2012年3月31日土曜日

音読日めくり3月31日:宮沢賢治『風の又三郎』

「音読日めくり」を更新しました。
今日の音読日めくりは、宮沢賢治『風の又三郎』より冒頭部分です。

2012年3月30日金曜日

フリージャズに現代音楽、ピアノ浸け

一昨日の夜は毎月一回おこなわれている中野〈スイートレイン〉での板倉克之ソロライブに行ってきた。
 その様子はマスターがご自分で詳しく書いておられるので、そちらを参照していただきたい。

 ここには野々宮の朗読のことも書かれていて、「槐多朗読」の案内までしてくれている。たいへんありがたく、うれしい。
 もっとも、この夜もがんばっていた照井くんのことには触れられておらず、板倉さんが終わってからのことだったが私と押忍さんと野々宮の3人でおこなったセッションのことも書かれていない。ちょっと寂しい。
 なので自分で書こうかとも思ったが、寂しい気分を味わうだけにしておく。
 まあ、私が評価を受けなくても、私が育てた朗読者が評価されるというのは、私が評価されるも同然なので、それでよしとしよう。照井くんについては、今後さらに磨きをかけてもらうことですばらしい朗読者に育つことを期待したい。

昨日は木曜日で、通常ならゼミの日だが、今週は最終週なので現代朗読ゼミは休み。しかし、土曜日にネットライブをやることになっていて、それに出演する片岡さんが打ち合わせに来た。ついでなので臨時朝ゼミを開催することになった。ほかにも弓子さん、野々宮、ふなっちが出席。
 片岡さんの朗読の演出。現代朗読とはなにか、というコンセプトにそって演出アイディアを出した結果、台本にある仕掛けをして読んでもらうことになった。
 弓子さんが、みぞれちゃんといっしょにやりたいという芥川作品を持ってきたので、それを聞かせてもらう。
 ふなっちにノベルライティングのテクニカルレッスン。いくつか指示を出しながら、それにそって筋トレ的にどんどん書いてもらう。なかからけっこう面白いショートストーリーができてきたが、あくまで技術トレーニング。

 昼はピピカレーへ。アボカドを仕入れすぎたため、アボカドをたっぷりトッピングしたカレーを食べる。食べごろのしっとりしたアボカドがカレーによく合っておいしい。
 夜は赤坂〈カーサクラシカ〉へ、ふたたび河合拓始さんの現代音楽ソロピアノ演奏を聴きに行く。ふなっち、かっしー、ののみやも同行。これでピアノのライブ三日連続だ。
 演目はジョン・ケージ、サティ、藤枝守、高橋悠治、木村裕などの現代作曲家の曲のほか、河合さんご自身の曲と即興演奏が一曲。作曲家の藤枝さんご自身がお見えで、びっくりした。木村さんも来られていて、少し話をさせていただいた。
 河合さんは相変わらず裸足でピアノを弾いていた。

音読日めくり3月30日:林芙美子『放浪記』

「音読日めくり」を更新しました。
今日の音読日めくりは、林芙美子『放浪記』より一部分の抜粋です。

2012年3月28日水曜日

もうすぐボイスセラピスト1級講座

音読療法の方法をだれでも気軽に身につけてもらい、自分自身や身近の人の心身ケアに役立ててもらおうという目的ではじめた「ボイスセラピスト講座」は、2級がすでに3回開催され、13名の2級ボイスセラピストが誕生している。みなさん、それぞれ、生活のなかで役立ててくれていることと思う。
 今週の終わりというか来週のはじめというか、次の日曜日は、いよいよ「ボイスセラピスト1 級講座」が開催される。
 講座の詳細についてはこちら。
⇒ http://grkinfo.blogspot.com/2012/03/11.html

 2級と1級とどう違うの、とよく聞かれるので、それについてこちらに書いてあるのを参考にしてほしい。
⇒ http://juicylab.blogspot.com/2011/12/21.html

 簡単にいうと、1級はより専門的知識を身につけてもらい、身内だけでなく、より広く老人ホームや学校、地域のコミュニティ、職場のグループといった人を相手にワークができるようになってもらうことを目的にしている。
なので、所用時間も多くかかる。
 丸一日(7時間)の講座を2回受けてもらうことになる。内容もかなりみっちりと詰まっているので、受講したい人はすこしばかり覚悟をしてきてほしい。

ここ数日のできごと

この前の日曜日は、丸一日、音読療法のマスターコースだった。
 ふなっちが来てくれたので、実践内容の確認。ほかに、音読療法士という職業としての今後の展開について話し合う。また、ややあいまいになっている呼吸筋群や姿勢筋群の名称と部位の確認。そしていつもやっているコミュニケーション法。
 みっちりと詰まった日だった。

 月曜日は朝からともちゃんがお兄さんといっしょに車で来て、剪定して出た枝を暖炉の燃料にするために積み込んでいった。いい天気でよかった。
 夜は別項でも書いた渋谷の「残響塾」へ。

昨日・火曜日は、昼前に伊藤さやかがひさしぶりに来る。いろいろと近況報告など。Oeufs(うふ)もしばらく活動していないので、そろそろなにかやるかという話に。とりあえずは、これまでのレパートリーのなかから何曲か、ネットライブでやることになった。
 唐ちゃんも来る。なにやら教育関係者にげろきょを売り込んできてくれたらしい。振り返ってみると、学校での公演やワークショップはずいぶんたくさんやってきたなあ。
 昼はみんなでピピカレーに行く。
 夜は別項で書いた中村和枝さんと河合拓始さんによる現代音楽のピアノの演奏会。
 終わってから、渋谷駅近くのイタリアンの店に立ち寄って、軽く食事とワインを一杯。なんとなく気分のよい一日であった。

 今日は一日あれこれと片付けたりブログを書いたりしていた。
 夜は毎月恒例の板倉克之さんのソロライブに中野のスイートレインまで行く予定。雨が降るとかいってるけど、嘘でしょというようないい天気。

「残響塾PrsnT」というものに行ってきた

一昨日3月26日の夜のことになるが、NVCラーニンググループのお仲間であるライターの栗山のぞみさんからのお誘いで、渋谷まで行ってきた。
 場所は普段は楽器やらCDを売っているショップらしいが、週に一度くらいオープンな塾をやっていて、そのコンセプトが私のやっている「畳の学校」に似ていて驚いた。しかも残響塾のほうがよほどあか抜けていて、にぎやかではないか。学生さんくらいの若い人がたくさん来ていたのもうらやましかった。
 オーナーの虎岩さんはミュージシャンで、しゃべりがうまい。そもそもとても魅力的な方らしく、生きいきとした立ち居振る舞いが魅力的だ。そしてMacやiPhoneやプロジェクターを難なく使いこなしてかっこいい。「負けた」と思った。なにも勝負する必要はないが。

今回のイベントは「子育て主婦が、“Activist(活動家)”? 人は売り物ではありません! 人身売買――世界と日本のいま」というかなりヘビーな内容の話で、プレゼンターはのぞみさんの友人の山岡万里子という翻訳者の方だった。
 人身売買といっても日本においては他人ごとではなく、我々も実は加担しているのだ、という話をうかがう。東南アジアに行って少女を買春する男たちはもちろんだが、それ以外に児童ポルノ大国として世界に恥をさらしていることや、外国人労働者のこと、そして安価な製品が世界中の強制労働や児童労働によって成立していることなど、興味深い話をたくさん聞いた。
最後の質疑応答で、日本人のサービス残業やありえない労働条件でこき使われている人々だって強制労働であり、まずはそのことを考えたほうがいいんじゃない? という参加者からの指摘も、ハッとさせられるものだった。

 とまあ、こういう内容の塾を毎週のように開催されているのだ「残響塾」という場所は。
 すごい、と思った。
 そして、これは虎岩さんの意向だろうと思うが、塾の最後にはかならず音楽ライブを行なっているのだという。この日も、若い女性のシンガーソングライターが3曲歌って、あとは飲み会となった。この構成もいいなと思った。
 私はこんなふうにかっこよく、スマートに、てきぱきとはやれないが、畳の学校も含めてこのような「私塾」があちこちにできて、勝手にみんなが自分たちで学びの場を作りはじめたことはとてもすばらしいと思う。こういう場から社会は少しずつ変わっていけるのではないか。希望を持てた夜だった。

中村和枝+河合拓始「ピアノ連弾とソロによる現代音楽コンサート」

渋谷ステュディオというピアノのあるレンタルライブスペースでおこなわれたコンサート。ここへは初めて行った。渋谷駅からしばらく歩く。ちょっと入り組んだ場所にあってわかりにくい。地下だ。
 ピアニストの中村和枝さんからのお誘いだったのだが、彼女とは中野〈スイートレイン〉での板倉克之さんのライブで去年お会いした。野々宮卯妙や照井数男もいたのだが、野々宮がフェースブックでつながって、このコンサートの案内をいただいた。
満員御礼で、私はあやうく行けなくなるところだった。盛況であった。
「東京私的演奏協会」とパンフレットに書いてある。私的演奏というところが太字になっている。おもしろいなあ。

 開演すると、ラフな格好で裸足(!)の河合さんと、中村さんが登場して、ふたりで一台のピアノに向かう。ピアノはスタインウェイ。
 最初は松平頼暁さんの曲「エクササイズ」。ポリリズムの難曲だが、おもしろい音楽だ。これを作曲した松平さんが会場に来られていて、ちょうど81歳のお誕生日だというので、最後にみんなでお祝いした。81歳! とてもお元気。彼の曲を中村さんが弾いているCD「24のエッセーズ」をいただき、おふたりにサインしてもらった。

 松平さんの曲は最後にも演奏されて、それは「連星」というタイトルだったのだが、これも大変おもしろい曲だった。私はいっぺんでファンになってしまった。もちろん中村さんと河合さんにも。
 河合さんは即興演奏もされるということで、それをぜひ聴いてみたい。また近く聴きに行こうと思う。
 とにかく、現代曲ばかりのピアノのライブでこんなに楽しかったのはひさしぶりだ。だいぶ前のことになるが、福井県の武生でおこなわれた国際音楽祭では現代曲が積極的に取りあげられていて、あのときも楽しかったが、それ以来のことで、楽しませてもらった。そしてたくさん刺激をもらった。

音読日めくり3月28日:夏目漱石『草枕』

「音読日めくり」を更新しました。
今日の音読日めくりは、夏目漱石『草枕』の冒頭部分です。

2012年3月27日火曜日

2012年3月26日月曜日

2012年3月25日日曜日

2012年3月24日土曜日

赤坂でのミュージックメディテーションについてのレポート

もう寝る時間だけれど、どうしても書いておきたいことがあって、書こうと思う。乱文はご理解いただければ幸い。
2004年かその翌年くらいのことだと思う。私は世田谷・豪徳寺の酒屋の地下室に住んでいた。もちろんお金がなかったからそんな場所に住んでいたのだ。考えてみれば、いまも羽根木の家の玄関脇の部屋に間借りしているのとそう事情は変わりないけれど。
それはどうでもいい。
地下室は結構広い空間だったので、そこでライブをしばしばやっていた。自分の住まいでライブをやるなんて経験は、あまり多くの人はできないのではないかと思う。貴重な経験だった。
ライブのシリーズのひとつに「ディープリスニング」というものがあった。薄暗い地下空間を利用して、デジタルピアノではあるけれど音の響きをじっくりと味わってもらおうという企画だった。それに時々ゲストを呼んでいた。

あるとき、たまたま知り合ったサックス奏者のウォルフィーをゲストに呼んだ。サックスだけでなく、パーカッションやギター、はてはボーカルまでこなすマルチ奏者だった。
セッティングをしているとき、ふと彼に「照明はどうする?」と尋ねた。すると彼は「どうせ見えないから、なんだっていいよ」と答えた。
そう、彼は全盲の人だった。
そのとき、ふと私は、それならいっそ、真っ暗闇にしてなにも見えない状態でライブをやったらどうだろうと思ったのだ。全部は無理でも、一曲くらいはやれるのではないかと思った。そして実際にやってみた。

真っ暗闇のなかでのピアノ演奏は、思ったよりやれた。というより、視覚に頼らない分、音に集中できたような気がした。ウォルフィーと純粋に音だけで会話できたと思った。
終わって照明をつけてもらったら、ぼろぼろ泣いている人がいてびっくりした。
以来、意識的にディープリスニングをおこなうようになった。

その後、地下スタジオを手放し、羽根木の古民家に移った。その環境では暗闇のライブは難しいので、しばらくできなかった。
赤坂のクラシック専門ライブハウス〈カーサクラシカ〉という場所を偶然知り、下見をしたら、スタッフも感じがよく、全暗転に近い環境であることがわかった。ひさしぶりにディープリスニング(ミュージックメディテーション)をやってみようと思った。

プリンター出力ではあるが、ちらしをたくさん刷って配ったりして、準備をした。が、アピールが難しく、なかなかお客さんが集まらない。げろきょのゼミ生も忙しいらしい。ランチ付きのイベントということで、料理人・マリコに腕をふるった料理を用意してもらったのだが、集客はゼロに近かった。
かろうじて羽根木の家の門の外に出ているチラシを見てくれた人がひとり、それからゼミ生がふたり、無理に頼んだゼミ生がひとり、ゼミ生の中三の娘さんがひとり(春休み中ということだったがうれしかった)、当日ゼミがあると間違えて羽根木にやってきたゼミ生を拉致してひとり。
ともあれ、来てくれた人があることには感謝だ。私はただマインドフルにその人たちに向かってお話と演奏を専心にするのみ。

マリコのおいしいランチをいただきながら、おもに初めてお目にかかるたったおひとりの方と、ゼミ生(とその娘)のニーズを聞いた。
そのあと、野々宮の宮沢賢治「マグノリアの木」の朗読。
そして、私の演奏。テーマは春の三部即興演奏。「春の雨」「春の夜」「春の森」。
終わってからふたたびおなじ「マグノリアの木」の朗読。
そのあと、みなさんとトークと、現代芸術の鑑賞法についての私の考えを述べさせてもらった。
最後には野々宮と私による朗読と音楽のセッション。夏目漱石の『夢十夜』の「第一夜」をハッシとやらせてもらった。

集客には失敗したが、私はとても楽しく、学びの多いイベントとなった。
残念ながら、赤字でもこのイベントを続けていく体力は私にはないので、これが最初で最後のイベントとなるだろう。

追伸:いま確認してみたら、記録音声は入力レベルが高すぎて割れてしまっていた。公開できるほどのクオリティではないことが判明。それでもよければ、興味がある方は羽根木の家までおいでいただければお聞かせしますので、申し出てください。

前衛劇団DA・Mの公演「でたらめなわけ」を観た

レポートを書くのが遅れたけれど、今週始めに当タイトルの公演を見てきた。場所は高田馬場・プロトシアター。
 会場に入ると、コンクリートむき出しのそっけないがらんとした空間に服やら灰皿やらラジオやら雑誌やら洗面器やら、日常的な物体がそっけなく置かれているだけの舞台。それを観客は部屋の隅っこにかためられた椅子に座ってながめる、というスタイル。あとでわかるのだが、観客のなかには出演者も混じって座っている。
 始まるとふたりの役者とダンサーが、即興のように見えるほとんど台詞のない動きを、互いにまったく無関係に提示していく。その動きひとつひとつに意味があるような、しかし意味はないような、弛緩した中毒者だったり、自己顕示欲の強い女だったり、不安におびえる表情だったり、さまざまだが、そこに関係性は意図的に排除してあるようで、観客はすがるべき視点や物語をまったく持つことができない。ストレートプレイとはまったく異なる手法で、そもそもこれは演劇と呼べるのかという印象すら持つ。しかし、その放り出された感覚が新鮮で刺激的なのだ。
 後半になると役者が増え、台詞らしきものが現れる。が、その台詞もあきらかに個人的なもので、台本で用意されたものではないように聞こえる。
 そして、たくさんの椅子がならべられたり、倒されたりする。これはピナ・バウシュの「カフェ・ミューラー」を連想させるが、彼女の舞台のような救いはまったくない。ただ行為が提示されているだけで、観客はすべての「判断」から拒絶されている。
 東南アジアの夜の映像をコラージュした作品が壁面に投影され、役者たちはそのなかで動く。わずかな関係性があるように見えはじめる。しかし、それがなにかを意味するものでもない。

 演出の大橋さんとは20年くらいまえに、一度だけ、名古屋でいっしょにワークショップを行なったことがある。声をかけると覚えていてくれた。
 終わってから話をするチャンスがあった。聞けば、実はかなり作りこんだものであるという。即興だが、かなり細かくきっかけがあって、稽古はたくさんしたらしい。あるコンセプトに従って役者たちの動きはかなり限定されているような話しぶりだった。私が知らない、まだ理解していない手法がそこにあるらしいことを知るのは、私にとっては快感だった。

 演劇というのは、作られたストーリー、作られた偽のセット、準備された録音音楽、そして何者かになりきり役者という、その手法そのものが古くさく、私自身あまり興味を覚えられなくなってきたところだったので、このようなアプローチでその先を見ながらがんばっている人がいるのはうれしいことだった。
 たくさんの刺激をもらって幸せな気分で劇場をあとにした。

音読日めくり3月24日:紀貫之「土佐日記」

「音読日めくり」を更新しました。
今日の音読日めくりは、紀貫之「土佐日記」の冒頭部分です。

2012年3月23日金曜日

音楽瞑想イベントへの来場者の反応

昨日は赤坂のクラシック音楽専用ライブハウス〈カーサ・クラシカ〉で「ミュージックメディテーション」と題するライブとランチとセミナーを組み合わせたイベントを行なった。
 ご来場いただいた方には大変好評で、また会場スタッフの方たちにもおもしろいと驚かれ、もちろん私や朗読の野々宮自身も楽しかったのだが、内容についてうまく告知ができず、参加者が少なかったのは残念だった。
 なにかあたらしいことをやるときはいつもこうなってしまうのだが、しかしそれでも最低経費くらいはペーできないと、継続的な開催ができない。今回のこれも、集客のめどがたたない限り、開催はできないだろう。そこが残念であった。

それはともかく、内容がとても充実していたことはたしかだ。そしていつも羽根木でマリコランチをお願いしている料理人マリコに、今回はケータリングでランチをお願いしていた。これがまた絶品で、オーガニックでおいしく、かわいらしい品々であった。
 来場の方からメールで感想をいただいたので、紹介したい。

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暗闇の中で、雨の中を歩く子どもたち、淡い色の季節が広がり、夜には動物たち・人
が集い、孤独さが解放されていきました。そしてしっとりとした森を歩んでいると光
の差し込む
未来へ続く道が見えました。とても幻想的な世界でした。(私はビジョンで受け取る
タイプです)
日頃、ヨガをしているのですが、ヨガの後の瞑想のようなそれよりももっと深い瞑想
を行った後のようなすがすがしい気分でした。

水城さんが、評価をしない、良し悪しで判断しないというお話をされていましたが、
私も常日頃同じように感じていました。子どもたちの通う学校は自由なところで、通
信簿もなく
評価ではなく個性を大切にしてくれる心地よさが気に入って行かせているのですが、
どうしても世の中の流れが大きくてどうしていったらいいものかと考えています。
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音読日めくり3月23日:高野辰之「春の小川」

「音読日めくり」を更新しました。
今日の音読日めくりは、高野辰之「春の小川」です。

2012年3月22日木曜日

ミュージックメディテーション・ライブセミナーのお知らせ

ミュージックメディテーション(音楽瞑想)を通じて、自分を見つめ、高めるきっかけをつかんでみませんか? 心地よい暗闇と参加者にあわせた即興演奏が、瞑想のひとときへ自然といざなってくれます。

◎日時 2012年3月22日(木)12~15時(延長の可能性あり、途中退場可)
◎会場 クラシック ライブハウス・カーサクラシカ(港区赤坂3-19-9オレンジボックスビルB1F)
◎受講費 6000円(1ドリンク&オーガニックの軽食付き)

※親子やカップルでのご参加にはペア割(2名10000円)をご利用いただけます。
ペア割ご希望の方は、備考欄にその旨ご記入ください。
※講師・演奏:水城ゆう(音読療法協会・現代朗読協会代表)/朗読:野々宮卯妙(現代朗読協会)

◎問い合わせ・お申し込みはこちら

不安や悩み、ストレスの軽減に大きな効果を発揮する「瞑想」。
それだけでなく、集中力を養い、感性を高める効果も……。

「瞑想」はコツさえつかめば誰にでもできるようになります。
しかし、情報過多の現代、やりたくても落ち着いてできる環境がないと感じている方も多いはず。
きっかけもうまくつかめない、ましてや、いくら教育的効果があるといってもお子さんには難しい、と考えている親御さんもいらっしゃるでしょう。

それを可能にする、音楽の力があります。
生演奏、しかもその場に集まった方の状態を把握しての即興演奏です。

より集中できるようにした暗闇の中での生演奏は、まさに異空間、異次元の体験にも似て、すばらしい時間を過ごすことができるでしょう。

自分自身の内面を真摯に見つめる時間をもちたい方、
音楽や美術などの芸術、とくに抽象表現の鑑賞法を学んでみたい方、
感性の磨き方とその生かし方を知りたい方に、
ぜひ体験していただきたいLIVEセミナーです。

音楽を学ぶお子さんに音楽の真髄を感じてほしいと思っている方や、
芸術を楽しむ素養を身につけてほしいと思っている方の親子参加、
パートナーと感性を刺激しあう趣味を楽しみたいと願う方は、ペア参加はいかがでしょう。
ペア割をご利用いただいて、ぜひ親子やカップルでもご参加ください。

音読日めくり3月22日:梶井基次郎「冬の蠅」

「音読日めくり」を更新しました。
今日の音読日めくりは、梶井基次郎「冬の蠅」の冒頭部分です。

2012年3月21日水曜日

3月の「ぴあののことば」@下北沢・音倉のお知らせ

下北沢のライブカフェ〈Com.Cafe 音倉〉で毎月一回、第三水曜日の午後1時からランチタイムコンサート「ぴあののことば」をおこなっています。
ピアノの即興演奏と朗読、ときには歌も加わる30分程度のミニコンサートです。下北沢でのお昼ご飯やコーヒータイムに気軽にお立ち寄りください。

◎日時 2012年3月21日(水)13:00〜13:30
◎場所 下北沢ライブカフェ〈Com.Cafe 音倉〉
世田谷区北沢2-26-23 EL・NIU B1F/下北沢駅よりゆっくり歩いて3分
◎料金 無料
飲食代のみ、それ以外のライブチャージなどはありません。予約も不要です。

演奏の後はお茶でも飲みながらおしゃべりしましょう。
みなさんのおいでをお待ちしてます。

畳の学校とひさしぶりのげろきょネットライブ

昨日は「畳の学校」の第5回だった。
 静岡県の三島から来たという方が、お友だちといっしょに参加してくれた。このおふたりからもいろいろな興味深い話を聞くことができた。とくに特別養護老人ホームで栄養士をしているというお友だちの方からは、日本の老人福祉の未来について大変きびしい展望をうかがって、学ぶことが多かったと同時に、これから老いに向かっていく私になにができるのだろうかと考えさせられた。とりあえずは音読ケアで老人ホームを回らせてもらうことはできる。
 後半は数学者・糟谷久矢に登場してもらって、「現代幾何学」について講義してもらう。ユークリッド幾何のような古典幾何学に対して、現代幾何学とはなにか、どのような定義なのか、といった話から始めてもらう。
 おどろいたことに、最初の幾何学の定義を、まったくひとことも理解できない。もちろん言葉の意味はわかるのだが、文章の意味がまったくわからない。これについて解説してもらうところから始めた。するとさらにおどろいたことに、最初は暗号文だったような定義が、少しずつ意味をなしはじめていくではないか。文章の意味がわかりはじめるというのは、世界の見え方が変わることだな、という感じがした。数学という学問がなんの役に立つのか、とよく問われるけれど、まさにこの「世界の見え方が変わる」というところに存在意義のひとつがあるのではないだろうか。
 2時間近くびっちりと現代幾何学やトポロジーの解説をやってもらったが、いやいや、おもしろかった。全部理解できたとはいえないけれど。

 そのあと夕方からはゼミ生のみぞれちゃんをフィーチャーし、弓子さんもゲスト参加してもらって、ひさしぶりにげろきょネットライブをUstream中継でやる。
 この模様はUstreamのサイトに録画されて残っているので、見逃した方はこちらをご覧ください。

音読日めくり3月21日:小川未明「名もなき草」

「音読日めくり」を更新しました。
今日の音読日めくりは、小川未明「名もなき草」の冒頭部分です。

2012年3月20日火曜日

「畳の学校」第5回は3月20日に開催します

「畳の学校」第5回のお知らせです。

◎日時 2012年3月20日(火/春分の日) 10:00〜13:00
◎場所 羽根木の家 世田谷区羽根木1-20-17
電話 : 090-9962-0848(現代朗読協会)
◎参加費 お茶代と場の維持費として500円
持ち寄り歓迎。

どなたも気軽にご参加ください。お子さん連れの方も歓迎です。
準備の都合上、事前にメールなどで来ることをお知らせください。

「畳の学校」では、表現や心身ケアに限らず、参加者が直面している個人的問題や社会問題を含むさまざまな事象について、みんなで学び教えあうことをしています。
原発や災害の危機管理、エネルギーや食品の問題、子どもたちの教育、これからの政治、パートナー・縁戚関係・地域社会とのコミュニケーションの問題などに心を痛めているお母さんがたには、子ども連れでも安心して参加でき、ゆっくりと考えられる場になればいいなと思っています。
もちろん、お母さんに限らず、学生、社会人、主婦、経営者、自営の方など、いろいろな立場の人にも来ていただいてかまいません。開かれた場です。

音読日めくり3月20日:石川啄木『一握の砂』より

「音読日めくり」を更新しました。
今日の音読日めくりは、石川啄木『一握の砂』の抜粋です。

2012年3月19日月曜日

ある日のげろきょ表現ゼミ「文体とはなにか」

小説書きのゼミ生・ふなっちが、いろいろ本を読むけど、どんな本を読めばいいかわからない、自分の文体を見つけるにはどんな本を読めばいいのか、という話から、文体とはなにか、という話になりました。そこではげろきょ表現ゼミならではの文体論が展開されました。
「文体とは後ろ向きに歩くことからしか獲得できない」

ケロログ「RadioU」で配信中。

現代朗読協会は「等価交換」の場ではない

しばらく日記を書いていなかったので、まとめて記録。
 先週の木曜日。一日、げろきょゼミの日。朝ゼミ、昼ゼミ、夜ゼミ。
 朝ゼミは、これまで私が全部仕切っていた気づき報告を、今後はゼミ生のみなさんの自主性に任せたいと思って、さっそくゼミ生だけでやってもらう。といっても、初回のこの日は共感的コミュニケーションの先輩である卯妙さんに進行をやってもらったのだが。おかげで内容の濃い、充実した気づき報告になったようだ。これだけでゼミが終わってしまったが。ということで、私の出番はなし。これはこれで大変よろしい。
 夜ゼミに珍しくふなっちが来た。

金曜日。朝ゼミは弓子さんひとりしか来なかったので、ラジオ収録。
 いつもお茶を入れて飲んでいる水筒の蓋を閉め忘れていて、うっかり倒してMacBookProの上にぶちまけてしまった。あわててひっくり返し、電源を落とし、お茶を吐きださせた。そのあと縁側に出して日光浴。さらにファンヒーターの前で乾燥させる。あとで暖めるのはよくないと聞いたが、なんとか復活。その後不具合も出ず、まずはよかった。迅速な処置がうまくいった。

 土曜日。午前中は基礎講座の今期2回め。
 午後は昼ゼミと夜ゼミ。
 ピリカさんが北海道土産を差し入れてくれた。その名も「じゃがピリカ」。お酒ももらったので、ゼミが終わってからみんなで飲む。

昨日の日曜日はボイスセラピスト2級講座。一日みっちりとやる。
 参加者の原田さんが終わってからも残って、そのままゼミ生になるというので、いろいろ説明する。とくに参加費についてのこと。
 これはゼミ費に限らず、講座やワークショップでもおなじなのだが、現代朗読協会では受講費や参加費はかならずしも「金銭に対する技能サービスの等価交換」という考え方をしていない。学びの場を継続的に成立させるための「経費」として皆さんから提供してもらっている。つまり講師や場所や広報など、場を継続させるにはさまざまな経費や労力が発生するが、それを皆さんに支えてもらおうという考え方だ。
 なので、職を持っていない、収入がないなど、金銭を場に提供することが難しい場合は、別の形で貢献していただくことが可能なのだ。
 この考え方をしっかり理解してもらった上でげろきょに参加してもらうようにしている。

音読日めくり3月19日:野口雨情「青い眼の人形」より

「音読日めくり」を更新しました。
今日の音読日めくりは、野口雨情「青い眼の人形」の冒頭部分です。

2012年3月18日日曜日

ゼミ生のまりもちゃんとよしこさんに聞く

現代朗読協会ゼミ生のまりもちゃんとよしこさんに、ちょっとした隙間時間を利用して聞きました。
水城が朗読できないわけを突っ込まれたり、演出という仕事について話したり、現代朗読のエチュードのおもしろさを確認したり、朗読と音楽の関係について解説したり、いい朗読とはなにかという議論をしたりと、話は意外にも多岐にわたって広がりがありました。
あらためておふたりに感謝。

ケロログ「RadioU」で配信中。

ボイスセラピスト2級講座第3期受講生募集

声で癒し、癒される……自分の持つ「声」で人を安らわせることができたら、どんなにいいでしょう。そして、自分の「声」が自分をも落ち着かせ、癒してくれたら、どんなにいいでしょう!
声による療法の基礎を身につける「ボイスセラピスト2級」を受講、取得して、身近な人とのコミュニケーションに活用してみませんか。
お子さん、パートナー、親、友人、同僚などとのつながりを、柔らかく心地よいものにしたいと願う方に。

2011年11月からスタートした講座も前回の第2期で10名のボイスセラピスト2級取得者が生まれ、それぞれ活躍しています。

◎日時 2012年3月18日(日)10:00~17:00
◎受講費 33,000円(2級資格取得料含む)

◎内容
ボイスセラピーの基礎知識
声と身体とこころの基礎知識
声と身体の関係、声とこころの関係の確認
ボイスセラピーのさまざまな事例を用いたノウハウ学習
ボイスセラピストに必要なコミュニケーション法
参加者同士によるセラピー実践体験

◎こんな人におすすめです
子どもなど家族に心身の不調を訴える人がいる
落ちこんでいる友だちの気持ちを楽にしてあげたい
ささいなことが気になって眠れない
あがり性を克服したい
ひと前に出るとうまく話せない
声が通らない
よく聞き返される
家族や他人とのコミュニケーションでいらいらすることが多い
ひと前で話すことが多い職業についている
落ちついた話し方や態度を身につけたい

※お申し込みはこちら

【特別割引制度】
学生や主婦、その他現在収入が低かったりなかったりする方のために、特別割引制度をもうけました。
基本的に半額になりますが、それでも負担が難しいという方は遠慮なくご相談ください。ボイスセラピスト講座受講への必要性と現況についてのレポートを提出していただくことで、さらに負担減を検討させていただきます。
くわしくは現代朗読協会までお問い合わせください。

【お知らせ】
現在、音読療法協会の設立準備中です。現代朗読協会がこれまで蓄積してきた膨大なデータと検証をもとに、音読療法士マスターの育成をおこなうことが目的です。
現在、第一期生が毎日の課題と週一回の講義、あわせて年間約110時間の研修に取り組んでいます。
この秋には第二期生を募集予定です。興味・関心をお持ちの方はお問い合わせください。受講にはボイスセラピスト2級と1級の資格認定を受けている必要があります。

音読日めくり3月18日:新美南吉「うた時計」より

「音読日めくり」を更新しました。
今日の音読日めくりは、新美南吉「うた時計」の冒頭部分です。

2012年3月17日土曜日

2012年3月16日金曜日

げろきょゼミ生で朗読ユニット「ゆみぞれ」の弓子さんに聞く

現代朗読協会ゼミ生の弓子さんとみぞれちゃんのふたり朗読ユニット「ゆみぞれ」がついにライブパフォーマンスをおこないます。
 その片割れである弓子さんに、げろきょに来るようになったきっかけ、彼女がコーディネートしている6弦ソロベーシスト・服部龍生くんの話、そして現代朗読の楽しさなど、いろいろとうかがいました。

 ケロログ「RadioU」で配信中。

音読日めくり3月16日:国木田独歩「忘れえぬ人々」

「音読日めくり」を更新しました。
今日の音読日めくりは、国木田独歩「忘れえぬ人々」の冒頭部分です。

2012年3月15日木曜日

年度末から年度始にかけてがんばりたいこと

2月が猛烈に忙しかったので、3月は少しのんびりできるかなと思っていたら、けっこうイベントが目白押しではないか。
自分の整理のために書きだしてみる。

ボイスセラピスト2級講座 3月18日(日)10:00-17:00
 もう今週末ではないか。
 これが第三期生となる。

畳の学校 3月20日(火/春分の日)14:00-17:00
 第5回の今回は、数学者・糟谷久矢くんによる非ユークリッド幾何入門的ななにか。

げろきょネットライブ 3月20日(火/春分の日)18:00-18:30
 しばらく休んでいたが、これが第5回となる。
 今回はゼミ生・山田みぞれをフィーチャーして楽しい朗読パフォーマンスとトークの予定。

ぴあののことば@下北沢〈Com.Cafe 音倉〉 3月21日(水)13:00-13:30
 毎月恒例のランチタイムコンサート。今回もピアノ演奏と朗読をお送りする予定。

ミュージックメディテーション・ライブセミナー@赤坂カーサ・クラシカ 3月22日(木)12:00-15:00
 暗闇の音楽ライブとマリコランチ、そして共感的コミュニケーションとアートセミナーを合体させた、大変盛りだくさんで贅沢なイベント。内容が盛りだくさんすぎてアピールがうまくできず、まだ全然お客さんが集まっていない。皆さん、ぜひ来てね。

ボイスセラピスト1級講座 4月1日(日)10:00-13:00
 全4回シリーズ。毎週日曜日。
 1級資格取得者を対象に、夏以降にマスターコース第二期を開催予定。

現代朗読体験講座 4月7日(土)10:00-13:00
 このところ大人気の体験講座。申し込みはお早めに。

槐多朗読@明大前ブックカフェ〈槐多〉 4月16日(月)20:00-21:00
 満員盛況御礼のこのイベントも今回が3回め。
 沈黙の朗読シリーズのひとつとしておこないます。

人が手と指をこまごまと動かして残したものの楽しさ

昨日は今和次郎展とNVC勉強会の一日。
 昼前に新橋へ。おやじの街で昼ご飯を食べようと、そのへんの横道に適当に入りこんだが、店がたくさんならんでいて、道ばたにサンプルを出している。どれもこれもうまそうで、しかも安い。さすがにおやじの街。
〈旧月〉というビルの3階にある蕎麦と水炊きの店にはいり、イベリコ豚丼と蕎麦のセットを食べる。蕎麦がけっこうおいしくてびっくり。かなりびっくり。ここまでわざわざ蕎麦を食べに来てもいいと思うくらいのレベルだった。
 そこへかっしーも合流。参加予定だったみぞれちゃんは都合で不参加に。

歩いて汐留へ。スタバでコーヒー。隣の席の夫婦が針の糸通しに苦労していたので、手伝いを申し出る。うまく通らなくて苦労したが、ご夫婦が糸通しを持っていてその使い方がわからないだけだった。かっしーが糸通しを使って解決。
 パナソニックミュージアムで今和次郎展を観る。細密スケッチがびっしりで楽しいのなんのって。とくに若い頃の民家や民家の中の様子や風俗などのスケッチが楽しかった。カメラがなかった時代だったのかもしれないが、このように手と指をこまごまと動かして残されたものには、今和次郎その人の感触や体臭が感じられる。
 一筆箋、缶バッジ、絵はがきを買う。

羽根木にもどり、夜のNVC勉強会の時間までのわずかな時間を利用して、葉っぱのスケッチをする。イヌツゲ。
 7時からNVCの勉強会。講師はケンちゃん。10人以上の参加で盛況。げろきょからもさよちゃん、ふなっち、佐坂さん、先日体験講座に来た宮本さんも参加。

2012年3月の現代朗読体験講座参加者に聞く

現代朗読協会では毎月一回、体験講座を開催しています。
 その開催直後に参加者に「RadioU」に出演してもらったことはなく、これが初めてのことだと思います。参加してくれた4名の方に、体験講座を受けた感想やその他いろいろな話を、主宰で講師の水城が直接うかがいました。

 ケロログ「RadioU」で配信中。

音読日めくり3月15日:北原白秋「からたちの花」

「音読日めくり」を更新しました。
今日の音読日めくりは、北原白秋「からたちの花」です。

2012年3月14日水曜日

勉強会「人生を豊かにするコミニケーション」のお知らせ

NVC(Nonviolent Communication / 非暴力コミュニケーション)は共感的コミュニケーションなどとも呼ばれ、人々がお互いのニーズを尊重しあって心豊かに生きていくための強力なツールです。
NVCの詳細についてはこちらのウェブサイトをご覧ください。

今回はNVCについて興味がある、あるいはNVCについてもっとよく知りたい/練習したい/実践を深めたい、という人を対象に、短時間の勉強会を開催します。どちらか、あるいは両日、都合のようほうにお越しください。

◎日時 2012年3月14日/21日(それぞれ単独開催です)
    いずれも19:00〜21:00(少し延びる場合もあります)
◎場所 現代朗読協会「羽根木の家」
    世田谷区羽根木1-20-17
    電話:090-9962-0848
◎講師 安納献
◎参加費 3,000円
    この参加費は非暴力コミュニケーションの今後の活動を継続するためにつかわれます。
※お申し込みは現代朗読協会宛メール「info@roudoku.org」もしくはお電話で。

ちなみに会場提供のNPO法人現代朗読協会は、共感的コミュニケーションを使って運営されています。

ピアニストと手のメンテナンス

私のようにピアノの演奏をする者は、手のメンテナンスにはそれなりに気を使っていると思われているかもしれないが、実際にはそんなことはない。普通に手を酷使して生活している。家事もすれば、包丁も握る。大工仕事もするし、重いものも持つ。
 クラシック系のピアニストのなかには非常に気をつけて生活している人がいると聞く。重いものを持ちあげることはおろか、包丁など絶対に握らない。怪我でもしたら演奏家生命に関わる、というわけだ。有名なところでは、グレン・グールドが日常生活でもずっと手袋をはめて手を保護していたエピソードがある。それに近いような演奏家はいるかもしれない。
 私のように無頓着に生活していて、もし怪我したときはどうするか、という問題がある。実際に私はしょっちゅう包丁で指を切る。ひどく切ったときには、もちろん演奏に差し障りがある。
 じゃ、どうするのか。

 怪我した指を使わずに演奏するしかない。
 脳梗塞で右手が麻痺して動かなくなってしまったピアニストがいる。舘野泉さんという方だが、右手が動かないんじゃしようがない。左手だけで演奏している。それで立派に復活した。
 生きていればいろいろなことがある。包丁で指を切るだろうし、脳梗塞で右半身が麻痺することだってある。だからといってピアノを弾くことをまるごとあきらめることはない。できる範囲でやればいい。むしろ、その人の生活や生き様が乗っている音が出せればすばらしいじゃないか。それがその人の音になる。
 包丁でうっかり人差し指をザックリやってしまって、それが使えない状態での演奏。それはその演奏者の「いま」の正直な状態であるし、もしそれで演奏がたどたどしかったとしてもそれも含めて誠実な音だろう。その誠実なたどたどしさのなかでオーディエンスと共感できることをめざしたい。

 表現者はオーディエンスに自分の優位性を示すために表現をするのではない。ありのままの自分自身をその場に提示し、だれかとつながり、「いまここ」を共有するために表現するのだ。これは音楽に限らず、朗読を含むすべての表現がそうだろう。
 生活していること、老いていくこと、感じていること、そのすべてを誠実に提示できれば、それ以上の表現はないと思う。

 追伸。
 なんでこんなことを書き出したのか、いま思い出した。
 一か月くらい前から右手の第二中手骨に痛みが続いていて、ここ数日さらに痛みが気になりだしたので、医者に行ってきたのだった。レントゲンを撮ってもらったが、骨に異常はなく、筋肉の炎症が治らないだけだろうと診断された。消炎剤入りの湿布を処方してもらって、いまはそれを貼っているが、痛みが引かなければそれを抱えたまま演奏しなければならない。それはそれでどんな演奏になるのだろうと、自分自身興味がある。
 そんなことを考えていて、この文章を書きはじめたのだった。

音読日めくり3月14日:寺田寅彦「芭蕉の花」より

「音読日めくり」を更新しました。
今日の音読日めくりは、寺田寅彦『花物語』の「芭蕉の花」冒頭部分です。

2012年3月13日火曜日

2012年3月12日月曜日

映画「Pina/ピナ・バウシュ 踊り続けるいのち」を観た

3D映画とかどうとか、どうでもいい。入口で渡された3Dメガネは何人もが使った脂でギトギトで(洗わないのかね)、かけたらぼやけて画面がよく見えないほどだった。しかたなく、手持ちのティッシュペーパーでゴシゴシふいて使った。それでもまだにじむような気がしたが、映画が始まったらそのことも忘れた。
 始まった瞬間から最後のクレジットまで1時間44分、一瞬たりとも眼をはなすことができなかった。ずっと心臓がドキドキして苦しいほどだった。

 ピナ・バウシュという、いまでは故人となった人が、画面のなかに生きている。いや、正確には画面ではなく、踊りのなかに生きているのだ。
 彼女が踊り、伝え、育てた踊り手と作品があり、そのなかにピナが生きている。そのことを強く感じた。感じたのではなく、事実として受けとることができた。
 人が死んでなお生きつづけているということの実例が、ここにあった。

 コンテンポラリーダンスという方法は、伝統的なものや社会的制約、思いこみを取っぱらい、すべてから自由にあることで、人の肉体と存在の尊厳を取りもどそうというものだ。ピナはダンスという方法を使ったが、私はできうることならば朗読(=音声表現=身体表現)という方法でおなじことをやろうとしてきた。が、「ピナ」を観て、まだまだ私はとらわれすぎているし、自由にもなれていない、くだらないことをおもんぱかってばかりいることに気づかされる。
 大きな気づきをもらい、叩きのめされ、落ちこみ、同時に活気づけられ、勇気をもらいもした。

 そしてヴィム・ベンダース。
 まちがいなく彼の最高の仕事だと私は思う。ピナの振り付けに音楽を付け(普通は逆)、アートムービーとしてのクオリティを高めた。とくに後半はベンダースの映画表現として意識的に作りこまれ、それはピナのダンスと共演しながら最高のアートムービーになっていた。
 20世紀芸術であるコンテンポラリーダンスが、20世紀エンタテインメントであるムービー表現と結びついて、21世紀アートムービーとしての可能性を見せてくれているような気もする。

 いま、思うのは、ひとつ。
 もう一度観てみたい。
 付け加えるならば、現代朗読のゼミ生たち全員がこれを観てほしい。私が日頃いっていること、いいたいことが「ダンス」あるいは「映像」という形でここにある。

音読日めくり3月12日:福沢諭吉「学問のすすめ」より

「音読日めくり」を更新しました。
今日の音読日めくりは、福沢諭吉「学問のすすめ」の冒頭部分です。

2012年3月11日日曜日

音読療法マスターコースは実践へ、葉っぱのスケッチはお菓子のスケッチへ

午前10時から音読療法のマスターコース。ピリカさんが欠席したので、彩子、絽未、卯妙の3人。
いよいよ実践経験を積んでもらう段階に入ってきたので、マスターコース参加者が「2級ボイスセラピスト講座」を実施するという想定で、カリキュラムやこれまでやってきたことの確認作業をじっくりとやる。かっしーも来たので、実践相手として協力してもらう。

彩子さんがいよいよ勤めていた会社を退職し、独立するというので、昼食は退職祝いを兼ねて「水城鍋」をサービス。水菜と白菜と豚バラ肉をたっぷり使った鍋で、実はタレがミソ。みんな喜んでガンガン食べてくれて、最後のおじやまで完食。

午後もお勉強。音読のことや、共感的コミュニケーションについて、じっくり深めていく。共感的コミュニケーションについては、さらに練習と実践が必要だ。
この夏の終わりか秋くらいから第二期のマスターコースを開講する予定だが、いまの一期生にはそこでも腕を発揮してもらえるようになるとうれしい。

葉っぱのスケッチがついにネタ切れ近い感じで息切れしたので、葉っぱに執着しないことにした。目の前にあった昨日ふなっちが差し入れてくれた「小ざさのもなか」があったので、それを描いてみる。お菓子とか食品をスケッチするなら、ネタはけっこうありそうで、ちょっと楽になるかも。が、意外にもなかは描くのが難しかった。葉っぱのほうがずっと楽。