろきょのワーク。
 最初に私が現代朗読について簡単に説明させてもらったあと、自己紹介のエチュードと輪唱群読のエチュードをやって、聴覚を中心とした感覚の解像度をあげてもらう。足もみと呼吸・発声のあとだったので、みなさん大変感覚が開いているようで、すぐに生き生きとしてくる。
 このあとはゼミ生に任せて、私はワークから離れる。やってもらったのは、新美南吉の短い童話をみなさんに渡してグループ分けし、それぞれのグループで朗読パフォーマンスを工夫して作りあげてもらうことだった。最初はおとなしく読み合わせをしていたが、そのうちすぐに身体が動きだし、どんどんアイディアも出てくるようだった。が、私は一切関わらなかった。これも今回の試みのひとつだった。

 5時くらいまでやってもらって、最後に各グループの発表。これが驚きの結果で、みんなも驚いたが、私が一番驚いた。すばらしくクオリティの高いパフォーマンスが短時間で完成し、そしてそれはなにかを「作り上げた」ものではなく、「いまここ」の皆さんの気持ちと身体性が刻々と現れる、まさに現代朗読のパフォーマンスとなっていた。なかには「アルゴリズム朗読」などというアイディアも生まれ、これはたぶん徳久くんの仕込みだったのだろうけれど、まったく新しい表現が出現したのにはびっくりした。
 私も参加したくて、もう一度皆さんに、ピアノ演奏つきでお願いした。私のピアノ演奏がはいり、それによって皆さんがそれぞれ反応して、また違った表現が生まれてきたのには、びっくりしつつ大変楽しかった。

 いったんお開きとなり、6時からは懇親会。そら庵側がいろいろと手作りで準備してくれて、とてもなごやかな懇親会となった。みなさんといろいろと話ができたほか、懇親会でもパフォーマンスが飛び出し、楽しかった。
珠央さんが卯妙さんの足つぼをマッサージしながら読んでもらう「足つぼ朗読」は、抱腹絶倒のおもしろさだった。そのとき読まれたのは芥川龍之介の「羅生門」だったが、かつてこの作品がこのように読まれたことはあっただろうか。

 楽しい一日が終わり、充実した気分でそら庵をあとにした。
 一見奇妙な組み合わせの合同ワークだが、やってみるととてもスムーズな流れと必然性があって、これはまた近いうちにやってみたいと、みんなで確認できた。問題はこの合同ワークをどうやって人々に告知するか、どうやって認知してもらうか、だろうな。説明がしにくいのなんのって。実際に受けてみてくださいおもしろいですから、としかいいようがない。

音読日めくり4月22日:宮本百合子『伸子』

「音読日めくり」を更新しました。
今日の音読日めくりは、宮本百合子『伸子』の冒頭部分です。

2012年4月21日土曜日

2012年4月20日金曜日

槐多朗読の感想

先日4月16日におこなわれた「槐多朗読」の感想を参加者の方からいただいたので、いくつかを抜粋して紹介します。
 みなさん、ありがとうございました。
 次回「槐多朗読」は6月11日です。

■今回は前回とはまた違った角度で楽しませていただきました。雑踏の音は、朗読の声だけでなく時々鳴る水道管(?)とも地階の壁に映し出される足影とも調和し、心地よかったです。沈黙とは、いろいろな音の集合体なのではないか、と感じる一夜でした。

■大人になってから、しみじみと朗読を聴いたのは昨日が初めてのように思いますが、人の声とは、あんなに心地いいものなのですね。聴き入りました。心も身体も開かれていくような感じがしました。朗読って面白いですね。またお伺いさせて頂きます。

■夕べの朗読、すごく面白かったです。(中学の頃?の)日記はチャーミングな文章が笑えて好きなのですが、朗読が更に拍車をかけて、ガキの槐多が そこにいるようでした。水城さんの織り込んだ文章も、もともとそうだったようで不思議でした。

■槐多朗読を聞いて、初めて現代アートが楽しいと思いました。耳から入ってくる言語や音の刺激に反応して浮かんでくる、感覚をそのまま、好き・嫌い・良い・悪いetc...意味をつけずにただ味わって楽しむ。温泉に入っているような、瞑想しているような、なんとも言えないくつろぎ感と爽快感がありました。気がつくと表現する側と聞く側の境目が無くなっている。聞く側同士も。「会場が一体となって」を文字通り体験しました。もう知らなかった時には戻れないな、そんな思いがよぎります。野々宮さんと水城さんのパフォーマーとしての確かな経験と「表現」に対する豊かな感性が、聞き手の感性を開いた、そんな夜でした。槐多氏の文章は難解?と思いこんでいましたが、抵抗なく入ってきました。文学的にどうこう説明は全くできないのですが。とても楽しかったです。

音読日めくり4月20日:宮城道雄「春雨」

「音読日めくり」を更新しました。
今日の音読日めくりは、宮城道雄「春雨」の冒頭部分です。

2012年4月19日木曜日

音読日めくり4月19日:三木清『人生論ノート』

「音読日めくり」を更新しました。
今日の音読日めくりは、三木清『人生論ノート』の冒頭部分です。

キッドアイラック・ホールでのUKAJIバリサク・ライブ

 バリサクとはバリトン・サックスの業界略である。いや、うそ。
 今日のこのライブは「Sound of Vision」と名付けられているはずで、しかも今日が155回めとなるはず。私は2回め。
 前回、なんの予備知識もなく、UKAJIさんのこともまったく存知あげずに、ただ「バリトン・サックスのソロライブってどんなんやねん」という興味だけでふらっと行ったのだが、度肝を抜かれてしまって、今回も行くことになった。そのときの感想はこちらに書きとめてある。

 その後、いくらか情報を得て、UKAJIさんが1970年代にフリージャズ・シーンで活躍していた宇梶昌二さんであること、げろきょがしばしば遊んでもらっている板倉克之さんらとも交流があったこと、などわかってきた。
 その上で、今日のライブ。
 実は今日は中野スイートレインで板倉さんのライブがあり、しかもゲストが梅津和時さんで、私は梅津さんの音をまだ聴いたことがなく、かなり後ろ髪を引かれる思いだったのだが、このところ板倉さんのライブはいつも満席で、一方UKAJIさんは数名しか客がいないということなので、UKAJIさんのほうに行くことにした。
 銀座に用があって出かけていて、明大前に向かう途中、地下鉄が信号機の故障で遅延してちょっとあせったりしたのだが、なんとか開演に間に合ってはいってみると、今日のお客は私をいれて3人。うちひとりは関係者っぽい女性。もうひとりはアルトサックスでフリージャズをやっているという学生さん。

 前回は挨拶があったのだが、今回はいきなり始まった。どうやらバッハの曲らしい。が、一音一音をとてもゆっくりとバラバラに吹いているので、原曲のフレーズが分断されていて、どんな曲なのかまったくわからない。もどかしさと同時に、音そのものの感触へと連れ戻される感触が新鮮だ。
 そうやって始まったライブは、非常にエモーショナルな展開になったバッハの無伴奏チェロソナタを含め、1時間半に渡って濃密な音の世界となった。曲の最後でリードが振動する音が消え、さらにそこに息を吹きこむ空気音は、まるで台風のように恐ろしくさまざまなニュアンスを含んだ音響に聴こえた。
 最後は思いがけず、スタンダードナンバーの「My Foolish Heart」が出てきて、これまたびっくり。ほとんどアドリブのない、内省的な演奏で、じわっと来た。

 今夜もっともうれしかったのは、終わってからUKAJIさんとじっくり話せる機会があったことだ。
 終了直後、ホールで話し、その後下のブックカフェ〈槐多〉に移動して話すことができた。まさかUKAJIさんと直接話ができるとは思っていなかった。
 たくさん聞きたいことがあって、いろいろ謎だと思っていた演奏方法について教えてもらったほか、音楽に対する姿勢を聞かせてもらうことができた。非常に共感でき、私とも共通の考えが多かった。それにしても、このような音楽家がお客さんに恵まれないというのは、とても残念なことだ。もっと多くの人に聴いてもらいたい。
 古いキッドアイラック・ホールで収録されたUKAJIさんの「VISION」というCDを買わせてもらって、サインをいただいた。まだ聴いていないが、聴くのが楽しみだ。

2012年4月18日水曜日

4月の音倉ランチタイムコンサート「ぴあののことば」終了

4月の「ぴあののことば」がつい先ほど終わった。
 今日の演目は次のとおり。

1. It Might As Well Be Spring Come
2. スカボロフェア
3. 梶井基次郎「桜の木の下には」(朗読とのセッション)
4. 春の小川

 朗読は野々宮卯妙。
 このミニライブでスタンダードナンバーをやることはほとんどないのだが、今日は春にちなんだ曲ということで、私も好きな曲。日本語訳だと「春来たりなば」かな。スタンダードナンバーはおろか、フォーム(形式)にのっとった曲はほとんどやらないのだが、この曲はコードとリズムの進行をいちおうキープして弾いてみる。慣れないことをやったせいか、自分でも変な感じ。かつては毎日のようにコード進行とリズムが決まっている曲を弾いていたなんて、ちょっと信じられない。そのような「普通の」曲のほうが奇妙に感じてしまう身体になってしまった。
 スカボロフェアもいちおうコード進行をつけることはできるが、そして最初はそうやって弾いたが、途中から三拍子のリズムだけ残してモード的に。ドリアンスケールだ。そしてどんどんフリースタイルへ。ただしリズムはキープ。楽しい。こっちのほうが性に合ってる。音楽的アイディアも次々と出てくる。こうなると「演奏している」というより「作曲している」のほうが近い。
 つづいて「春の小川」をやろうかと思ったけれど、時間を見たらすでに15分くらいやっていたので、急きょ野々宮を呼んで朗読セッションに。梶井基次郎の「桜の木の下には」をやる。季節柄ということでこの作品をやったのだが、始めてみると、死体だの、虫の死骸だの、腐った体液だの、ランチタイムにやる作品ではないわな(笑)。お食事中の皆さん、失礼しました。でも、これも楽しかったのだ。
 口なおしというわけではないが、最後に「春の小川」を即興部分はコード進行と曲形式をはずして短く演奏して、終了。

 今日もお客さんは少なかったのだが、楽しくやれた。
 醍醐ちゃんが来てくれた。先日の「ミュージック・メディテーション」にお客さんで来てくれた森田さんが、今日も来てくれた。ほかに、名前は存じ上げないがわざわざ聴きにきてくれた女性もいらして、ありがたかった。
 来月の「ぴあののことば」は5月16日(水)となります。

 あ、そうそう。
 今日、急に決まったのだが、音倉でまた私のスケッチ展をやることになった。5月22日(火)から6月3日(日)までの約2週間。こちらもおいでください。

4月の「ぴあののことば」@下北沢・音倉のお知らせ

下北沢のライブカフェ〈Com.Cafe 音倉〉で毎月一回、第三水曜日の午後1時からランチタイムコンサート「ぴあののことば」をおこなっています。
 ピアノの即興演奏と朗読、ときには歌も加わる30分程度のミニコンサートです。下北沢でのお昼ご飯やコーヒータイムに気軽にお立ち寄りください。

◎日時 2012年4月18日(水)13:00〜13:30
◎場所 下北沢ライブカフェ〈Com.Cafe 音倉〉
    世田谷区北沢2-26-23 EL・NIU B1F/下北沢駅よりゆっくり歩いて3分
◎料金 無料
    飲食代のみ、それ以外のライブチャージなどはありません。予約も不要です。

演奏の後はお茶でも飲みながらおしゃべりしましょう。
みなさんのお越しをお待ちしてます。

週末は深川で遊びましょう

今週末4月21日(土)の午後は「taikanworks」と「現代朗読」のWSコラボを開催する。
「taikanworks」というのは、私も体験したことがないのでいまから楽しみなのだが、ボイスパフォーマーの徳久ウイリアム氏と、セルフ足もみ講座の中村珠央さんのコンビによるユニークなワークショップらしい。どんなことをやるんだろう。とにかく自分で身体をリラックスさせて、また声を出していくことで、いろいろなことに気づいていくワークらしい。あくまで「らしい」だけど。
 これが午後1時スタート。

 そのあと午後3時半からは現代朗読のワークショップ。参加者とげろきょのゼミ生が一体となって「現代朗読」の手法で朗読パフォーマンスを作り、最後にそれを発表しあおう、という企画だ。「朗読はライブだ!」ワークショップでやっていることのミニ版ともいえるかもしれない。ここにはもちろん徳久氏や珠央さんにも参加してもらうので、大変楽しくなることはまちがいない。
 げろきょからはしょうこちゃん、うたえさん、てるいくん、ずずふくこさん、ピリカさん、なおこさんらが参加することになっている。もちろん私も参加するけど、この企画は私が主導するのではなく、あくまで私は音楽でサポートするのみで、主役は参加者とげろきょゼミ生ということだ。
 まだまだ参加者が少ないので、皆さん、ぜひどうぞ!
 詳細はこちら

音読日めくり4月18日:牧野信一「鬼涙村」

「音読日めくり」を更新しました。
今日の音読日めくりは、牧野信一「鬼涙村」の冒頭部分です。

2012年4月17日火曜日

第3回「槐多朗読」が終わった

2012年4月16日、明大前ブックカフェ〈槐多〉にて「槐多朗読」。午後8時開演。
 昨日は3回めの「槐多朗読」だった。
 野々宮に読んでもらう原稿の準備がいつもぎりぎりになってしまうのだが、今回もそうなってしまった。
 NVCの勉強仲間のせいじさんがくれた『村山槐多全集』を読んで、原稿をピックアップ。今回は前半に「廃邑の少女」という小説を、後半は私のオリジナルテキストと槐多の日記を織り交ぜて沈黙へと向かうことにした。オリジナルテキストが完成したのが前々日。そして前日に読み本構成をして、一度だけ読み合わせ。

 初回も前回もなかなかお客さんが集まらないあせりから、いろいろと声をかけすぎて、ぎりぎりになっての駆け込み予約やら、当日ふらっとやってきた人がけっこうな数になり、定員オーバーでかなり窮屈な状況となってしまった。演奏する私すらほとんど身動き取れないつらい状況だった。
 その反省をふまえて、今回は定員を厳しく15人に制限し、予約以外の方はお断りするという方針で、〈槐多〉の早川さんとも合意した。おかげで、またもや全然お客が集まらずにちょっとあせったのだが、まあいいや少なくてもと開きなおっていたら、やっぱりぎりぎりになって駆け込み予約があって、結局ちょうど15人くらいになった。店の席が18席あるので、ちょっと余裕があるくらい。ちょうどいい感じだった。

〈槐多〉にはピアノがないので、いつもシンセと音源用MacBookAirとミキサーと、BOSEの充電式アンプスピーカーを持っていく。今回もその一式をかついでいった。
 セッティングにある程度時間がかかるのと、開演直前までばたばたするのはいやなので、かなり早めに羽根木を出た。午後6時すぎに機材一式をひとりでかついで、歩いて出る。が、このところ膝の調子が悪いのと、機材の重さにたえかねて、東松原駅まで来たところでギブアップ。そのまま電車に乗ってひと駅、明大前まで移動。おかげで楽だった。
〈槐多〉にはいって機材のセッティング。初回はカウンターの一番手前、入口はいってすぐのところにキーボードを置いた。前回はテーブル席の一番奥に置いた。どちらも大変だったのだが、どちらがより大変かといえば、テーブル席のほうが大変だった。なので、今回は最初とおなじカウンターのはじっこ。それ以外の選択肢はいまのところ見いだせていない。
 カウンターのはじっこになると、私は立ったまま演奏することになる。シンセとMacBookAirをミキサーにつなぎ、ふたつの音を合成する。MacBookAirにはMainStageという演奏用音源ソフトとLOGICのふたつを立ちあげて、さらに音を合成するので、音源としては3種類ということになる。また最近のシンセはループや複数音源を同時に鳴らせるので、ひとりで演奏してもかなりいろいろな音が入り交じった複雑な音を作れる。生ピアノがない場合は、こんなふうにあれこれと反則技でカバーして、朗読と対峙することになる。

 7時半くらいになっても全然お客さんが来ないのでちょっと心配していたら、8時前になってばたばたと皆さんがやってきた。平日の夜なのでしかたがないだろう。おかげで飲み物がサーブし終わるまでしばらく時間がかかって、開演は10分押しとなった。
 前半は20分強くらい。「廃邑の少女」を野々宮卯妙が読む。ときに歩きまわったり椅子にすわったりしながら。お客さんが集中して聞いてくれているのがわかる。〈槐多〉は地下だが、天井のほうに道路に面した明かり取りの窓があいていて、そこを通る人の陰や話し声が聞こえる。それがまたいい効果を生んでいる。
 間に10分くらいのインターバルをはさんで、後半スタート。こちらは40分くらいかかっただろうか。最後は完全な沈黙になって終わるのだが、皆さん最後まで集中してつきあってくれてありがたかった。なかには動きのある、音楽と即興的にからむ、ときにはお客さんをいじったりもするコミュニケーションを意識した現代朗読が苦手だという人もいるだろうと思う。そして完全な沈黙。最後までしっかりとつきあってくれた皆さんに、いつも感謝の気持ちが起こる。ありがとう。
 終わってから、緊張の糸が徐々にほぐれた皆さんと歓談。この時間がまた楽しい。閉店の10時までいて、解散となった。

 これを書いているいま、来てくれたひとりからメールで「すごくおもしろかった」という言葉をいただいた。うれしい。
 次回の「槐多朗読」は6月11日(月)の夜の開催が決まっている。次回はどんなことをやろうか、いまから楽しみだ。

音読日めくり4月17日:堀辰雄「晩夏」

「音読日めくり」を更新しました。
今日の音読日めくりは、堀辰雄「晩夏」の冒頭部分です。

2012年4月16日月曜日

朗読会「槐多朗読」第三弾@明大前ブック・カフェ槐多のお知らせ

明大前ブックカフェ〈槐多〉でおこなっている大好評「沈黙の朗読」シリーズの第三弾をおこないます。

 現代朗読とはテキストを素材とした音声表現である。
 ある人は笑い、ある人は眉をひそめ、ある人は癒される。
 そしてあなたはまったく別の受け取り方をするだろう。

◎日時 2012年4月16日(月) 20:00開演
◎場所 ブック・カフェ槐多 (Book Cafe Kaita)
    世田谷区松原2-43-11 キッドアイラックホールB1F
    京王線「明大前」駅下車、北へ徒歩1分
    Tel : 03-3322-5564
    http://www.kidailack.co.jp
◎会費 1,500円 (ワンドリンク付き)

 朗読 野々宮卯妙
 演出・音楽 水城ゆう

 村山槐多作品をモチーフとして連想された作品群

※ご予約はこちらまで
 MAIL : info@roudoku.org
 TEL : 090-9962-0848
 FAX : 03-6893-0595

 前回(第2回)ご来場いただいた皆さんの感想を掲載しました。
 こちらからどうぞ。

◎野々宮卯妙
 主婦、編集者、ライター、会社経営等を経て現職。代表作に「特殊相対性の女」(2010年愛知県芸術劇場小ホールにて上演)ほか。慶應義塾大学法学部卒。現代朗読協会正会員。ボイスセラピスト、音読療法士マスターコース在籍中。

音読日めくり4月16日:長谷川時雨「平塚明子(らいちょう)」

「音読日めくり」を更新しました。
今日の音読日めくりは、長谷川時雨「平塚明子(らいちょう)」の冒頭部分です。

2012年4月15日日曜日

2012年4月14日土曜日

2012年4月13日金曜日

「畳の学校」第6回は4月13日に開催します

「畳の学校」第6回のお知らせです。

◎日時 2012年4月13日(金) 10:00〜13:00
◎場所 羽根木の家 世田谷区羽根木1-20-17
    電話 : 090-9962-0848(現代朗読協会)
◎参加費 お茶代と場の維持費として500円
    持ち寄り歓迎。

 どなたも気軽にご参加ください。お子さん連れの方も歓迎です。
 準備の都合上、事前にメールなどで来ることをお知らせください。

「畳の学校」では、表現や心身ケアに限らず、参加者が直面している個人的問題や社会問題を含むさまざまな事象について、みんなで学び教えあうことをしています。
 原発や災害の危機管理、エネルギーや食品の問題、子どもたちの教育、これからの政治、パートナー・縁戚関係・地域社会とのコミュニケーションの問題などに心を痛めているお母さんがたには、子ども連れでも安心して参加でき、ゆっくりと考えられる場になればいいなと思っています。
 もちろん、お母さんに限らず、学生、社会人、主婦、経営者、自営の方など、いろいろな立場の人にも来ていただいてかまいません。開かれた場です。

音読日めくり4月13日:中原中也「北の海」

「音読日めくり」を更新しました。
今日の音読日めくりは、中原中也「北の海」の冒頭部分です。

2012年4月12日木曜日

朝ゼミ、花見ランチ、昼ゼミ、夜ゼミのげろきょ三昧デー


今日は一日、現代朗読三昧の日だった。かいつまんで記す。
 夏の時間はここ数年、いつも心がけているのだが、日の出とともに起きて、午前中になるべくたくさん活動したい。ということで、今日は5時起き。すると、午前中が長い、長い。やりたいことがいろいろとできる。今後もなんとしても早朝の時間は自分のために確保したい。

 10時半から朝ゼミ。
 日本の朗読がガラパゴス的に進化しているのではないか、という話から、げろきょの非特殊性の話など。
 ひえいさんが短歌を読もうと持ってきてくれた素材から思いついて、短歌を使った音の4要素のエチュードをやってみる。おもしろかった。朗読者は音声表現者である以上、音にたいする感受性を鋭敏にし、また鍛えていくことが有効だとは前から思っていたことだが、その具体的方策が出てきた。

 みんなで羽根木公演に行って、花見ランチ。
 花は散りはじめているが、まだまだ見頃。子連れのお母さんのグループがたくさんいた。食事してから、青空朗読を試みる。帰りぎわにも林芙美子を読みながらみんなでゾロゾロ歩いていったり。

昼ゼミには見学者の男性がひとり。自己紹介でよどみない経歴を話されて、一同びっくり。いずれにしても、表現することの欲求が強くある方のように見受けられた。また来てくれるかな?
 コンタクト・インプロビゼーションという手法を朗読に取り入れて、いろいろ試してみる。これもおもしろい。朗読にはたくさんの可能性があって、やればやるほどおもしろくなる。コンテンポラリーアートの未知の分野として残されているところがおもしろい。

 午後7時から夜ゼミ。
 オンラインのたるとさん、朱鷺さん、そして羽根木の家に直接来たふなっち。ふなっちはこたつで寝てしまったので、結局たるとさんと朱鷺さんのふたりのみ。
 たるとさんからはサプライズパーティーの楽しい報告を聞かせてもらった。朱鷺さんは音程を意識する朗読のエチュードが気にいってもらえたらしく、またほかにもいつになく積極的に聞かせてもらえてうれしかった。

音読日めくり4月12日:中里介山『大菩薩峠』

「音読日めくり」を更新しました。
今日の音読日めくりは、中里介山『大菩薩峠』の冒頭部分です。

2012年4月11日水曜日

2012年4月8日日曜日

2012年4月7日土曜日

体験講座、オーディオブック・リーダー、テキスト表現

今日は朝から、毎月恒例の「現代朗読体験講座」。キャンセルが何人かあって、参加者は4名。女性ばかり。 ナレーターの養成所に通っている方、ダンサーの方、朗読はまったく未経験の方、朗読をずっと習ってきた方など、いつものようにいろいろな立場の人が来られる。これが私にはわくわくする。
 みなさんに講座の感想を書いてもらったので、その一部をこの末尾に抜粋して紹介する。

 午後は昼ゼミの予定だったが、参加者が少なかったので休講。と思いきや、朱鷺さんがネット経由でつながってくれたので、話をさせていただいたり、朗読を聞かせていただいたりした。とくに『坊っちゃん』をいろいろな風に読んでもらったりしたのはおもしろかった。

 オーディオブック・リーダーに興味があるという方が来る。彼女のニーズについてじっくりと聞き、オーディオブックの現状について説明する。
 アイ文庫はとにかくクオリティの高いオーディオブックを作ることを中心に据えているので、なまじっかな覚悟ではついてこれないかもしれないのだが、今日の方が我々の仲間になってくれるとうれしいなあと思う。とても前向きで感触はよかった。

 夜は土曜夜ゼミ。例によってテキスト表現を中心におこなう。
 それぞれの作品を中心に置いて、いよいよ本質的な内容に切りこんでいく場になりつつあるように思う。私も多くのことを学ばせてもらっている。残り時間のほうが少ない私は、学んだことはただちに次へと伝えていきたい。墓場へ持っていくわけにはいかないのだ。
 それにしても、ゼミは楽しい。この楽しさがあるから、孤独なひとりの作業も集中して耐えることができるのかも。

 以下、体験講座の感想。

◎今日の体験は貴重でした。これから先、どんどんと広がっていけそうな気持ちがして、嬉しくなりました。これからいろいろなものに関わっていけたら、いえ、いきたいです。どうぞよろしくお願いします。

◎大学時代に竹内敏晴氏の竹内レッスンなどに参加していたので、なんかとてもシビアだったらどうしよう、と不安だったのですが、予想外にわかりやすく楽しかったです。表現のこと、技術のことなど、感じていたことが整理されたのもよかったです。動かないと緊張してしまうという私のくせを見つけていただいて、なるほどなぁ〜と思いました。

◎「しゃべる」とか「読む」ということはいろいろな形でやってきましたが、今回のような発見ははじめてでした。もっと力を抜いて、自由に取り組んでいきたいと感じました。まずは普段の声で読むことからです。これがなかなか難しそうですが。またワークショップや講座におじゃましたいと思っています。今日はとても楽しかったです。(歩きながら、相手を意識しながら、スズの音を聞きながら読んで、アドレナリン?が出たかもって思いました)←楽しい!

◎初めて朗読をしましたが、本当に面白かったです。何というか、ワクワクしました。まず聞き手を第一に思っていた節がありましたが、全ては自分の表現から出発するというのは発見であり、また納得でした。今日参加できてよかったです。これから朗読を始めてみたいと思います。ありがとうございました。

音読日めくり4月6日:夏目漱石『坊っちゃん』

「音読日めくり」を更新しました。
今日の音読日めくりは、夏目漱石『坊っちゃん』の冒頭部分です。

2012年4月6日金曜日

2012年4月5日木曜日

音読日めくり二か月

「音読日めくり」をスタートさせてもうすぐ二ヶ月がたつ。
 思い立って始めたのは2月13日だった。以来、奇跡的なことに、ただの一日も抜けることなくつづいている。
「日めくり」のコンテンツは3種類。これを毎日用意するのはけっこう大変で、容易なことではない。
 まず、音読用の短いテキスト。これはパブリックドメインから取ってくるのだが、毎日なにを選ぼうか悩む。声に出して読んで楽しい文章、リズムのある文章、イメージがわく文章。小説であったり詩であったり歌詞であったり。
 次に音読療法に関係するみじかい読み物。呼吸法とかマインドフルネスの話。
 最後にスケッチ。これが一番手間がかかる。毎日一枚描きおろしているので、油断すると途切れそうになる。
 最初は全部葉っぱで通そうと思っていたのだが、とてもじゃないがネタがつづかない。身近な植物を摘んできて描くのだ。図鑑を見て描いていると思っている人もいるみたいだが、それじゃつまらない。
 葉っぱでつづけるのはむずかしいので、いただいたお菓子だの、花だの、瓶だのを描くようになった。それにしても手間がかかるのはおなじだ。

 読者はまだまだ少ないが、つづけているとうれしいこともある。
「音読日めくり」を読むことを毎日の日課にしている人がいる。その人はそのせいで「元気になった」とご主人からもいわれたそうだし、ご自分もそう感じておられるらしい。さらにそれをボイスブログに毎日アップしている。私はそれを聴くのを楽しみにしている。
 毎日プリントアウトして持ち歩いている人もけっこういる。ノートに貼りつけて音読日めくり本みたいにしている人もいる。私もいずれはこれを本にしたいと思っている。さすがに一年分だと大部になってしまうので、季節ごとに分けるなどいろいろとかんがえている。
 ブログのコメント欄にコメントを残してくれる人もいる。わざわざメールをくれる人もいる。
 とにかくうれしい反響が毎日のように届いて、苦労しているかいがあるのだ。
 つまり、こうやって毎日つづけられているのも、みなさんのおかげということだ。わざわざいうまでもないけれど。

音読日めくり4月5日:文部省唱歌「仰げば尊し」

「音読日めくり」を更新しました。
今日の音読日めくりは、文部省唱歌「仰げば尊し」です。